10話 教会にて
なかなかおもしろかった
また来たいな。
杖を買ったのち。靴や服、その他小物を買ったのち、露店を探すために歩いていた
周りが少し暗くなり日の光が
橙色になりつつある時
ビュン
風のから音がすると、謎の影が上を通った。
「今のは何?」
「この街に昔からいるのですよ。
軍人や商人の雇われ等の職がない時期
またはあぶれたものたちがよくここらで
違法にレースをするのです」
「詳しいのね、エレーヌ」
「昔この地にいたことがありまして。ユリア様が来る前のことでしたよ。」
レースとは、興味深い。
今度来る時があったら探してみよう。
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街の開けたところに出て
露店があちらこちらに並んでいる。
食べ物以外にも、服、野菜
日用品から筆記具にストラップ
の様な何かにつける装飾品やシンプルなアクセサリもあった。
また香辛料の匂いのした肉もあった
なかなかお美味しい
なんだか雑多な感じだなぁ
「色々なものがあるのね」
「この街はヴァイス殿の知恵により発展しました。各地に旅をし、多くの文化や知恵を持ち帰り、上下水道やインフラなどを整備して目まぐるしい発展のした領地なのです」
「香辛料もが使われてる串焼きもあるけど?」
「ヴァイス殿は多くの言語を操り、多くの商人ともつながりがあるのです」
ハイスペックな人だったのかあのおじさん
「噂によれば瞬間的な移動をする魔法を使えるとも噂されています。」
瞬間移動?空間転移?主人公かな?
そしてエレーヌさん本当に詳しいな
「エレーヌメイドの前は何か他の仕事をしていたの?」
「他の仕事をした事もありますが、
メイドの嗜みですよユリア様」
そういうものなのだろうか
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あたりが暗くなってきて、空が橙色と影に染まる。
このまま学園近くの宿屋に泊まるらしい。
その道の途中とある建物が目に入った。
あれは教会だろうか
日本の場合だいたいアポ無しで入れたが
この国だとどうなのだろう。
昔ヨーロッパ旅行の時はこじんまりとした教会の場合お祈りの時間以外は閉まっている教会もあった
と思ったら、少しだけくたびれた標識の様なものが
悩みある信徒よ入りなさい
我らは何も拒まない
そう書かれてあった。
エレーヌの方を見たら
小さく笑顔で頷かれた。
入って良いと言う事だろう。
外側は少し汚れていたが、中は
綺麗だった。絢爛な建築ではなくシンプルで掃除の行き届いた木の椅子
ステンドグラスに神のシンボルのある
鐘と神父様?が立ちそうな台がある
なんとなく
一番後ろの椅子に座ってみる
前世では神について知ってはいたが
深く信仰したりしなかった。
しかしこの神社や教会独特の静けさは嫌いじゃない。人がいない静けさではないナニカが
そんな空気感がある。
確かあのシンボルはシュバルツ家でも信じていたもの。煌教と言ったか
火 風 水の三柱がいる。宗教全体として浄化を
風は惜別と旅立ちを
火は破壊と護り、未練の断ち切り
水は抱擁、癒し、時間の経過
だっただろうか。
祈り方は覚えていないがとりあえず
手を合わせたおく
宗教ねぇ 教え 神 かみ
だめだ、屋台で少し食べたせいで眠気が
そろそろでなぃ と.......
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