音楽ランキング 若手編 Sランク以下色々詰め合わせセット
今回の音楽ランキングは、厳正なる採点の結果(?)Sランク以下となった若手ミュージシャンを、まとめて解説していきたいと思う。
【あいみょん】 70 Bランク
最近なにかと話題になっているミュージシャンだが、筆者としてはそれほど高く評価はしていない。
が、けして才能が感じられない訳ではない。
声も悪くないし、詩も曲も歌唱もそれなりであり、聴こうと思えばそれなりに聴けるのだが、自らCDを購入してまで進んで聴きたいとは思わない、そんなレベルである。(いや、ランクちゃうんかい)(?)
前回ベタ褒めした吉澤嘉代子と比較するとその差は歴然だと思うが、Cランクは流石に厳しすぎるため、評価はギリギリ70のBランク。
このレベルであれば、あいみょんの音楽を好きだと言う人がいても、別に不思議はない。
【日食なつこ】 89 Aランク
とても良い。
ピアノの演奏技術が非常に高く、最高に『聴かせる音楽』である。
正に『音を楽しむ』といった感じであり、万人に自信を持っておすすめできるレベルにある。(いや、だからランクちゃうんかい。さっきからレベルレベル言いすぎやろ。もうランクマスターじゃなくてレベルマスターに改名しろや)(?)
その辺のくだらない音楽を聴くぐらいなら、こちらを聴いた方が余程ためになることだろう。
天才との比較により89のギリギリAランクとしたが、Sランク評価でも何ら問題はなく、じゃあSにしろよとファンの方には言われそうだが、今後の更なる飛躍に期待ということで、どうかご勘弁頂きたい。
個人的には『傘はいらんかね』という曲が好きだ。
【DAOKO】 80 Aランク
ぶっちゃけ聴く前はかなり懐疑的に見ていたのだが、今回良い意味で一番驚いたシンガーである。
これは悪くない、どころか、むしろ良い部類に入る。
聴いてもいないのに食わず嫌いはいけないと感じ、平身低頭平謝りさせて頂きたい心境である。
『水星』で相対性理論やPerfumeのような歌唱をしたかと思えば、『同じ夜』で水曜日のカンパネラのような妖艶な雰囲気を出したり、『打上花火』で少女のような非常に瑞々しい歌唱を見せたりと、表現に艶と幅がある。
万人向きかと言われると難しいが、どちらかと言うとJ-POPよりアニメ寄りの印象ではないか。
DAOKOは歌手にとって何より必要な、『いい声』をしている。
ただ、前述したように、現状『〇〇のような』と言われてしまうことは確かなので、その分評価を下げさせて頂いた。
しかし、天はニ物を与えずと言うが、この方は声もいい上に凄い美人であり、思いっきり何物も与えすぎていると思うのは気のせいだろうか。
多分神様が、人に与える分を間違って何個も付けてしまったのだろう。
別に美人だから評価が上がっているという訳ではなく、音楽ランキングでは純粋に音楽だけを評価するのが筆者のポリシーなので、安心して頂きたい。(誰に?)
【フレデリック】 89 Aランク
日食なつこと同じく、久々に音を聴いていてとても楽しいと感じるバンドである。
歌詞に特に意味はなく、頭に残るキャッチーなフレーズの繰り返しなのだが、それが余計にメロディーのポップさを際立たせており、この場合はむしろ良い効果を生んでいる。
ボーカルの声にクセがあり、歌唱力もそれほど高くないと思うが、別にそこで売っていこうというバンドでもないため、とりあえずリピート必須のメロディーを聴け!!ということだろう。
何より特筆すべきはその卓越したポップセンスであり、これほど聴くだけで楽しい音楽は、長い音楽の歴史の中でもあまり記憶にない。
通常この手のバンドは『オドループ』だけの一発屋に陥りがちだが、その後の楽曲も同等、或いはそれ以上のクオリティを連発しており、本物のセンスと実力を持ったバンドであることが分かる。
Sランク認定でも一向に構わないのだが、筆者がこれまでSランク認定してきたミュージシャンのように、心から感銘を受けるような深遠な芸術性は感じられないため、今後の更なる成長に期待してギリギリAランクに留めることにした(とはいえ、このバンドは純粋に音を楽しむバンドであり、それを求める方がナンセンスなのだが)。
アマチュア時代、後述する『ジ・オーラルシガレッツ』にオーディションで敗れたらしいが、はっきり言ってこちらのセンスの方が数段上であり、人にオススメするとしたらこちらのバンドだと即答できる。
プロに入ってから急激に伸びたのか、それとも審査員の目が節穴だったのか、真相は闇の中だが、プロに入ってしまえばスタートは一緒、誰の判断が正しかったのか、数年後はっきりしているだろう。
【ジ・オーラルシガレッツ】 70 Bランク
プロになってフレデリックと大きな差が開いたなと思うバンド。
前述の通り、アマチュア時代フレデリックを退けてグランプリに輝いたらしいが、個人的な感想ではフレデリックの方が数段上である。
無論、グランプリに輝くだけの確かな実力があり、悪くないどころか充分に聴けるのだが、如何せん個性が足りない。
長い音楽の歴史から見れば、その音楽性には何の変哲もなく、フレデリックの圧倒的なポップセンスには到底敵わない印象である。
先に消えるとしたら、フレデリックではなくこちらのバンドではないかとは思うのだが、必ずしも良いものの方が売れるとは限らないのが、日本の音楽業界の難しいところなんだよなぁ……。
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