小学生の頃・1

とりあえず、ここからは小学校低学年の記憶の話

時系列はバラバラです。

僕が入学した頃は、ゆとり世代なる途中。

土曜日に何度か学校に行ったことが何度かあった。


6年間通った通学路。

何かの工場の横を通っていたが、僕は嫌いだった。

工場からは機械の油のような、アンモニアのような臭いが漂っていた。

そこを通り過ぎると、横断歩道橋がある。

2、3年の頃か、下校中に同級生と悪さをした。

歩道橋の上から遊び半分で石を落とした。


僕はラグビーボールくらいの石を落としたことを今でも覚えている。

ゴツゴツして表面がトゲトゲしていた。

他の子より負けたくない一心で持ち上げたような気がする。

落とした岩は、粉々とは言わないが3つくらいになって割れた。


翌日、当然のことだったが朝のHRに担任の説教を受けたが

それより僕らが落とした石を拾ってきた担任の行動に逆に驚いた。

歩道橋の下は、多くの車が行き交う道路。

僕らが石を落とした場所は、ちょうど車が赤信号で止まる白線の上

それを全て拾ってきたのだ、未だに謎だ。


今度は、出来事というより視点を担任教師の向けてみよう。

1〜3年の時の担任の教師のことは、僕は大好きだった。

算数が苦手でよく居残りになった事はあったが、別に嫌じゃなかった。

でも大人になってから同窓会で友人たちに彼女の話をしたら


「あの先生?話し方が変だったよね?」


そんな返事が返ってきた。僕は気にしていなかったが、あとあと知ったのが

同業者の母曰く、出身地の訛りが入りながら生徒に接していたらしい。

僕には話し方それは、普通に聞こえてた。

あの先生は、僕はかなり良い人に思えたし気にならなかったのか?


次に2、3年の担任。1年の時の教師に変わり、後任は2年連続、同じ人だった。

既婚者で左手の装飾のない、シンプルな指輪をしているのをよく覚えている。

指の骨が太いせいか、いつも指輪を外す時は『指を切ってから外している』

というブラックなジョークを言っていたが、その指には縫ったような跡か

切り傷の跡があった。


よく休み時間になると、僕を含め5人の生徒に

「肩を揉め」「白髪を抜け」と戯れのような命令をしてきた。

僕は嫌じゃなかったが、今だと考えられない状況と言えるだろう。

余談だが、肩揉みに関しては僕はよく昼休みに

職員室に行って好きで先生たちの肩を揉みに行っていた。

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