武器屋の息子は調合鍋を造りたいらしい

 こつん、と軽い音がして、反射的に額を押さえた。


「いたっ」


 何事かと見上げると、シーアラが私を氷柱の様な視線で見下ろしていた。

 手には訓練用の剣が握られ、剣先向けられている。


「何すんのさ」


 頬を膨らませるものの、シーアラが言いたいことがわかってしまうから、強く出られず誤魔化すように視線を逸らした。

 剣と剣がぶつかり合う音があちこちから響いてくる。

 ベンチに腰掛けている私の隣に、ヘルメット一つ分のスペースを開けて座るシーアラは、座ってからも私を氷柱の様な目で見下ろし続けた。


「貴様、怪我でもしたいのか?」

「ち、違うし!そんなんじゃないし!」

「ならば、なぜ集中しない」


 シーアラの言うとおり、今日の剣術の稽古は集中出来ていないがために、散々だった。

 いつもならタイミング良く振り切れる剣も、一拍早く反応したり、逆に遅く反応したり。盾で防げる剣を防げず、慌てて一歩引いたり。

 危うく他の兵士にぶつかりそうになったり。


「しないんじゃなくて、出来ないの!違うんですー」

「ほう。剣術の稽古に集中できないと。随分な余裕だな」

「…別に余裕じゃないし」


 私情を持ち込むなと前に注意されている手前、思うように言い返すことも、負けじと睨みあげる事も出来なかった。


「薬師の娘の事か」

「ねぇ、シーアラのその情報はどっからきてるわけ?」

「前に貴様が自分で言ったんだろう」

「そうだけど、私にはそれしか悩みがないみたいじゃん」


 もっと他にも、思い当たりそうな悩みの候補とか、シーアラの中にはないのだろうか。


「決めていることなら、あるんじゃないのか」


 シーアラが私に、より一層厳しい視線を向ける。

 針に穴を通すような鋭い視線だ。

 それも、針の穴を覗き込んで私の考えていることを見透かす様な。

 目を見開く私とは反対に、シーアラは、鋭い視線のまま口を開いた。


「今の中途半端な状態では、ままならないだろうな」

「う、うるさいな、分かってるし!」

「ならばもっと集中しろ。私情は持ち込むな」


 シーアラの、氷柱の先の、尖った様な鋭い視線に背筋が凍った気がした。

 悔しいから思いっきり、あっかんべーを送ってやった。


 剣術の稽古が終わった帰り道、通りかかった広場に視線を向ける。

 メイが居るかと目を凝らすものの、夕焼けに染まった広場にメイの姿はなかった。


「はぁ…」


 思わず盛大なため息が漏れる。

 私の手を払ったメイは、思い返せば、泣きそうな顔をしていた。

 私がなにか、余計なことを言ってしまったのか。

 それとも、ただ反射的に私の手を払ってしまって、その事に、メイ自身も驚いたんだろうか。

 考えてもわからないけど、聞こうにも本人と会えないんじゃ聞き出すことも出来ない。

 とぼとぼと、帰路につく。背中が丸まって、なんか、情けない姿になってるなと思って、また、ため息が漏れそうになった。




   ***




 それから数日、メイとは話せてないままだった。

 いつもの時間に広場に行ってもいないから、時間を変えてみたりもしたけど、それでもメイの姿を見つけることは出来なかった。

 メイに避けられていると思ってたけど、もしかして、単に避けられているんじゃなくて、しまったんだろうか。

 初めての、そして唯一の人間の友達であるメイに。

 私が知らないうちに、傷つけてしまったんだろうか。それとも大人たちに、私とは関わるなと言われたんだろうか。

 いや、私が傷つけたならともかく、大人たちに何か言われて私を避ける様になったというのは違う気がする。

 大人たちが私を煙たがっているのは今に始まった事じゃないし、それでもメイは私の友達でいてくれた。今更、大人の言う通りにするなんていうのは、考えにくい。

 そう考えてみるものの、どんな理由を自分の中で想像しても、心の中のモヤモヤは晴れないままだった。


 軍の施設にある特殊構造の部屋でリオンと向かいあうものの、いまいち集中出来ない。

 ぼんやりとしているリオン以上にぼんやりとして、何をしないといけないのかとか、リオンが何を言ったのかの理解をするのに一拍遅れた。


「オマエ、今日、変。今日だけじゃない。最近、ずっと、変だ」

「んえ?ああ、ごめん」


 かざしていた手を降ろし首を傾げるリオンに、反射的に言葉を返す。

 何を言われたのか理解するのに時間がかかった。


「なんだっけ」


 この場にシーアラがいたら、きっと周囲の空気が氷点下まで下がりそうな視線と圧を、私に向けていたに違いない。

 私情を持ち込むなと言うシーアラの言葉が聞こえてくる気がするも、そのすぐ後には、泣きそうな顔で立ち去っていくメイの姿を思い出してそわそわとしてしまう。


水流ヴェースの、練習。けど、今の状態、キケン。やらない方が、良い」


 ぼんやりとした紅い目が私に向けられる。

 何を考えているのかはわからないけど、今は、リオンのそのぼんやりとした目が、確信をついているように見えた。

 ぼーっとしているはずなのに、印象とは反対に目力があるというか。


「え、いや、大丈夫だって!」

「だめ。今の状態で、やるの、とてもキケン。悩みの種、解決、した方がいい」


 付き合いの長いシーアラはともかく、リオンにまで、悩んでいることがばれてしまっていたことに深いため息をついた。

 解決した方が良いと言われても、そもそも本人に会えない状態なんじゃ解決のしようがないじゃないか。

 こっちが話しかけようとしても本人はいないし、避けられて、手まで払われて、どうしたら良いのかわからない。

 考えているうちに、どうしてか目の前が滲んできて、ぐっと下唇を噛む。両手でズボンの裾を力いっぱい握った。


「…ハイシア…?大丈夫、か?」


 リオンの戸惑った様な声が聞こえる。


「大丈夫じゃないしっ」


 何かが弾かれた様に大声をあげていた。

 リオンが悪い訳じゃない。寧ろリオンは全然関係がないのに大声で当たって、随分情けない事をしている。

 それは分かっているけど、一度勢いよく外へ吐き出されたモヤモヤは、止まる事を知らないかの様に吐き出され続けてしまう。


「ぜんぜんわかんないんだもん!何で避けられてんのかも、なんで拒絶されたのかも!広場行ってもいないし!だから話しもできないし!わかんない!」


 どうすれば良いのか分からない。

 しゃがみ込んで泣き出す私に、リオンは固まって、その場から動かなかった。

 みっともない、情けない姿にも泣きたくなる。

 だけど、メイはただの友達じゃなくて、私に道を示してくれた『大切な』友達だ。

 村長や村の人に何を思われようと反抗的な態度でいられたのに、たった一人の友達に嫌われたかもしれないと思うと、それだけで、心細くなってモヤモヤして、迷子みたいになってしまう。

