第8話 彼が歩いてきた人生

 心の影……汚い部分の話。

 光輝の口からそういう言葉が零れてくるとは思っていなくて、青波の心は揺れた。

 確かにこちらの光輝は負を背負わされている。だから青波と共に生きてきたあっち側の光輝よりも幾分かネガティブな部分はあるだろうと思っていた。

 だが、何と言えばいいのか。こちらの光輝は明るく努めようとしているのに、それが報われていない匂いがする。それが彼の魂の影を余計にも濃くしてしまっている気がした。


「いいよ、話してほしい。何でも話してくれよ」


 一拍置いて青波が言えば、光輝が小さく頷いて口を開いた。

 緊張しているのか、アイスコーヒーを一口含んでから声を出す。 


「……俺、小さい頃から何をやっても不器用でさ、勉強も運動もたいした成績を残せなかった。負けず嫌いではあったから、勉強も運動もどうにか良い成績が欲しくて努力したつもりだ。でも、やっぱり身につかなかった。小学生から塾に通ってみたし、運動も小学生の時にミニバスケットボールのクラブに入ったりしてたんだ。だけど結果は、空回るばっかりだった」


 まるでアルバムを捲るようにゆっくりと話す。


「自分のことに一生懸命になりすぎて、気がついたら友達って呼べる友達がいなかった。昼休みも放課後も、ずっと一人で塾の宿題してるか、校庭でバスケをしてる同級生を教室の窓から眺めてるか……そんな感じ。それが子供心になんだかすごく嫌で、中学に上がったらもう少しマシな人生を歩こうって、そう思った」


 手元に落とした視線は上がらない。

 ずっと下を向いたまま、抑揚の弱い声で続ける。

 友達のいない光輝の姿が想像出来なかった。あっち側の光輝の周りにはいつだって友達がいて、彼はその中心のようなものだったから。


「だけど中学は小学生の時より周りのレベルも上がるんだよな。俺はバスケ部に入ったけど、結局三年生で引退するまで試合に一度も出られなかった。推薦で高校進学を決めたチームメイト達が羨ましかったし、部活をしながら勉強だって疎かにならないように頑張っていたつもりだったんだけど、やっぱり学力はそこまで芳しくなかった。この時初めて母さんに『情けない』って溜め息吐かれたよ」


 まぁ、当然なんだけどなと光輝が自嘲した。


「…………」


 光輝に対して何か声をかけるべきだと思うのに、うまく言葉に出来なくて黙ってしまう。

 青波は光輝の母親を知っているが、少なくともあっち側の光輝の母親がそういう悲しいことを言うとは思えなかった。いつも優しくて暖かい雰囲気のある人で、実の子ではない青波ですら大切にしてくれる……花の様に笑う人だったはずだ。


――こっちの世界の光輝の母親は……あっちと同じ人なんだろうか。


 出来れば……あの母親であって欲しくないと青波は思った。


「学力悪かったから、高校合格しなかったらどうしようって不安だったけど、なんとか今の高校に入学することは出来た。バスケは……高校で最後にしようって決めて入部したんだ。高校で悔いのない様に一生懸命やって、大学ではすっぱり縁を切ろうって。そういう思いも強くて本気で練習したからさ……高校になってからはたまに試合にも出して貰えるようになった。だけど結局練習のし過ぎで膝を壊した。その上チームメイトとはあんまり馬が合わなくてさ。多分下手くそな俺が練習するのは目障りだったんだろうと思う」

「そんなこと、ないよ」

「……いや、あると思う。監督も俺が毎晩残って個人練習しているのはよく思っていなかったみたいだしな。まぁ……怪我したことで結局球拾いに降格したし、それに練習は他の部員みたいに長時間出来ない膝になっちまったから、こんな感じで早々に帰宅することも増えて……もう実質引退してるようなもんなんだけどな」


