第8話 レイスの勘違い

うーむ!アルバン王国とはまた雰囲気が違ってていい感じ~


俺たちは噴水の前に行って近くにあったベンチに座って休憩をした。少々

「ふぅ、この賑やか感、なんか久しぶりな感じがするなぁー」

色々騒がしいことはあったが、落ち着いて休憩ができるのはいつ以来だっけな

「そうですか?あまり久しぶりな感じはしませんが」


時の流れは一瞬だ、その時の感覚はなんとなくでしか覚えてない☆

あ、そういえば、この国にも冒険者ギルドあるかな。あるといいな、いろいろと便利だからな


冒険者ギルドがどこにあるか少し探していると

あれ獣人だよな?、あれって、冒険者ギルドか?!おお!

「ねえ君、聞きたいんだけどここ冒険者ギルドで合っているかな?」

獣人の小さな女の子がギルドらしき建物の前に立っていたので尋ねることに

この子、、気のせいか、まだ遠いし

「ん、ハッ」

無視、されたのか?もっと可愛くてもいいのに―(´;ω;`)

この世界、獣人は冷たいのかぁ?

「カイルさん、ここ冒険者ギルドで合ってますよ」

お、ないす、レイスさん!

「お、そうか、すまなかったな」

獣人の子はその場を立ち去って門の方向へ向かった


んんんん、


俺は冒険者ギルドの扉を開いた

「まぁ、2度目はさすがにないよなぁ、」


「あぁん?何だこのガキ」

あ、ありました、いかつい男がいました・・・

「えっと、状況確認などしに来ただけなのですが、」

めんどくさいやつには敬語を使うのが一番なのだろうか、めんどいなおい!

「あ、そうか、すまなかったな」

えぇ、めっちゃおとなしい、前のギルドの人とは大違いだぜ

「カイル、僕はここで待ってるよ」


ん?なんか騒がしいな、あいつらは何だ?   


「今日でランクSだな、クロム、レン、フレイ、本当にここまでこれたのはお前たちのおかげだ」

なんか騒がしいと思ったら、なんと、ランクSに昇格しているチームがいた、チーム名はタランというらしい、15人メンバーの中規模ギルドだ。

「にしてもSかぁ、俺とレイスはまだCだな」


そして一つ、話を聞いて分かったことがあった、、


ここが、ノイズのいる国じゃねえかあ!ってことは?さっきの獣人、あれがノイズ!?

「レイス、ちょっと急だが行くぞ!」


「何しにですか?」

それはもちろん

「ノイズを探しにだ!ここがノイズのいる国とのことだぞ!」


はぁ、はぁ、門の方向へ行ってたがいないな、依頼か?あぁもうこんなタイミングでかよぉ。

俺たちは門番の人にノイズが来たか尋ねてみた

「はぁ、なあ、獣人の子、みなかったか?」


「あぁ見たぞ、あの子確か森で魔物を狩るとか言ってたな、依頼ではなさそうだったぞ」


「ありがとう!」

森か、うーむい行くか


う、ううん、森に着いたのはいいが、この森でかすぎだろ、しかもあれは?魔物の死体だらけだ

あ、そういや俺飛行能力とかないかな


ステータスオープンっと


飛行関連スキル


検出されませんでした


あ、あぁ、俺やっぱ攻撃スキル多めなのね、あ!そうだ!明日に強化を集中、集中よし!