 そしてそんな自分に、また、情けないと思う様になる。心の中がぐるぐるとして、どうしようもなくなってしまう。


 ふと、頭に柔らかい感覚が走った。


「大丈夫、大丈夫」


 随分抑揚のない『大丈夫』を口にするリオンの手が、私の頭を撫でる。

 撫でられたところが、妙に暖かい。

 だからなのか、次第に落ち着いてきて涙が引いていく。

 ぐしゃぐしゃになっているであろう顔をあげると、ぼんやりとした表情なのは変わらないリオンが、私と同じようにしゃがみ込んでいた。


「広場にいない。だったら、家まで行けば、いい。聞かなきゃ、わからない」

「それは…けど、メイの家族、ぜったい私のこと嫌いだし、会わせてくれないかもしれないし」

「行ってみないと、わからない」


 真っ直ぐと私を見る紅い目に、今度は、はっきりと力が宿る。

 リオンもまた、シーアラと同じだ。

 シーアラが針の穴を覗き込んで世界の全てを見透かすなら、リオンは、普段は倍率の合わない単眼望遠鏡だ。

 ぼんやりとしているのに、ふとした瞬間にピントを合わせて、人の悩んでいることをはっきりと覗く。


「オマエ、怖がってる。だから、わかってて、行かない」


 その目が「違うか?」と問いかけてくる。

 リオンは全部、分かっている。いつから分かってるのか、あるいは今分かったのか、それともただの当てずっぽうなのかは分からない。

 けどリオンの言う通りで、今度は言い当てられたのが何だか悔しくて、ぐっと唇を噛んだ。


「どうするべきか、オマエ、わかってる」


 頭に乗せられた手が、優しく動く。


「大丈夫、だ」


 感じた悔しさも一瞬で何処かへ行ってしまうほどの、優しい言葉だ。

 何だか勇気づけられた様な気がして、気が付けば、頷いていた。


「実技の訓練、その後でも、いい。行ってこい」

「…わかった。ありがとう、リオン」


 リオンの手が頭から離れる。

 私は勢いよく立ち上がると、部屋を飛び出した。


 リオンの言う通り、本当は分かっていたのに、無意識のうちに避けていた。メイが会ってくれないなら、こっちから家まで会いに行けばいいという事を。

 どうすれば良いのかもわからないし、何を話せば良いのかもわからないけど、薬屋に行けばメイが居るという事だけは、はっきりしている事なのに。


 軍の敷地を出て、思いっきり走る。

 村の大人たちが私を怪訝な顔で見ていたけど、気にならなかった。

 途中で広場に寄ってメイがいないかを確認する。やっぱりここには居なかった。

 いつもは通らない道を通って、薬屋へと向かった。

 思いっきり走って、脇腹が痛い。喉の奥から鉄の味がする。

 息を切らしながら薬屋の前まで行くと、昼間であるにも関わらず、お店のドアは閉まっていた。


「え、えぇ…?」


 思わず声が漏れる。膝に手をついて前かがみになって呼吸を整えながら、今度は項垂れた。

 なんだってこんな時に閉まってるんだか。


「おい!ハイシア!」


 後ろから聞きなれたデカい声がして、振り返る。


「何!今忙しいから後にして!」


 今日は青いオーバーオールを着たチャーリーに、思わず詰め寄った。

 閉まっている薬屋をどうやって開けてやろうか。そもそもメイの両親が会わせてくれるのか、どうやったらメイに会えるかをこれから考えなければならないのだ。


「おおおおおい!なに怒ってんだよ!」

「だから、今忙しいの!」


 後にして!と息巻く私とは反対に、チャーリーはビビった後に真剣な表情になって、口を開いた。


「メイの事だろ?」


 普段のガキみたいな笑い声とも、人をおちょくる様なふざけた声でもなく、いたって静かな、チャーリーらしくない声だった。

 私が薬屋に来た理由をチャーリーが知っている事にも驚いた。

