8話 旅立ち
お父様からもらったアクセサリをしまい
執事のおっさんから貰った紙だったりを見たり、本を読んだりくつろいでいたら
お父様からのプレゼントボックスから一枚紙がハラリと落ちてきた
・筆記に用いるペン数本
・練習用と刃のついた剣一本ずつ
・媒介と筆記それぞれのインク
・学習に備えノートや記録用紙
.......
などなどが書いてあった
よし 明日執事のおっさん〈バードロット〉にでも頼んでみることにしよう
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執事のおっさんに聞きに行ってみたところ
二つ告げられた。
まず道具や必要品のいくつかはシュバルツ邸にあるものだけでは足りない事。
また入学まであまり日数がないらしい。
またその学校は少し遠くてどうやら寮での生活になるらしい。そして学園への準備と
学園周辺の観光と街の雰囲気を知るために
早めに行ってしまおうとのことだったらしい。
なるほど、しかし少し寂しくなるなとも思った
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出立前日の食事は少し豪勢だった。
お別れの時はお父様やお兄様方は仕事で忙しくてきてくれなかったがお母様や他のメイドさんたち執事のおっさんもいて、皆に抱きしめられた。
本当にスキンシップ多いなぁ
でも、悪い気はしなかった
「ユリア元気でいなさいね。私もあの人も
もちろん皆、あなたをいつも待ってるから」
「お嬢様いってらっしゃいませ」
執事のおっさんは一応シュバルツ邸宅の
執事のまとめ役のような役柄なので家からは出られない
他のお姉さまは仕事だったり
ツェア姉様は用があってたまたま帰ってきただけでもう先に学園の方にいる
お父様は貴族だが忙しい役柄だ
だから家族想い?な家だが寂しさを覚えたが
学園に行ける期待を胸に馬車へと乗り込んだ
マジで久しぶりじゃないだろうか
転生してなかったらこんな機会ないし
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ガタガタと音が遠のいて行く
「よろしかったのですか?」
「何がだバードロット?」
「ユリア様を見送らなくて」
「お前も同じことだろう。学園用の剣を直接渡さず、返事もそっけなかっただろう?」
「ほほほ、いやはやこの年になるとですなぁ
皆様を送るのは慣れきって良いはずなのに」
「あまり、な。涙脆い主人の姿なぞ見せられないだろう」
「いつでも会えます、それにこういったことがあるからかそう」
「「仕事を頑張れる」」
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