音楽ランキング 若手編 女王蜂

女王蜂 Sランク


死ぬまでに聴かないと損する若手度 93 Sランク


【解説】

それはたしか、深夜の若手ミュージシャンを紹介する音楽番組でのことだった。


その番組内で女王蜂の『金星』のミュージックビデオが、突然流れ始めたのである。(ユーチューブの公式さんでは初出が7年前となっていたため、その頃には既に出会っていたことになる。なにしろ深夜の音楽番組だったため、そのミュージックビデオの内容も相まって、自分は『幻覚』を見させられているのではないかと、こんな番組やミュージシャンなど本当は存在しないのではないかと思ってしまったことをよく覚えているwww)(?)


これまで音楽を聴いて衝撃を受けたことは何度かあるが、この女王蜂を初めて見た、いや、初めて『遭遇した』時も、筆者は本当に衝撃を受けた。


なんじゃこいつら。


なんじゃこの音楽、この世界観。


メンバー全員が国籍も性別も年齢も不明なような(というかもうそんな人間が定めた概念を軽く超越してしまっているような)衝撃のビジュアルから始まり、その個性ありまくりんぐの歌唱や演奏に完全に度肝を抜かれてしまったのだ。(筆者もそれまである程度音楽を聴いてきた自負はあったため、バンドの世界観を含めてそれまでに全くない『異次元の音楽』だったことは間違いない)


特に筆者がショックを受けたのは、ボーカル『アヴちゃん』の『男性と女性が絶妙に同居している歌唱』というか、あるところでは男性の低音、またあるところでは女性の高音を使い分けるという、これまでに全く見たことも聴いたこともない、『これはこの人にしかできない』という強烈な個性溢れる歌唱。


これは本当に凄いし、こういった人には真似できない『個性』の部分を筆者は高く評価すると決めている。(何故なら、人と同じものであればもうその人でええやんとなるし、人と違う表現でなければ世の中に新しく誕生させる意味がないと思うからだ)


ああ、音楽でプロになっていくのは『こういうやつ』なんだろうなと、当時感じた記憶がある。


その深夜の音楽番組での、あまりに衝撃的すぎる『遭遇』からはや7年、そこから順風満帆に行っているのかなと思いきや、メンバーの脱退だったりバンドが崩壊寸前までなったりと、数々の困難や苦悩があったようだ。


最近では『0年0組-アヴちゃんの教室』という番組で、久しぶりにアヴちゃんに遭遇したのだが、まだまだ頑張っているんだなと嬉しく思ったし、これからも頑張って頂きたいと思う。筆者が衝撃まで覚えるバンドは滅多にいないので。

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