第6話 宗教
今日がいよいよノイズのいる場所の出発の日だ、恐らく長旅になるだろう、馬車を使ってでも2か月はかかるらしいからな。まぁ馬車では行けないような危険な大陸が間を挟んでるけどね
移動系スキルは使わないのか?って思うだろ?攻撃系ばかりです、瞬間移動だって敵の後ろにしか移動できないし、、、対象は肉眼に映る敵が対象だからな
「レイス、今日でこの国とはお別れだな、また来るだろうけど、」
「はい、そうですね」
よしいくか!
俺たちは馬車を持続して乗る金銭がないので徒歩で行くことにした、食料は一応で3か月分用意してある。依頼を必死にこなしたもんだ・・・
今日が旅の1日目最初も最後も何があるかわからないから注意をしないとな。
俺たちはノイズのいるロストム王国へ向かって歩いている
夜が来ると焚火を起こして野宿、近くにむらがあれば泊めてもらうこともあった
魔物が出ることもしょっちゅうだがそれも問題なく対応できた
「ふぅ、疲れたぁ、今日はいったんここで野宿しようぜ」
日も落ちて来たし魔物の少ないここなら大丈夫だろう
「それは?なんですか?」
ん?なんのことだ?あこれか
「これか?さっきの村でもらった旅のお守り、無事を祈るとかなんとか」
「そうですかぁ、素敵ですね!」
今日も平和、ではないか、
「レイスは寝ててもいいぞ、俺が見張りをしとくよ」
焚火を起こし野宿の準備が終わった、レイスはぐっすり眠ってくれた。
そんな夜中にどこかで叫び声が聞こえた、方向は森の奥だった
「キャアアアアアア」
ん?なにがあったんだ?レイス、はどうしよう、スキルインフィニティドーム
この中にいればレイスは絶対に襲われることはないだろう
俺はレイスを置いて叫び声の聞こえたところへ向かった
「な、なんだこれは!?森にこんな奴がいたとは、」
その見た目は流のような蛇のようなよくわからない見た目だった
「なにがあった?説明しろ!」
怯えた人が三人、
「わわ、私は悪くないぃいいい!ルルル、ルネイドが魔石をとったりするから」
言ってることからつまり、あのよくわからない化け物が守っている魔石をこっそり奪おうとしたわけか、どっちが悪いんやら。
「ルネイドはどこだ?」
明らかに魔石を持っている人はいないな、なん、だ?あれは
化け物の口から血と腕?が、
「おい!お前たちの仲間は全員で何人だ?」
もし食べられているとしたら見過ごせない、この魔物はどっちにしろ危険だからな
「よ、四人、、」
まさか本当に食べられているとは、しょうがない、範囲系のスキルを使うと巻き込むからベストはっとこれか!
「バックテレポート!、そして接触ERROR!」
グァアアアアアアアアグルウウウウウ
何とか動きは封じ込めたな、あとはとどめ。
そのままカイルはデッドゾーンをスキル改変を使用し手だけに出し、化け物に触れ消滅させた
「怪我はないか?はぁ、ったく、よるこんなところで化け物にやることじゃないぞ」
「本当にありがとうございまううううううぅ、でも、ルネイドが、ああぁああ、」
何とかできないものだろうか、スキルを探してみよう、ステータス
ん--
名 生命の扉、かぁ
1か月に1度使える技
1カ月に1度だけ死人をよみがえらせ呼ぶことができる
「しょうがない、貸しはしっかり返してもらうからなあぁ、生命の扉!」
「それはどういう?」
目の前に大きな扉が現れ開いた、対象、つまりルネイドが蘇った
「ここ、は?そういえば!化け物はどうした!?」
「ん?俺が倒したよぉー」
ルネイド以外は見ていて理解したが、ルネイドは戦いを見ていないためパニックになった
「え、えええええええええ」
にしても自分でも驚きだ、死人をよみがえらせる能力、1か月に1度とはいえこれはでかい
まぁ8万7千種類ほどスキルがあるからな
よし、ことが済んだことだしレイスのところへ戻るか、、、、
「んでお前ら、なんでついてくるんだ、、、」
「いやぁ、兄貴のそばが一番安全だから?」
いやなんでだよ!なんかめんどくさいのがついてきたが、まぁ旅は道ずれって言うしな。
仲間は多いほうがいいしね、足手まといだけど・・・
「はぁー、しょうがない、俺はカイル、今野宿をしていたのだが悲鳴が聞こえたので駆け付けたよろしく」
「私はぁ、マイン、そしてこっちがリーナとルネイドと、リプリス!よろしくぅ」
「一応俺は一人じゃない、レイスって人もいるからな」
朝起きたらレイスに事情を話さないとな
そして無事朝を迎えレイスにも事情を説明した
「そうですかぁー、すみません、僕が寝ている間に色々と」
レイスらしいけどレイスは悪くない、そうこいつらがワルイノダ!
「そういえばマインたちはどこへ向かってるの?」
「私たちは、トルイドルタウンへ向かってるの!よかったら一緒に来ない?」
うーん、方向的には一緒だから行っても損はない、てかどんな町なのだろうか
行ってみることにするか
「レイス、次はトルイドルタウンへ行くか旅がてら休憩だ!」
トルイドルタウンの話を聞く限り漁業で盛んな町らしい、魚、久しぶりに食べるなぁ
休憩ってのもあるが、俺は魚に興味をわかしていた
「この後の山を越えた海岸沿いにあるわ!」
おぉ!あれか意外と大きくてきれいな街だ、海もいい、空気もおいしい
「空気おいしいですね!カイル」
トルイドルタウン到着
おぉ、なんか屋台的なものもたくさんあるなぁー。
ん?あの人は?
「なぁ、あの人は何だ?なんか白い服を着た集団」
「あれはいわば宗教よ、まあ大体がでたらめだけどね、あまりかかわらないほうがいいと思う」
この世界にもなんかしらの宗教があるのか、白い服、神でもあがめているのだろうか?
「じゃあ私たちはここで、じゃな!」
「魚おいしそうなのが買えたな、どう調理しようか迷ううう」
はぁ、これほど醤油が恋しい日は無い・・・
「そうですねー、塩焼きがシンプルでおいしいと聞きました!」
結局あれから塩焼きの魚しか食べてないなぁ
おいしかったけどね、醤油があれば刺身もいけてたかなぁ?
完全にグルメじゃねえか
「僕ちょっと屋台まだ見て回りますね」
「わかった」
あれから結構経つが一向にレイスが帰ってこないなぁ、ちょっと様子を見に行こう
「レイス――、どこだー?」
「カイル!?助けてここです!」
あれは?宗教の人たち?
「世界のために我々はこの女は神にささげ奇跡をもたらせるのだ、魔力の多い女、巫女、これこそが神のいけにえとしてふさわしい」
何勝手なこと言ってるんだこいつら。
「バックテレポート、接触ERROR、、、!?なんでだ?どうして動ける?!」
何だこいつら、動きが止まらない、なら
「強制命令、レイスを離せ、、なんでだ!」
なぜかこいつら、接触ERRORも強制命令も効かない、調べてみるか、鑑定
操り人形
魔力 0
スキル 未所有
※状態 死体
死体?死んでいるのか?ならバラバラにするまで
「スキル改変、デッドゾーンハンド、バックテレポート!」
「うぅう、絶対に神は、お前に裁きを、あたえ、r」
ふう、強制命令とかが効かなかったときはびっくりしたよ
「大丈夫?レイス、レイス?起きろ、おい!レイス!!」
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