 諦めたように笑って、背もたれにもたれて深くため息を吐く。

 ため息の中で「俺は昔から人にあんまり好かれないんだよ」とも言った。

 そんな姿を見ていると、段々と息をするのが苦しくなってくる。

 青波の知っている光輝は、こんな風に下を向いて話す人間じゃない。むしろ、いつも下を向いてネガティブな事を言ってしまうのは青波の方で、光輝はそれを励まして鼓舞する側だった。大丈夫、青波は悪く考えすぎなんだよと……彼はいつも背中を押してくれた。


 それが、世界が裏返ればこうだと言うのか。

 目の前の現実が現実であって欲しくなかった。

 思わず目をぎゅっとつぶってしまいそうになる。


「……なんかさ、」


 その間にも、光輝の言葉は雨の様に降る。

 しとしと、まるで梅雨のように。

 グラスを滴り落ちる雫のように。


「こんな事考えたらダメだって、ずっと口に出さないで生きてきたんだけどさ……たまにどうしても思ってしまうんだ」


 それまでに無い震えが声に含まれる。


「俺みたいな人間って……生きてる意味、あるのかな」


 あ、と思った瞬間。

 少しばかり顔をあげた光輝の両目から、透明な雫がぽたりと落っこちたのが見えた。

 ひゅっと、息が詰まりそうになる。

 光輝が、泣いている。

 そのあまりにも不器用な涙に、下手をすると消えてしまいそうな危うさを感じ取った。


「ごめん、みっともないな」


 己の両目から零れ落ちたそれを掌で受け止めて、そのまま両手で顔を覆った。


「俺より報われていない人なんか、多分たくさんいるんだ。俺は、我がままを言ってる」


 覆われたせいでくぐもった声が弱々しい。

 掌に押し上げられた前髪がぐしゃぐしゃになっていた。


「だけど……割り切れなくて。周りの奴らが羨ましいし……努力して報われる人達も羨ましいんだ。自分より後から始めた人達にも抜かれて、同じ位置にいたやつらには置いて行かれる。それが……辛い」

「…………」


 こういう時、澄花だったら彼になんと声をかけるだろうと考えた。

 気の利いた言葉の一つも浮かんでこない。見たことのない光輝の涙を前にして、脳みその中の機械が止まってしまったかのようだ。


 ――自分から全部話せって、そそのかしたくせに俺……。


 口に出してしまえば、それはもう二度と引っ込めることは出来ない。

 こちら側の光輝の心にずっと巣食っていた弱い心を、青葉自身が浮き彫りにしてしまったような気がして罪悪感が襲ってくる。風邪をひいたときのように背中がゾクゾクして、思わず唇を嚙み締めた。

 受け止めなくてはいけない。全てを……光輝の人生を救うためには、今、こっち側の光輝の姿も人生も、何もかも全てを受け入れなければ。

 そうわかっているつもりなのに、酷く動揺している自分に嫌気がさす。目の前の彼も……新庄光輝であることは変わりないというのに。


「俺も……光輝と、似てるよ」

「似てる……?」


 喘ぐように青波が口を開けば、光輝が顔をあげる。

 赤くなった瞳が見えた。

 

「……俺、両親がいなくてさ、いわゆる施設育ちなんだ。小さい頃にお前は普通じゃないって同級生に言われて……それがきっかけで、どうも人に歩みよるのが怖くて、友達もろくに出来なかったんだ」


 話し出した青波の言葉を、光輝は黙って聞いていた。

 なるべく深刻に聞こえないよう、合間合間にロイヤルミルクティーを飲みながら続ける。


「ようやくできた友達も、あっちから話しかけてくれたんだ。自分からは歩み寄れなかった。女の子と男の子の幼馴染コンビだったんだけどさ、施設育ちの俺を独りにしないようにって、いつも気を使ってくれた」

