第2話 表裏
「計画通り」
はたから見ればひとりごとを話している変人に見えるだろう。普通の人であれば。
私は
「嘘泣きはできていたかしら?」
そう、先程の泣き声は嘘である。
「まさか、本当に断ってくれるなんて思っても見なかったわ」
断られたのは心が痛むけど、別にこれからの計画の結末を考えれば些細なことね。
「やっぱり……海渡くん海渡くん海渡くん海渡くん海渡くん海渡くん海渡くん海渡くん海渡くん海渡くん海渡くん海渡くん海渡くん海渡くん海渡くん!あの時からだぁぁぁい好き!」
いま、海渡くんは
「私の計画が成功すれば海渡くんは私の物になる……私のものに……ならせてみせる……」
さて、これはまだ計画の一段回目、二段階目の計画に移ります。
二段階目の計画というのは私がフラれたというのを海渡くんの名前を伏せて噂として流してもらいましょうか。噂だけは好きな頭の回転の遅いお馬鹿さんたちに。
「ふふ、海渡くんに罪悪感を抱かせるのは申し訳無いとは思うけど、私にあんなことをして好きにさせたあなたが悪いのよ?ねぇ、海渡くぅん?」
周りには誰もいないけど、人から見れば私はおかしいのかしら? 海渡くんもおかしいと思うのでしょうか? う〜ん、私がボロを出して海渡くんにこの性格がバレなければいいかな?
「そうだわ!計画がバレた時の対処法も考えておきましょうか?」
思い立ったが吉日です。早く帰って計画を練りましょう。
「るんるん、ふんふ〜ん」
鼻歌を歌いながら今後の事を考えていると家が見えてきた。
私の家は簡単に言えば、塀が立ち並び縦と横の長さが大体110㍍位の庭です。そして噴水があります。そのまんなかに大きな洋風のお屋敷が立っています。
家は正確な大きさは覚えていませんが40㍍位の、見た目は白い壁に灰色の屋根の西洋館風の屋敷です。
「ただいま帰りました」
「「おかえりなさいませ」」
家にはメイドさんが三人います。皆とても優しい人たちです。……そういえば海渡くんを初めて家に招いたときにメイドを見た時は「メイドがいるのか!?」と言ってましたね。
「荷物お預かりします」
「ありがとう」
荷物を渡して私は部屋へと向かいました。
「さて、海渡くんに計画がバレた時の対処法を考えましょうか。ふふふふ……」
なぜこの私、|
さてどこから話しましょうか?
――――――――――――――――――――――――
作者の言葉
アストルフォが男の娘だなんて信じられない。なぜ生えているのだ! 解せんな!
☆は少し星いかもしれない。面白かったら♡を押してもらえたら作者が狂喜乱舞します。(文章がおかしい)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます