主夫のぼやき

第60話：まだ搾り取る気かぁっ!?

あまりのことに憤慨してしまった、さいとう　みさき　にございます。

やってくれたな厚生労働省!!

本気か？

103万円の壁と106万円の壁取っ払うだとぉ!?

現在正式にその案を提出するそうな。

さて、皆様このからくり、どういうことかというと。

正規社員の基礎控除が103万円から175万円（だったっけ？）になった場合、単純に手取りが増えます。

でも、パートやアルバイトが103万円（現在の安全牌を見ての金額）を超えると、個人として社会保険や厚生年金に強制加盟させられます。

そして企業側もその折版の分を負担します。

ここで正社員としてはもともと社会保険や厚生年金に加入しているので関係ないので嬉しいお話ですが、パートやアルバイト、そして企業側からしたらとんでもないことです。

まず個人。

パートやアルバイトで家計や生活の足しにしている人はこの壁が撤廃されると週20時間以上働いたら強制的に厚生年金に加盟です。

金額によっては社会保険も。　

で、どうなるかというと基礎控除103万円（現在）の枠以内なら所得税はかからないからここは非課税だけど、社会保険や厚生年金分はもらうよってお話！

つまり、非課税のところに目が行っている間に社会保険と厚生年金の分をよこせって話です。

つまり税金はかからないけど保険分は手取りが減るって話。

おいおい、冗談じゃないぞ？

さてお次は企業。

小さな企業や個人経営店は週20時間以内しか使わないか、そもそも人を雇わないで何とかする動きになるって……

だって、今までは社会保険と厚生年金いらないから使っていたわけなので。

週20時間くらいの労働力しか期待できないんじゃ、使わない方がましってなりそう。

しかも、最悪社会保険と厚生年金の会社側負担で事業継続が出来なくなって破産する会社も出てしまう。

要は企業側からするといいこと全く無し！

なんという国民をだまして搾り取ろうとしていることか！

でも、定年になったら年金とかもらえる額が増えるんでしょ？

そう思う人もいるでしょうが、自分が何十年後かにもらう時になった頃には高齢者の医療保険の個人負担を上げたり、現在も議論されている高額医療費の個人負担を上げる話など、年取っても介護保険料が上がるとか何やらで結果手取りの年金が少なくなる可能性の方がでかいわけです。

ここでちょっと別のお話。

為替の話ですが、ちょっと前に1ドル/160円超えた時に介入しましたよね？

その時に使った金額知ってますか？

約7兆円と言われてます、2，3日の間に。

で、現在議論されている103万円基礎控除の壁がなくなって175万円くらいなった場合4兆円の税の減収となるとか？

おいおい、2，3日で7兆使っておいてそれかよってなりませんか？

なんというか、お偉いさんの一言二言で為替なんてけん制できるというのに、それすらしないで大手輸出企業の利益ばかり優先させているわけですよね？

投資信託とか、大手企業の海外保有資産額知ってますか？

もうねぇ、頼むからラーメンくらい気兼ねなく食べられる世界にしてほしいですよ～。

皆さんはどう思います？