悪人は天下を掴む?

【浜の真砂は尽きるとも世に盗人の種は尽まじ】


かの有名な石川五右衛門が

釜茹での刑で笑いながら言ってた言葉だったと思いますわ。


確かに悪党、もしくは悪人はいつの世の中ににもおるわけです。


正直何が悪なんは

わかったもんじゃありません


今だったら犯罪を犯した人が悪いとなりますが


よくよく考えてみてや?


源頼朝?

足利尊氏?

織田信長?

豊臣秀吉?

徳川家康?


まあ、みんな日本の世の中の代表格となり得る御仁たちなんですが


結局は人殺しをしてきた奴らだし

秀吉にいたってはウソつき疑惑まであるわな


まあ、天下を手にいれたやっかみも

ないわけじゃないですが


普通に考えてみて

いい性格ではないわけです


でも表向きは

【悪いことしちゃいけないよ~っ】

って100%言ってるじゃないですか


正直者で善人が天下取った試しあったかなあって思ってるんですよ


天下取った人間がやってきたことみるとウソ八百ならべてでも

ナンも知らない民を動かしてきて

しかも、自分のやって来た悪辣な所業については正当化してきたはずや


もしかしたらやけど

天下の必勝法 = 大ウソ吐きになる

ってことじゃないかって

思ったりしますわ


あのナチスのちょび髭おじさん

アドルフ・ヒトラーも


【小さなウソはすぐばれるが大きなウソは国をも動かせる】


と、くっきり言っちゃってるあたり


かなり口がうまいわけやんな

せやから、人は嘘をつくことはもしかしたら天下をとる大前提に成り立ってるような気がすんねん


今、儲けてる人も多分口がうまいはずやわ、ウソもあるはずや

だけどそいつを信じさせた結果

その富や名声を手にいれてはる


でも嘘つきは嫌われるし

悪人はめっちゃ嫌われる


その悪人と定める基準点なんか

やっぱり人間の感情や社会性の尺度にしかならんわけやわ


だから正義やら優しさとか

いい部分は毎度毎度基準点は変わるけど


悪の部分はまったく変わらへん


だからこそ

栄華を誇った者に待ち受ける

衰えはマジで可哀想なくらいやねん


裏切り、暗殺、死んだあとの遺産争い、没落、処刑もあったわ


憎しみがのし掛からないわけがないやろ?


だから感謝しないととか言ってるのも


殺生しちゃいけないというとる奴が

肉を食べてる様を見てるのと同じくらい滑稽やねんな


とまあ、悪いやつが天下を取る感覚になってくる今日この頃なんですわ


昨今じゃ、

うちら金がないのに増税~っ!

だなんて政治家も

同じ穴の狢なんかなぁ?


さて、そこでちょいと言わせてもろてええですか?


【勝てば官軍、それは悪であろうと善であろうと勝者の言い分が歴史を造り、そして負ければけったくそいわれる。】


まさにその通りでんな

古事記かて

大日本史かて

あまつさえ、歴史の教科書も

勝者の言い分が大半

敗者の言い分が出てる歴史は

新撰組くらいなもんが常識的に出てるだけやな


歴史の本質ってのは

勝者だけじゃなく、敗者の歴史も見やんと分からんよな?


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