うぉおおおおお

カイルはありえないほどの速度で走って森の奥へ行った・・・レイスを置いて


森はカイルの走った後のせいで土埃がたくさん舞っていた


走ってる途中急に魔物が飛び出してきた

ピョン

「うわ!?なんだ?、ウサギ?いや、魔物だ」

どうしよう、構ってる暇もないしなぁ、手っ取り早い魔法で退治でもするか

スキル


名 ウインドバースト 対象を風で吹き飛ばす


「ウインドバースト!」

キュウウウ

よしこれで、、、、

「リツ!!誰が、まさかあのギルドにいた人、よくもリツを、よくも!」

そこにはノイズがいて、急に怒鳴りだしてきた、あらぶった声で


あれは?ノイズ?いた、ノイズだでも様子がおかしい

「ふぅ、ノイズ探したよ、やっと見つけれた、、お、おい、待て待て」

ノイズにどんどん冷気がまとわりつき、いかにも悪魔、というまがまがしい姿になっていた

頭には氷のつの、手には爪、おまけに剣までも。


いやぁ、まて。俺何も、まさか、リツってウサギ!?

「許せない、、アイスブレス」


「まずい、スキル改変、全属性魔法無効」

反射を改変したものだ、でも弱点がある、無効魔法や反射魔法などは常に発動ってわけではないから、力をためるために一瞬だけ隙ができてしまうことだ。


ふぅ、ギリギリだった

「話を聞いてくれ(強制命令)」

ノイズの姿がどんどん元に戻り動かなくなった

「なに、を、したの、うっ」


「すまない、リツ?とやらを攻撃したのはすまなかった、大丈夫だ!ウサギは生きてる、風魔法だったから」

ふぅ、あの時風魔法じゃなかったら相当まずかったぞ、生命の扉を使うにしろ、死んでいたところをノイズが見るともっと興奮するからな。

「ほん、とう?」


「あぁ、そうだ!そして俺はノイズ、君に会いに来た、力を貸してほしいんだ」

もう殺意はないようだから、強制命令は解除するか

「あ、うげる、、力を貸してほしい?ってどういうこと?」

まずはそこからかぁ

「獣人族はわずかな魔力の流れでも感じることができるって聞いて、俺にはそんなことできないから、ノイズが頼りになるかなって、ほら俺はあの時君が感知したやつだ、魔力制御解除」


ゴオオオオオオオオオ


カイルの魔力を目の当たりしているノイズも、さすがにちょっと膝がつきそうになった、急に大量の魔力を感じるからだろうか・・・

「ほんとうに、あのときのちからと同じ、でもなんで私の力が?」


「どうやらさ、この世界が危機に陥ってるらしいんだ、もしそれが本当なら、やばいやつがいるのかって」

魔王なんていたりしたら怖いもんだ、倒せると思うけど、

「ん-、いいの?私獣人だよ?」


「あぁ、いいんだ、楽しくやろうぜ!な?」

ちょっと信頼されてないのかな?

「う、うん、でもやっぱり、、、!?大きい魔力を感じた、森の外側!」


ん?なんだ?急に大きい魔力が?何かが生まれたのか?、

「レイス行くぞ、って、あれ、レイスいない、、、まさかレイスの魔力なんじゃあ・・・ってノイズもう行ってるー!!」


視点 レイス


「もう、どこ行っちゃったんですか、、、!?魔物!はぁあああああっ!よし」

カイルもいなくなったし、なんか寂しいな、寂しい?そういえば今まではカイルのおかげで寂しくなかったかも、、、うん、、、、、


ガサガサ


「ん?誰!?出てきて!」


急に出てきたのは、ノイズの戦闘スタイルだった、角のはやした、魔物のような姿。

「ん、大きい魔力を感じたから来たけど、人間だったか、」


「魔物!?やっつけないと、はあああっ!」

私はノイズが魔物だと勘違いし、キルストリークフルでノイズに殴り掛かった


ドーーーーーン

「ウグッ、なに、この人間、強い、しかも敵意がある?アイスミスト!」


「なにこれ!??動け、ない。しかもこの魔物傷が治ってる!?強い、もっともっと力を!」


覚醒を実行します


名 レイス(覚醒)


魔力数値 1890万↑↑

状態 覚醒


スキル シンキルストリーク (オーバーモード)

「うっ、この人間急に魔力が、あがって、」


「これで終わりっだあああ!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る