「……いいやつらだな」

「うん、俺には勿体ないくらい良い人達。二人と一緒の学校に行きたくて勉強も頑張った。二人はなんなく合格だったけど、正直俺はギリギリだった。高校に入るのと同時に俺は独り暮らしを始めたからずっとバイト三昧でさ。学校生活を謳歌する二人を少しだけ羨ましいなって……そう思いつつ、多分俺とはそもそも生きる人生が違うんだって、そう実感するようになってきた」


 何か言いたげな顔を光輝がしたのが見えた。だけど口から声は漏れない。恐らく「そんなことないだろ」と言おうとして、その言葉を飲み込んだようだった。


「勉強でもよくできるなら、大学へ行く道もあるかなと思ったけど、俺には人並み以下の学力しかない。友達みたいにこれといって得意なスポーツがあるわけでもない。バイトではよく怒られるし、時にはこっそり殴られる。へとへとになって帰っても、俺を待っているのは、いつも真っ暗な狭い部屋だけ」


 話していて、なんだか鼻の奥がツンとしてくる。

 光輝を慰めようと、俺も君と同じだと話したかったのに、いざ自らの身の上を改めて口にすれば、その情けない日々を形容した言葉達が心に突き刺さって、思わず目の前が滲みそうになる。

 泣いている場合ではない。

 そう自分に言い聞かせて、誤魔化すためにロイヤルミルクティーをもう一口ゆっくり飲み込む。


「何か特技でもあれば、勉強の才能でもあれば、何かが変わったかもしれない。真っ当な人生を送れたかもしれないって思うことがある。だから俺は光輝の気持ち……なんとなくわかる。俺は心の底で……みんなが羨ましくて仕方ない」

「青波……」

「何か一つでも、俺という人間が生きていたっていう証が作れる、そんな人間になりたかったんだ」


 自分自身の心の中を整理して、言葉にしたのは初めてだった。

 ああ、そうか自分は……自分という人間が存在したという証が欲しかったのか。自分の口からこぼれたその言葉が妙に心にしっくりきて、同時になんて難しい望みなんだろうかと思った。

 

 この先自分が光輝を助けて消えたとしても、きっとそこには自分の痕跡は何も残らない。

 何も、残らないだろう。

 すぐにきっと、佐伯青波という人間がいたことすら忘れられる。

 だけど、むしろ自分という存在には、その方がいいのかもしれない。


「生きた、証……か」


 青波の言葉を咀嚼するように、光輝が繰り返した。


「今の青波の話聞いて、ちょっと納得した。俺も……ある意味そうなのかもしれないな」


 泣いたせいで赤くなった目元をテーブルの紙ナプキンで軽くぬぐいながら、少しばかり笑う。

 雨の後の、晴れ間のような優しい笑みだと思った。


「俺はこういう人間なんだぞっていう、そういう証が欲しかったのかも。ブランド品になりたかった……っていうやつかな」

「俺からすれば、光輝は十分ブランド品なんだけどな」


 でも、そうじゃないんだよね。

 そう言えば光輝は素直に頷いた。


「求めるものに、振り向いて欲しかったんだ。全部じゃなくていい……全部じゃなくていいから……何か一つでも、俺はこれだって言える才能が欲しい」

「うん……わかる。わかるよ」


 俺には、君のことがよくわかるよ。だって、俺はずっと君を見てきた。

 そう、心の中で囁く。

 向こう側の光輝も、自分の求めたものには一直線に努力する人間だった。それは片割れであるこっち側の光輝も同じで、そして……どんなに報われなくても努力することをやめない。やめないから、諦められないから苦しいのだ。

 渇望するから、涙が出るのだ。


 ――やっぱり、光輝は光輝だなぁ。


 どんなに遠くにあっても、二つに割れてしまっても、魂の色は同じだとわかる。

 そして、自分がこの魂を救いたいと思った気持ちが間違いでなかったことも。

 例えこの先どんな苦しいことが起きるとしても、彼の魂には報われてほしい。

 