 シーアラといい、リオンといい、どうして皆、そんな情報通なのか。


「話してやるから、ちょっと来いよ」

「メイに直接聞くから」

「だから、それが出来ないから俺が話すんだろ?」

「は?」


 出来ないとはどういう事なのか。

 もう一度、閉まり切ったお店の扉に視線を向ける。

 ガラスから覗く店内には、薬品が幾つも並んでいるがお店のランプは点いていない。

 外から見たんじゃ、人が居るのかもわからなかった。


「何かあったの?」


 私の問いかけに、チャーリーは首を縦に振る。


「わかった。広場で良いでしょ」

「おう」


 仕方なくチャーリーと一緒に広場へと向かう事にした。


 さっき通ったばかりの広場は代わり映えがなく、村の大人たちが集まって雑談をしていた。噴水の近くではパン屋のお母さんと子供が遊んでいる。今日は魔法の攻防はしていない様だった。

 二人でベンチに腰を降ろすと、チャーリーはすぐに話し出した。


「メイのやつ、薬の調合に失敗して怪我したんだ」

「は?!何それ!聞いてないんだけど?!」


 予想打にしてなかった言葉がチャーリーの口から出てきて、弾かれたように座ったばかりのベンチから立ち上がって詰め寄った。

 チャーリーは身を反らして「だから!」と強く言葉を返してくる。

 一先ず、チャーリーの前で腕を組んで仁王立ちで、話を聞くことにした。


「だから、お前には言うなってメイに言われてたんだよ」

「何それ」


 前言撤回。

 大人しく話を聞いているだけに徹する事は出来なくて、つい、口から言葉が出てきてしまう。


「悩んでたんだよ、メイだって。お前やセフィアには、はっきりした目標があるのに、自分はただ漠然と、お母さんみたいになりたいってのしかないって」

「意味わかんない」

「そうだろ?ハイシアにはわかんないだろ?だからメイも言わなかったんだよ」

「そうじゃなくて、話の内容がわかんないって言ってんの。はっきりした目標って何?どういう事?」


 片足の爪先が、地面を離れてついてを繰り返しだす。


「だから、ほら。セフィアには、守るために剣を振るいたいって、騎士になる明確な目標があるだろ?お前はその…みんなが思う勇者にはならない、自分の思う勇者になってやるって。勇者としてのお前を待ってるやつがイメージしてる勇者像を吹っ飛ばしてやるって」

「まあ…けどそれは、メイとか、シーアラが示してくれた道だし。そもそもそんな立派なもんじゃないでしょ、周りからしたら」


 大人はきっと、私が勇者としてやりたい事を話したら、怒るなり呆れるなりするだろう。

 シーアラぐらいだと思う。大人の中で、私のやりたい事を応援してくれそうなのは。それも勤務時間外モードのシーアラという条件つきで。


「お前はそう思ってても、メイはそう思ってなかったんだろ。だからずっと悩んでたんだよ。お前やセフィアみたいになれない、恥ずかしい、本当に薬師になって良いのかって」

「何でそれをチャーリーが知ってんのさ」

「はぁ?!そ、そりゃ、お前、メイが悩んでたから、どうしたんだろうなって…そ、相談に…のっただけだ!」


 途端に顔を真っ赤にして、チャーリーがもごもごと口ごもった。

 チャーリーがメイに対して顔を真っ赤にするのはいつもの事で、ある意味、目の前のチャーリーの反応も『いつもの事』の範囲に納まると言える。

 ただ、私じゃなくてチャーリーが、メイが悩んでたことを知っているのが気に食わないけど。


「お前がメイに声かけようとしてるのはメイも知ってたんだ。けど、どんどん後ろめたくなって、きっとお前に嫌われたって。俺だって、ハイシアがそんな簡単にメイを嫌うはずないって、これでも言ってやったんだぞ?だけどメイは、ハイシアの手を思わず払っちまったってさ。そんで、考えてたら薬の調合中にミスやって、怪我したんだって」

