目的地
自分が迷子だとは
家族と合流を果たした
その話を聞いてお父さんとお母さんに迷惑をかけたことを反省をして
人助けをしたと思っていたのに自分の家族には何も告げなかったせいで自分が迷子だと思われてしまったな。とりあえずさっきの女の子が家族と会えたならそれでいいか。
そう考えて歩いているとこの日の目的地、
料金を支払い、脱衣所の前でお母さんと別れた。
人生で初めてお家以外のお湯に浸かることもあり、嬉しさとどんな感じなのかと思う反面、地面に足が付くのかという不安もある。
緊張の面持ちで扉を開く。
タオルを持ってまず、かけ湯をして進むと何種類あるのか分からないくらい温泉があって更に外にも露天風呂が鏡越しにいくつも見える。
せっかく来たからには全部制覇したいと少しお湯に入っては違うところに入ってを繰り返している
ゆっくり浸かりたい気持ちよりも全部のお風呂に入りたい気持ちでゆっくり入りたいお父さんを困らせていることは何となく分かっていた。けども次、いつ来られるか分からないと思う気持ちが勝ってしまう。
数時間かけて全部のお風呂に入り切った
もう少しゆっくりと入っていたかったなとお父さんの顔を見るとそのような表情が見えた。待っている間にソフトクリームを食べていると女の子が近づいてきた。
「さっきは泣いている所を助けてくれてありがとう。おかげでパバとママに会えたよ。じゃあね」
握手をしてその場を去って行った。
長い髪の毛をツインテールにして揺らしていた。世の中にはあんなかわいい女の子がいるのかと思う瞬間だった。またどこかであの子に会いたい。
しばらくしてお母さんがやって来て全員で晩御飯を外で食べて
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます