感想11「江津レイクタウン」作者 小濱宗治 様
次の感想は、小濱宗治 様の「江津レイクタウン」についてです。
https://kakuyomu.jp/works/16817139555330810542
押しの強い主人公、恋には臆病だけど、曲がったことが嫌い。
そんな主人公の脇を固める登場人物、誰も彼も個性的で面白かったです。
ネタバレ感想書きます。
主人公、東城里子。人情深いがなんていうか荒っぽい。
入水自殺未遂した美女ー真子への慰め方が、破天荒でした。稽古をつけるまではいいとして、殴り合いに発展するとは。
それは美女も怒りますな。
怒りは全てを凌駕するのでしょうか?
真子との出会いは野犬に襲われた事。その野犬事件の解決を通して、真子は生きる力を、里子は勇気をもらう。
里子は勇気がある女性だけど、恋とか人間関係にちょっとだけ臆病な気がしました。
真子の無くしたものを探す過程で出会った少年。家庭内暴力を受けていて、それが救われて、すかっとしました。
真子は幼い時に誘拐解禁、それは彼女の性格に影を下ろす。それから愛する人と出会いによって人生に光が射す。けれでも死別して再びドン底へ。
少年が救われたことで、読者である私の気持ちが少し軽くなった気がします。
剣道の修練シーン、悪漢との戦い、どれも臨場感があって、痛みを感じさせる描写でした。
狂犬こと泰十郎の強さは別格ですが、ほかの戦いはリアルティがあり、ぎりぎり感がよかったです。
企画にご参加いただきありがとうございました。
次の感想は、赤い向日葵 様の「巨大掲示板にて。」です。
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