『寿命管理者』

やましん(テンパー)

『寿命管理者』

 『これは、またまた、ジョークである。』




 AIさんは、ついに、人類の寿命管理者となった。


 つまり、まずは、地球人類全体の寿命が毎年、決められる。


 それを、AIさんが、すべての人類各自に振り分けるのだ。


 その背景には、ほとんどの病気は治るようになり、あらゆる、偶発的な事故は起こらなくなったことがあるのである。


 だから、人類は、平均して、300歳は生きることが可能になった。


 しかし、AIさんは、各個人に、どれだけの寿命を振り分けるかを判断し、決定する。


 それは、毎年見直されるのだ。


 しかも、それは、一般には秘密にされていたのである。


 人類は、いまや、どんな病気も治ることも知らずに、事故なんてあるわけもないことをも、知らずにいたわけだ。どかあ〰️〰️😢ん。


 その事実を知っている人類は、ただひとり。


 それは、人類全てを代表する、世界巫女さま、のみである。


 彼女は、常に、世界王宮に、トータルAIさまと共に過ごしていて、人類との接触は、年に一回だけ。つまり、寿命確定月の前月の一日に、人類大統領と会うのみである。


 このとき、人類大統領は、寿命の延長を希望する人類を、自ら1000人推薦することができる。


 さらに、特別枠として、新世紀スペシャル寿命を毎年、100人に与えることが可能である。


 この100人は、各地域から推薦される一般の人達であるが、何のための推薦かの真実は、誰も知らない。『地球貢献賞』という、名高い賞が与えられるからである。与えられると、長生きするらしい、とは、言われていた。賞品に『長生きのもと』という、ジュースが贈られるが、これは、イミテーションである。



 しかし、それでも、これを巡り、各地域は、推薦時期になると、沸騰するのだ。


 殺人以外は、なにをしても良いとされている。

 

 重傷を負わせると、殺人になるかもしれないから、要注意である。


 ただし、参加する意思のないひとは、自宅に白旗に名前を書いて掲げる。


 参加する意思のない人に、危害を加えるのは、違反であり、厳しく処罰される。


 つまり、寿命の延長が3年間できなくなる。


 その間に何があるかは、AIさま次第である。


 早い話し、息抜きのお祭りであった。


 

 AI さんは、絶ち切ろうとする人に、あらゆる手段で、寿命の切断を試みるのだ。


 それは、まさしく、様々である。

 

 空中探査装置は、山ほど漂っている。


 あって、当たり前の光景だ。


 こいつから、殺人光線を発射するのは、良くある手段だ。


 映画みたいには、光線は分からない。

 

 ただ、空気を振動させる。


 もし、一回、上手くかわすと、ポイントが上がる。


 ポイントが上がると、狙われる確率が下がる。


 ビルの上から、何かが落ちてくることもある。


 でかい、カラスさんに襲われたりもする。


 殺人ごき軍団に襲われたりもする。


 ばななが、道にひいてあったりとかも。


 また、地面から、見えない速度で、瞬間的に手が出たりもする。


 亡霊に襲われたりもする。


 こうしたことは、つまり、当たり前の日常と、なんら変わらないことである。


 AIさまの仕業か、確率的な事象かは、AIさまと、世界巫女さまにしか分からない。



         🌏️


 

 『ふぁ〰️〰️。たいくつだな。一人でいるのは、さすがに、疲れたな。もう、かれこれ、1053年になるしな。』


 世界巫女さまは、あくびをなさった。


 『ふみたいや、摩耶真と、旅をした頃が懐かしいな。ふたりとも、もう、いないしな。そうだ、AIさまに相談して、あのふたりを、過去から召還しよう。』


 ふみたいや、摩耶真がいたのは、2000年は前のことだ。


 AIさまは、あっさり、ふたりの召還を認めたのである。


 ふたりにとっては、まさに、迷惑な話である。


 しかし、ちょっと年取ったふたりは、召還されたのだ!


        😨



 作者には、いま、この先を書く、元気がないのである。


 もしかしたら、書くかもしれないが。(プリンさんがでるお話の続きです。)


 ただ、時間は、戻ることは出来ないらしい。


 可能であるならば、宇宙は成り立たないからだ。


 しかし、いまは、つまり、その、AIさまが、まさに、登場したあたりなのである❗


         🖥️



 『ぴっ、きみ、要らないよ。排除。ぽい。』


       🚮


 

 


 

 


 


 


 


 


 

 

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『寿命管理者』 やましん(テンパー) @yamashin-2

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