9話 お買い物その1
今回の馬車はお父様が狩や遠征に向かうような木組で荷物を乗せるようなものではなく
いかにも貴族らしいきちんとした馬車だった。
そして何人かの護衛の人と
確か執事のおっさん(バードロット)
が忙しい時によくお世話してくれた
メイドさんのエレーヌだったかな?
が乗っている。
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学園のある街まで一週間と数日ほどかかった
なんでもヴァイスという人の領地であり
名をガルナというらしい。
街中になると少し馬車がゆっくりになった
中世ヨーロッパあたりの文明だと思って街の綺麗さは期待していなかったがやけに綺麗だ
街の活気がなんとなく感じる
街の建物、教会?
酒場のような場所、よくわからない建物も少しあったり、煙突の複数ある建物があったり
そんなガルナの街の景色を楽しんでいた
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学園近くの所に馬車を預け、観光を兼ねて
必要なものを買いに行くことにした。
屋台での買い物かと思っていたが
きちんとした建物での買い物だった。
一番最初に来たのは
本屋?のような場所だった。
羽ペン、インク、黒や赤の謎の粉?
瓶に入っている。また羊皮紙やパピルス?
のようなもの普通の紙も多く並んでいる。
金属のペン先に、いかにもなハードカバーの本などが並んでいた。
「ユリア様」
「何?エレーヌ」
「こちらがよろしいかと」
そう言ってノートといくつかのペンを渡された羽ペン数本、金属のペン先にインクを渡された
「いくつかのインクは金属と相性が悪かったりします、そのためペン先と羽ペンどちらも持つのがよろしいかと」
ほへー、確かに魔法陣は少し書いたことはあるが基本魔法を使う時紙に書いたりしたことは少なかったな
「ありがとうエレーヌ」
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