第3話「永遠の命」

小十郎が居た世界で出会ったオビト、セイラ、大谷と門倉雪菜、橘美桜。

だがそこに、組織からの刺客の女マゼンダが現れた。

マゼンダは毒を持つ恐竜シルニトサウルス怪人に変貌し襲って来た。

クロスセイバーと光姫が戦う!

クロスセイバーが攻撃を仕掛けシルニトサウルス怪人の気を引く。

その隙に光姫は背後に回りクナイを投げ付ける。

「フンッ……効かないよ!!」

シルニトサウルス怪人はクナイを払い落とす。

「くっ……」

そして光姫に攻撃を仕掛ける。

「うわっ!?」

だが、光姫は『変わり身の術』で攻撃をかわす。

「くっ……流石忍者ね……」

「よそ見してんじゃねぇー!!」

今度はクロスセイバーが攻撃。

だが、シルニトサウルス怪人は高くジャンプし攻撃をかわす。

そして、毒牙でクロスセイバーに噛み付く。

「ぐわっ!?」

「しまった!?」

クロスセイバーの左腕に噛み付いたシルニトサウルス怪人はそのまま毒を流し続ける。

「ぐぁぁぁぁっ!?」

クロスセイバーは毒を喰らい苦しみだしその場に倒れ込む。

クロスセイバーは変身が解除。

オビトの姿に戻る。

「オビト!?」

「クソッ!」

大谷が銃を向ける。

そして引き金を引くとショックビームがシルニトサウルス怪人に命中。

「ぐっ……」

「これで奴はしばらく動けない。今の内に場所を移すぞ!」

「早くこっちへ!」

セイラが光姫を呼ぶ。

光姫も頷いてセイラ達の方に走る。

大谷がオビトを抱える。

「よし……良いぞ」

「ちょっと……どうすんの?」

「任せて」

セイラは瞬間移動の魔法を使いその場を離れた。

「お……おのれ〜……」

シルニトサウルス怪人も追い掛けようとするが、体が動かない。


セイラの魔法でこの世界に到着した所まで来た。

「よし、良いよ。オビト!」

セイラはオビトに駆け寄る。

大谷はオビトを寝かせる。

「すっごい……何がどうなってんの?」

「治せるか?」

「毒消しの薬でもあれば良いんだけど……今持ってないし……私も毒を抜く魔法は得意じゃないしな〜……」

「なら私にやらせて」

美桜が名乗り出た。

「えっ?出来るの?」

「コレでも忍者だもん。毒抜きの心得位あるわ」

「分かった……。オビトをお願い」

セイラは美桜にオビトを任せる事に。

美桜はオビトの左腕の傷口から毒を吸い出す。

吸い出しては吐き出し吸い出しては吐き出しを数回繰り返し、オビトの左腕から毒が抜かれて行く。

「よし……これで応急処置は出来たわ。でも、やっぱり病院に行くか薬があった方が安心ね」

「なら病院に連れて行こう」

一行はオビトを病院に連れて行く事にした。


その頃、スカーとブラウは魔王城跡地を探っていた。

「スカーの兄貴、不老不死の薬なんて見当たりませんぜ?」

「ここならあると思ったんだが……当てが外れたか……」

そこに魔王軍の残党達が戻って来る。

「ん?アイツらは?」

「魔王軍の残党共か……丁度いい」

スカー達は魔王城の外に出て魔王軍の残党達を待っていた。

「待っていたぜ……」

「何だテメェら!誇り高き魔王様の城に何の用だ?」

「亡き魔王に忠誠を誓う健気な連中と言った所か……どうだ?力が欲しく無いか?」

「力だと?」

「お前達は憎くないのか?魔王を倒したクロスセイバーが……」

「そりゃあ……憎いさ!奴に魔王様が殺られなければ俺達はこんな惨めな想いはしてねぇ!」

「ならば契約しよう。俺はお前達に力を与えてやれる。その代わりお前達は不老不死の薬を見つける手伝いをしてくれ」

「不老不死?そう言えば魔王様が昔そんな話をしてたのを聞いたな……」

「それは本当か?」

「ああ、だが、力が先だ。俺達に力を……」

「良いだろう。契約成立だ」

スカー達と魔王軍の残党達は手を組んだ。


その頃、茂と彰は小十郎を連れてダークブライトを探していた。

「しっかし……街中を探して見つかるもんかねぇ……」

そう言ってゴミ箱の蓋を開ける茂。

「くせっ!?」

「バカ!猫探してるんじゃねぇんだぞ!」

彰にツッコまれる。