 手の届く距離にいる片割れを眺めて、青波はそう心の中で独り言ちた。


「なんか……不思議だな」


 赤い瞳を擦りながら、光輝が言う。


「青波には俺の汚い心のこと、なんでも話せるよ。今まで誰にも話せなかったのにな」


 鼻水をすすり上げて、どこか照れ臭さの垣間見える表情で青波を見た。


「本当、今日初めて話したって感じがしないんだ……さっきも言ったけどさ」


 なんでだろうな、と言う光輝に、なんでだろうねと青波も笑って返す。

 すっかり冷え切ってしまったポテトフライにようやく手を伸ばした。

 

「俺も、光輝とは今日初めて友達になったって感じはしない」


 あえて合わすように答える。


「ずっと昔から友達なんじゃないかってくらい、光輝はなんか落ち着くよ」

「青波も? 俺もなんかそれに近いものを感じる。だってさ、普通初対面の人間に自分の弱い所とか暴露できないだろ?」

「それは確かに」

「だろ? でも現に俺は今日出来た。なんかそれが信じられなくて……少し嬉しい」


 青波がポテトに手を伸ばすのを眺めていた光輝も、同じようにポテトを食べ始める。

 ようやく自然に目元を緩ませるようになった。

 緊張も不安もなくなった光輝の顔を見て少し安堵する自分に、心の中でお疲れ様と労ってやる。長く息を吐いてから、続けてみる。


「劣等も渇望も、不安も希望も……生きてる限りはずっとついてくるし、俺達みたいな人間からすれば隣の芝生が青く見える人生っていうのは、多分すっごく心が痛い」


 でもさ、と青波は言う。


「それでも……誰かがそばにいてくれて心を支えてくれていたら、多分人生はそんなに辛くないんじゃないかな」


 これは……ある意味で、この先を生きる光輝へのメッセージだった。

 青波が新庄光輝という人間を成功者という道から外した時、あっち側の彼は今目の前にいる片割れを取り戻してになる。成功が約束されている今の人生はなくなるわけであって、ひょっとするとバスケでプロになるのもかなり険しい道を行くことになるかもしれない。

 だけど、それでも、光輝には澄花がいる。もちろん澄花以外の友達だって彼には大勢いる。

 もしこの先どんな辛いことが待っていたとしても、きっとみんなが光輝の心を支えてくれるだろう。

 だから、

 

