第二章 スライムヴェノム編

第1話 最弱卒業

毒針スティンガー〛と〚変幻自在〛を駆使して狩りを続けて3ヶ月程が経ち、今では周辺の魔物なら正面からでも倒せる様になって、完全に生態系の頂点に君臨してると言える。

 これなら移動しても余裕と思ったら…


『マスター、この周辺は魔素が薄い場所の為、同じ種類の魔物でも格段に弱いのです。移動してからも楽勝と思われると命を落とします』


 忘れてた(汗)ここって魔素が薄いんだという事を、大陸の中へと進めば魔素も濃くなるから魔物も強くなるんだね…

 それでも最弱からは卒業したのは確かなんだから、ある程度の自信を持って、次のステージを目指そうと思うのよ。


 それでも〚並列思考〛の言葉にビビった私は、更に1週間この地で狩りまくってレベルを上げてから移動する事にした。


 そして旅立つ日が来たの。

 取り敢えず南へ20km程度の場所に、森があるみたいなのでそこを目指す事にしたの。急に魔物が強くなると対処出来ないので、少し進んで魔物の強さを確認して行く予定。あくまで安全第一なので、森に辿り着く前に拠点を構える事になるかも知れないね。


 私は[槍蜂ランスビー]に変化して南を目指して移動開始するが、[潜空鳥]から奪った〚隠密〛を発動させてるので、魔物に襲われる事なく順調に進んでいると、[草原猪グラスボア]を見掛けたので、少しは魔素の影響を受けてるのか確認してみる。[草原猪グラスボア]頭上へ移動して頭に狙いを定めて〚刺突スピア〛で一突きすると、普段通り即死させる事が出来たので、先へ進んでも問題無さそうね。

 [幼虫]にすらビビって頃が懐かしい(笑)


 数時間、南へ移動して小さな林があったので、今日はそこで休息する事にした。


➖➖➖新たなスキル➖➖➖

〚隠密〛気配を隠して相手に気付かれ難くなる。レベルが上がると更に気付かれ難くなる。


➖➖➖ハルカのステータス➖➖➖

【名前】ハルカ Lv18

【種族】スライム

【称号】幼虫の天敵

【称号】蟲殺し

【HP】37

【MP】37

【体力】57

【敏捷】37

【精神】135

〚並列思考〛〚無限収納〛

〚変幻自在〛〚能力強奪〛

突撃ラッシュ〛〚刺突スピア

夜目ナイトビジョン〛〚音感知サウンドサーチLv5〛

毒針スティンガーLv3〛〚隠密Lv2〛

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