第7話 笑顔の配達員

 20代後半の女性配達員がいた。

今の会社に勤めて二年目だ。

女性配達員「おはようございます!」

元気いっぱいの素敵な笑顔を浮かべて

同僚に挨拶する。

同僚「いつも明るい笑顔で元気がいいね!」

と声をかける。


 この会社を含めてお客さんも

皆、彼女の心の闇を知らない。

彼女は可愛くて美しいが純粋さゆえ

同僚やお客さんと接するとき苦労している。

心をすり減らして笑顔を振りまく。

彼女が人を癒す笑顔をつくることしか思いつかないし

又それ以外出来ないのだ。

何歳まで純粋でいられるだろうか。

彼女の心の悲鳴はどんどん膨らんでゆく。

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