お互いの家で
誕生日会
翌日、通学のスクールバスで隣の席に座ってお互いの誕生日について改めて話していた。
花の節句がひな祭りで女の子をお祝いする日で
まだ桜が散ったばかりにあるお願いをする。
「
するとクスクス笑って気が早すぎるよ。その前に
自分の誕生日会をして欲しいからその話をしたつもりは全くなかったが、ゴールデンウィークでお休みのこともあって開催されることが決まった。
学校に着いて下駄箱に向かう
この前、入学式の時にクッキーを持ってきてくれただけでも嬉しいのに自分のために誕生日会を開いてくれると聞いた時は嬉しくて陽気にスキップしてジャンプをするほどだった。
下駄箱に上履きに履き替える時に我に返った。
小学校1年生が嬉しくてスキップをしたり、ジャンプしたりと
授業が終わって再びスクールバスに乗って寝る。考えていることは早くこどもの日にならないかな、
隣に座っていたその
歳上のお姉さんを呼び捨てにする?そんなこと出来るわけがない。でもあのかわいい声で起こしてもらうのは嬉しいし、隣の家に住んでいる特権だなと感じていた。
こどもの日、当日を迎えて
「
その話を聞いてかわいいと思ってくれているということは嫌いではないのかな。年下だからかわいい、そうだよな。こんなかわいい女の子が自分のことを男として見ているわけないよなと実感した瞬間だった。
それでも歳下で弟のような存在って言ってくれるだけでも嬉しいと思わないとな。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます