第41話:男性がBLに対して思う所(考察とも言うかな?)

中国から黄砂が飛来していると言う今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?

やっとBL小説(?)書き終わった、さいとう みさき にございます。


さてさて、今回ちょっとエッチな「私は魔王だけど、勇者に狙われないために早くバージンを捨てます!」https://kakuyomu.jp/works/16817330667122131558/episodes/16817330667122175402を書いている最中に、いきなりみさきSから「この男’s(メンズ)の絆が尊い! 異世界小説コンテスト」に参加せよとのミッションがありまして、相変わらずA4半分くらいの他の人が見たら絶対に分からないような謎プロットを渡されました。

中編物との事なので、何とかなるかと思い参戦でしたが、甘かった。


それもそのはず、お題は「BL」。

いや、コンテスト自体は「男たちの絆が尊い」がお題なので、必ずBLと言う訳ではないのですが……


で、「BLを熱く(厚く)語らないで!」https://kakuyomu.jp/works/16818093075117409334/episodes/16818093075125700774なども書いた手前、BLについて、いやでも詳しくなったと思っていたのですが、「魔王様の小姓」https://kakuyomu.jp/works/16818093073596532656/episodes/16818093073596574853を書き終わってつくづく思う事があります。


それは男性脳と女性脳の違い。


皆様、BLと聞いてまずは何を思い浮かべるでしょうか?

男性代表、さいとう みさき として言わせていただくと、「ホモ」なんですよね。

多様性が謳われる今日この頃、それ自体を否定する事は「差別」となってしまい、いろいろな団体から抗議が上がりそうとおののきつつ、これも時代かと理解はします。

が、率直に感じるのは「ホモ」であり、どうしても「あっはぁ~ん♡」になってしまうのが男性陣の本音だと思います。


対して女性陣は?

これは年齢やその方の趣向に大きく左右されますが、一つ言えるのは男性陣と違って「あっは~ん♡」に直結で無いと言う事。

そう、つまり即エロじゃないってことなんですね~。


これを読んでいただいている女性陣は「何をいまさら」とか思われていますでしょうが、ここが男性脳と女性脳の違いなのではないでしょうか?


男性も「百合」は遠くで眺めて「尊い」とか思う変態紳士もいますが、もし彼女らがその場で熱い口づけ何ぞかわそうものなら、もう脳内にはその先まで一気に想像してしまい、「むっはーっ!!」になってしまいます。

ここで最後まで具体的にどうなるかを書くと、女性陣にドン引きされるのでやめておきますが、もしこれが「ホモ」のものだったら?


女性陣は「うわっ!」となる方がほとんどではないでしょうか?

ちなみにこの「うわっ!」は、「尊い」ではありません。

多少、「尊い」になっちゃう人もいますが、基本「ちょっとリアルでそれはぁ……」と引いてしまう女性が大半でしょう。


ここが男性と女性の大きな違い。

そう、つまり女性脳だと「BL=即エロ」で無いと言う事。


これ、BL小説(?)書き終わって初めて気づきました。


女性陣はあくまで想像上やそう言ったコンテンツを脳内で美化して自分の求める形にして楽しんでいるのであって、決して即エロ的なモノを要求しているのではないのだと。

最近暴露されたうちの姪っ子たち、彼女らはまだ中学生です。

そりゃぁ、思春期で性的な事に興味もあるでしょうが、基本ちゃんと節度は守ってます。

で、そんな「若いのは好いねぇ」と違い、なうちのみさきSなんかは即エロなんで、私も今まで男性陣と同じものだと思ってました。


だがここが違った。


世間一般でいうBLとは、女性の望む奇麗な理想形のものだった。

男性諸君、ここテストで出ますよ?


そう、BL小説書くにはただエロ入れればいいってもんじゃなかったんだ!!


いやいや、こんなのわかんねーって!

そうか、求めているのはそれを見て読んで自分の脳内で二次加工されてむずむず、うっとり、そしてたまにむっはーして、同じ同志とキャイキャイできそうなモノが望まれていたんだ!!

そう思うと、半分読んで挫折したBL小説が何となく理解できてきました。


うーん、奥が深い。

と言うか、男性の脳ではそこに辿り着きません。


私?

いや、私はノーマルで巫女さん好きで、百合も嫌いじゃないですよ?

でも、長々とBLに触れて、やっと理解は出来ました。


ただ、理解出来たとそれが感情的に納得いったかは別物です。


そう言うもんなんだと理解したからと言って、「ここがいいよね~♡」と姪っ子に主人公の男の子が頭を背の高い男性にポンと手を置かれるシーンの何処が良いのか分かりません。

多分、この動作を見て推しのキャラだからすぐに姪っ子の頭の中では色々と妄想をしているのでしょうけど。

まあ、流石に壁ドン位されたら「おおっ?」とはなりますけどね(笑)。



男性陣のBLに対する感じ方と、女性陣のBLに対する感じ方ってここが一番違うんじゃないだろうかと思う訳です、はい。

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