【番外編】宗教の勧誘

ちょっと前に国のお偉さんが宗教2世に射殺された事件があった。

その頃からだろうか、宗教勧誘の洗脳が

いかに高度で人によっては依存性が薬物のように高いものかと知ったのは。


そこから僕の頭の中で中学2〜3の冬頃のあった出来事が思い出した。

通学中、もうすぐ校門前で自転車のスピードを緩めた時だった。

校門前の両サイドに二人の年配の女性がいた。


女性たちは門を通る生徒たちに何か小さな小冊子を渡していた。

僕もそれをもらったが、教室に着いてすぐに担任に没収された。

それは他の生徒も同じだった。

回収された小冊子は場所は忘れたが

教室の隅に堆く小さな塔のように積まれた。


没収される前に僕は実は読んでいて何となく今でも覚えている。

前半はイエス・キリストの人生が書いてあり

キリストが人々を救ったり、使徒と一緒に行進している挿絵があった。

他にも磔にされて処刑された描写、そこから生き返ったという描写も覚えている

僕の中には何も響かなかった、それ以前に


「あー、こんなもんなの?」くらいにしか思えなかった。

今考えると小冊子あれは一種の布教活動だったと確信した。

世の中何があるか分かんないもんだな。

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