「分かってるよ、一応だよ!一応!なぁ、小十郎さん何か探す手掛かりになる物とかねぇのか?」

「そう言われても……妖怪と違って気配を探る事も出来ぬしなぁ……」

「え?妖怪の気配とかわかんの?」

「ああ、拙者は妖気を感じ取る事が出来るんじゃ」

「へぇ〜便利だなぁ。俺達にもそんな力があればな」

「言ってても仕方ないだろ。それより探せ」

彰が文句を言う。

「分かってるって!」


その時、空に次元の扉が啓いた。

「何だ?」

「またあれでござるか……」

「知ってるのか?」

「拙者も詳しくは分からん。ただ、拙者がこの世界に来たのもあの穴を通ってでござる」

「じゃあ、まさか……また別の世界から?」


そして、その次元の扉から現れたのは……。

スカーとブラウ、そして魔王軍の残党のグラルガンとジャドスだった。

「おい、本当にこの世界に不老不死の薬なんてあるのか?全然普通の世界じゃねぇか」

「そのはずだ。魔王様はこの世界に古くから侵略行為を行なっている悪の組織が不老不死の薬について知っていると話していたのを聞いた」


そこに小十郎達がやって来た!

「貴様ら!何をしに現れた!」

「ん?星影じゃねぇか!ダークブライトの奴この世界に飛ばしやがったのか……」

「邪魔が入りそうだ。グラルガン、ジャドス、奴らの相手をしてやれ」

「あん?まぁ、この力を試すには丁度いいか」

グラルガンとジャドスは前に出てスカーから貰った古代生物の力を使い自身の能力と融合。

グラルガンレクスとジャドスレクスとなった。

「おおー!すげぇパワーを感じるぜ!」

「クロスセイバーを倒す前の準備運動には丁度いい……」

「こ奴らクロスセイバーを……」

「知り合いか?」

「拙者ともまた別の世界の戦士でござる。前に一緒に戦った事がある」

「なんか、段々話がでかくなって来たな……よし!いっちょやるか!」

「ああ!」

「心得た!」

3人も戦闘体勢に……。

茂と彰はそれぞれの楽器を呼び『変身』

ビートとボイスが登場。

「星影-変化!」

小十郎も『星影丸』で『変身』

星影が登場。

「行け」

スカーの命令でグラルガンレクスとジャドスレクスが3人に襲い掛かる。

「よし、今の内に俺達はノイズとか言う奴らと接触するぞ」

「へい!」

スカーとブラウは姿を消す。


グランガンレクスはビートとボイスを相手に戦う。

「クソッ!コイツ強いぞ……」

「しかもノイズラーじゃない……俺達にとって慣れてない相手だ……」

ビートとボスはグラルガンレクスに苦戦していた。


星影もジャドスレクスと戦うが素早い動きのジャドスレクスに苦戦。

「くっ……動きが読めん……」


グランガンレクスがビートとボイスを追い詰める。

「ハハッ!すげぇ力だ!これならクロスセイバーにも勝てる!だが……その前にトドメだぁ」

「くっ……調子に乗るな!」

ビートは『ビートチェンジャー』を演奏し反撃。

「ぐっ……」

「よし、今だ!」

ボイスは『マイクチェンジャー』を取り出した。

必殺技『ボイスインパクト』を発動。

グランガンレクスは大爆発。

「やったぜ!」


「そんな物が……俺に効くかー!!」

グランガンレクスは爆発のエネルギーを吸収した。

「何っ!?」

「元々炎の属性を持つ俺には爆発はエネルギーだ!残念だったな!!」

グラルガンレクスの反撃。

口から火炎を吐きビートとボイスを攻撃。

「うわぁぁぁぁっ!?」

「茂殿!?章殿!?」

「隙だらけだぁ!!」

ジャドスレクスが星影に攻撃。

「しまっ……ぐはっ!?」

ジャドスレクスの鋭い刃が星影を斬り裂いた。


その戦いを見ていたダークブライト。

「星影……お前はその程度か……」


その頃、スカー達はノイズと接触していた。

「客人の様だ……」

ベルアゼスが気配に気づく。

「邪魔させて貰うぜ……」

「なんだかテメェらは!?」

ドレイクが前に出て構える、

「敵じゃあ無い……お前達に頼みがあって来た」


いよいよスカー達の目的は達成されてしまうのか?


続く……。



 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る