「大丈夫」


 光輝は成功者じゃなくなっても、きっと自らの手で運命を切り開ける。


「きっと光輝が歩く人生は、明るいよ」


 夕方に向かって傾く太陽が、ガラス窓から差し込んで二人のテーブルを照らした。

 グラスを伝って落ちた雫が宝石のように輝く。

 光輝の目を見てそう言ってやれば、彼の表情もまた、日向に出た子供のように柔らかく綻んでいた。

 少しは、こちら側の彼の魂を救ってやることは出来ただろうか。


「なぁ、青波」

「ん、何?」

「連絡アカウント交換しないか?」

「いいよ~と言いたい所なんだけど、残念。俺連絡デバイス持ってないんだ」


 咄嗟に嘘を吐く。

 本当はデバイスくらい持っているし、連絡アカウントもある。だけどそれをこちら側の光輝に教えてしまうのはきっとまずいことだろうと本能が告げていた。

 自分が存在したという形跡は、最低限に収めるのがこういう場合は最善だろう。


「え、本当かよ!?」

「本当だよ。さっきも言ったけど、俺一応苦学生なんだよ。デバイス所持するお金があったら生活費に回すって」

「うわぁ……青波って本当、俺なんかより何百倍も苦労してるんだなぁ」


 さっきは甘えた事言っちまったなぁと頭を掻くもんだから、いやいやと手を振って青波は言ってやる。


「苦労ってのは比較するもんじゃないよ新庄君」

「なんで突然先生口調?」

「この方が教訓として身に沁みそうだろ?」


 なんてふざけて言えば、光輝が初めて声をあげて笑った。


「じゃあさ、たまに会いに来てくれよ」


 取り出していたデバイスを鞄にしまいながら言う。


「心の支えがいれば大丈夫なんだろ。青波がたまに顔見せてくれると嬉しい」

「……もちろん、いいよ」

「本当か!」

「うん。デバイス持ってないお詫びに、俺が直々にたまに会いに行ってあげるよ」


 言った直後、今度は向こうから光輝の右手が伸びて来て青波の右手を包み込んだ。

 エアコンの風で少しばかり冷えていた青波の手があっという間に温もる。

 驚いて固まっていると、光輝の嬉しそうな声が目の前に落ちてきた。


「ありがとう、青波」


 約束な、と言う。


「わかったから! ほら、ポテトがもっと冷えちゃう前に食べきっちゃおう」


 照れ隠しも含んでそう話を逸らせば、光輝は嬉しそうに頷いて手を離した。



* * *



 ファミレスを出たのは、日がもうすっかりと西へと沈み終わりそうな時間だった。

 焼けたような赤い空が消えていく上で、濃紺の夜が広がっていた。細かい星たちも顔を出し始める。


 光輝とファミレスを出たところで別れて、青波はとりあえず何を目指す訳でもなく歩く。彼とはまた会おうと言う約束だけを取り付けて、あとは他愛もない話に花を咲かせて別れた。今日彼は、少しは心安らかに眠ることが出来るだろうか。


 こちら側の光輝との距離は思ったより遠くはなかった。だけど、彼がこれまでに歩いてきた人生を考えると……まだ本当のことを話すべきではないと思ってしまう。


 ――君の歩いてきた人生は、本当は表側の世界にいるもう一人の君が抱えるはずだった負を背負わされた人生だったんだよ……なんて、そんなこと言えるか。


 努力しても報われなくて、風船のように感情が膨れ上がって涙を流した彼の顔を思い出せば、そんなことを軽々しく口にするべきではないと思った。


 いずれ言わなければならないのは分かっている。言わなければ、ちゃんと理解してもらわなければ……魂をひとつに戻すことが難しいのもわかっている。


 だけど、全てを知った時……こちらの彼がどんな顔をするかと想像すれば、心が苦しくなる自分がいた。


「甘いなぁ、俺も……」


 決断したことを後悔している訳じゃない。

 ただ、友達の涙は、青波自身が思うよりも深い水溜まりを心に作った。


「でも、助けるって……絶対生かすって決めたんだろ」


 緩んだ紐をぴんと張らせるかのように、自分自身の頬を一度両手で叩く。


 こちらの光輝は、死ぬわけじゃない。

 元あった場所へ還るだけだ。

 そこを履き違えそうになる自分を正すべく、深く深呼吸をして息を整える。


 さっき青波に身の上を話した時、自分がどのくらい光輝と澄花に助けられて生きてきたかが、よく分かった。


 身に染みたのは、むしろ自分の方なのだ。


「光輝、すみちゃん……」


 二人の顔を思い浮かべると、会いたいという気持ちが胸の奥から湧き上がってくる。

 例え辛い人生でも、青波には二人がいてくれた。だから……恩返しがしたい。


 自分がいなくなっても、二人はきっと幸せに生きていける。

 だけど、青波にとっては二人がいない人生は耐えられない。二人には、ずっと互いの手を取り合って生きていって欲しい。そのためならどんなことだってするつもりだった。


「…………」


  一人になってふと思う。

 いつだったか、自分は高校を出たら二人と一緒にいるべきではないと思った。

 だけど、もうその心配はしなくていい。



 自分は……佐伯青波という人間は、この夏で消える。



 息を吸い込めば、夏の青い匂いが夜の匂いに混ざって肺を満たした。



 また少しだけ、涙が出た。 

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