雨垂れの滴恨めし井戸の底

雨垂れのしずく恨めし井戸の底


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雨垂れを井戸の底から見上げる状況とは……。

「雨垂れ」というのですから、蓋、もしくは傷んだ屋根の隙間から、ポツン、ポツンと落ちてくるのでしょう。

という事は、普段あまり、人の手が入っていない場所。


「助けて」という声すら届かない、暗くて狭い井戸の底。

恨めしい気持ちで雨垂れを見上げる、絶望――

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十七文字怪談 山岸マロニィ @maroney

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