「なんかムカつく」

「は?メイがどんだけ悩んでたか、お前知らないだろ?」

「そうだよ、だからムカつくの。たった一人の友達が悩んでて、悩んでるのかなってのはわかってたのに、相談してくれなかった事も、頼ってくれなかった事も、本当の事話してくれなかった事も、全然気づかないで、なんで嘘つくのって追い詰める様なやり方しか出来なかった自分も、全部ムカつく」


 胸のあたりがモヤモヤとして、お腹は何故かキリキリとする。痛くはないけど、小さな岩がいくつかある様に重たく感じる。

 チャーリーでもなく、ただ前を睨みつける。


「初めてなんだもん。メイとこんな風になるの。だから、ムカつく」

「何だよ、俺の時には容赦なく叩きのめしたくせに」

「叩いてないし。避けてただけだし」

「俺のプライドは叩かれたわ!」

「知らないし」


 くわっ!と目を見開くチャーリーの事はスルーした。

 チャーリーのプライドがへし折られようがなんだろうが、チャーリーはセフィアと同じで、転んでも勝手に起き上がってくる。

 けどメイは多分、違う。きっと、転んだら、転んだことに悩んで起き上がれなくなってしまう。


「メイの怪我は?大丈夫なの?」

「薬品が腕にかかっただけだから、大丈夫だって言ってたぞ。大きな怪我じゃないって」


 チャーリーが言うなら、本当なんだろう。

 大怪我だったら、今頃、平然とメイの怪我について語っていないはずだ。


 深く、深く息を吐き出した。


「メイは、大人だと思ってた」


 今度こそチャーリーの隣に座って、噴水に視線を向けた。


「二本目のポーションが出来上がったって、嬉しそうに報告してくれた時にさ、言ってくれたんだよね。会いに行けばいいって。ああ、その、勇者としての私を待ってるやつの所にね。今は無理かもしれないけど、会いに行ったらいい、魔王を倒さない勇者がいちゃだめなの?って。その時のメイ、凄く強い目をしてたんだ。それが、大人に見えた。その時だけじゃないんだけど、メイは私よりも早く『大人』に近付いてて、私の一歩前を歩いてるんだって思う事があったんだ」


 だから、気付けなかったのかもしれない。

 メイだって、あの時の私と同じように悩んでいるんだって事に。

 背もたれに背中を預けて、ぐっと背を伸ばした。

 ムカつくぐらい空が晴れやかで、余計に腹が立つのに、一周まわって清々しいとさえ思えてくる。


「あーあ、まさかチャーリーに先越されちゃうなんてねぇ」

「あ、当たり前だろ!」

「はいはい、当たり前、当たり前」


 落ち着いたはずのチャーリーの顔が、また、真っ赤になった。

 ぼんっと音を立てて煙が一瞬吹き出そうになる勢いで赤くなるもんだから、つい、からかいたくなる。

 それと同時に、少し、私の心に余裕が出てきた事にも気が付いた。


「ねえ、チャーリーはどうなの?なんで鍛冶の修行してんの?」


 ふと気になったものだから、この、真っ赤な顔をして反発したそうにむっとしている、恋する男に聞いてみたくなった。

 みるみるうちに、更に顔が真っ赤になり、とうとう耳まで真っ赤だ。やっぱり、からかい甲斐がある。


「そ、そりゃ、その…め、メイが魔力のコントロールに悩んでたから…そういうのを助ける調合鍋が造りたかったんだよ!」

「え、武器屋なのに?」


 まさに一世一代の告白です!といった具合に、勢いよく口にした言葉が、調合鍋。

 予想外の言葉に、一瞬ぽかんとしてしまった。

 私の反応が気に食わなかったのか、チャーリーは目を吊り上げる。


「良いだろ別に!武器屋が鍋造ったって!」


 別に悪いとは言ってないけど。


「メイのためにねぇ…まあ、悪くないんじゃないの?」


 動機は私よりも不順だと思うけど、それも一つのきっかけで、目標だと思えば、ありなんだろうな。

 どこまでもメイの事を考えているのに、それが今のところ報われてないんだから可哀想にも思うけど。


 ただ、チャーリーの話を聞いて思った事もある。

 チャーリーみたいな動機や目標があったって良いんだから、母親みたいになりたいっていう漠然とした目標があったって、別に、良いんじゃないのって事だ。

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