用語集3【読み飛ばし可】

【!!読み飛ばし可です!!】


※三章終了時点での登場人物と用語をちょっとだけまとめました。


※私のメモとしての側面もありますので、誤字脱字等はご容赦ください。


※一部、本編で出ていない情報もありますが、重要なネタバレにはなりません。



<登場人物>


// ナユタ //

 主人公。左腕が義腕の元浪人。29歳。電脳に「パンツァー」の改造を受けて蘇る。西奉行所アイドル事務所のプロデューサー。パンツァー使用により脳が徐々に萎縮している。

 一人っ子であり、両親とは大戦前に死別している。

 担当アイドルである月影シノブに対してかなりの愛情を持っているが、”ロリコンでは無い”という意志があり、頑なに認めない。月影シノブの姉である万錠ウメコに対しても少なからずの恋愛感情を抱いているが、しかしそれ以上に二次元ヲタであるため、二次元の存在である戦闘AIのWABISABI二人(WABIちゃんとSABIちゃん)が好きっていうか、愛を感じている。実は重度の脚フェチであるが本人は認めていない。

 超世界レベルの腰痛婆EQと数々の因縁を持つ。EQによりナユタは、生身の左腕と友人を失い、初恋の恋人の死体をも汚された。兎魅ナナのVFでEQとの邂逅を果たしたナユタは、さらなる覚悟と憎悪を持ってEQを追う。


// 月影シノブ //

 ヒロイン。西奉行所に所属する新人アイドル。18歳。万錠ウメコの妹。B84、W69、H86のCカップ。

 腰痛部の登録者数は、少し減って900万人ぐらい。

没個性的な陰キャのパリピ。少し天然ながらも明るく素直な性格。アイドル衣装はオーソドックスなアイドル衣装。

 実はかなりのムッツリ。最近は「釈迦の子」というアニメにハマっている。どちらかという料理が得意だが、持ち前の”天然”の所為で色々とやらかす。

 彼女がアイドルになった理由は明かされていない。

 ナユタに対して深い恋愛感情を抱いている。


// 月影シノブ(サイバーデビル) //

 シノブがエモとらした姿。ビキニ水着で下は褌。ピンク髪に水色のツノ。ナユタ曰く「ハイテク和風サキュバス風」衣装。性格は非常に好戦的で煽情的。いざとなれば、“サイバーレーザー”で街の一角を廃墟に出来る。


// 万錠ウメコ //

 西奉行所アイドル事務所の黒タイツ所長。26歳。青髪ロングで和柄スーツを着用する美女。Dカップ。主に着用する黒タイツは30~60デニール。女性メインのバイセクシャル。

 父である万錠カナタの仕事の関係で幼い頃から奉行所へ出入りしている為、仕事に対して強い目的意識をもっている。

 所長という立場上冷徹な性格に見えるが、大学生の頃に女の子をはべらせたり、ストレスが溜まるとクラブで飲み明かしたりと、意外とパリピで享楽的な面もある。

 ナユタに恋愛感情を抱いている可能性が高い。


// 黄泉川タマキ //

 西奉行所アイドル事務所の巫女服の痴女の秘書 兼 所長代理。年齢不詳。Kカップ。大体の事は何でも出来る有能な美女であるが、際どい発言を繰り返す。機械化率90%の胎生サイボーグ。幅広い同人誌の原作者を手がけ、その名は様々な業界に轟いている。

 ナユタの子種が欲しい。


// WABISABI(WA-81型)通称:WABIちゃん //

 西奉行所 アイドル事務所の戦闘AI。ショートヘアのEカップ。ナユタが一目で気に入る程の完璧な美女の外見を持つ。月影シノブのナノマシーン衣装の運用が主な役割であるが、電脳リンクや、バイタルの確認、治療等も行える。

 ジョークアドオンKOKINTEIをシノブに導入されたが、ナユタにより使用を控えるように注意された。戦闘特化タイプ。開発者は万錠カナタ。

 いつかナユタの子供が欲しい。


// WABISABI(SA-81型)通称:SABIちゃん //

 東奉行所 アイドル事務所の戦闘AI。WABIちゃんのロリ版。ツインテールで無乳。

何故かツンデレ口調。パンツは黒のTバック。戦術特化タイプ。

 SABIちゃんには戦術発案のために疑似感情が実装されているが、ナユタの前で一度、生々しいまでの感情表現を見せた。また彼女の発言により、WABISABIに”リミッター”が備えられている事が発覚した。


// 織姫ココロ //

 月影シノブの数少ない友達。18歳。Aカップ。慌てると「はわわ」と言うロリっ子+ボクっ子の美少女。腰痛部の登録者数2億人の東奉行所のトップアイドル。手厚いファンサでガチ恋勢を大量生産する。Mで野外露出が好き。アイドル衣装はスク水。戦闘は苦手。紫電セツナの妹。

 ナユタの事はどう思っているか不明だが、時々殺意を持った目で見ている。シノブの事は大好き。


// 紫電セツナ //

 絶世の美少女。サイボーグ侍。19歳。腰痛部の登録者数10億人。ヒノモトのトップアイドルのうちの1人。身長は160cmぐらい。織姫ココロの姉であり、趣味は織姫ココロを舐める事。紫電七刀流という7本の刀を使った居合術を使い、その実力は圧倒的。パンツァーを破壊する為には手段を問わない「サイコパスお姉ちゃん」。月影シノブとナユタとの戦闘で負傷。現在は行方不明。


//万錠カナタ //

 万錠ウメコと月影シノブの実父。パンツァーに対抗する為に、WABISABIと電脳リンクを作る。万錠ウメコ曰く、正真正銘のマッドサイエンティスト。

 仕事のために万錠ウメコを連れて奉行所に出入りしていた。かなりのイケメンだったらしい。


// 兎魅ナナ //

 20歳の花魁アイドル。ピンクのドリルツインテールで身長は155cmぐらい。Eカップ。アイドル衣装は豪華なミニ丈着物の花魁タイプ。配信内容はR18。とにかくエロ可愛い。

 バイオロイド対戦における戦争孤児で、オオエドシティの最大のスラム「アキヴァルハラ」の路上で幼少期を過ごす。苦境で育ったにも関わらず愛情に溢れており、自分のファン達の為に電脳のダメージも省みず、無茶な生VFドウセツを繰り返す。

 ナユタと自分の性格に同質性を感じており、ナユタに対して愛情を抱きつつあった。しかし、ドウセツ中にEQのハッキングを受けてコントロールを失う。生存だけは確認できている。

 EQによりパンツァーを植え付けられた可能性が高い。その能力は今のところ不明。


//アカラ //

 東奉行所 アイドル事務所のプロデューサー。身長は185cmで仕事もできて収入も良い眼鏡イケメンだが、重度のロリコン。織姫ココロに異常なまでに執着していたが、奉行所全体の戦力増強の為に、織姫ココロの西奉行所への移籍を決定した。


//ツバキ //

 黒上ボブで身長130cm。大きな眼鏡を掛け、ダボダボ白衣を着た女性。万錠ウメコに負けず劣らずの”黒タイツ美脚”をもつ。ナユタ曰く「メガネ理系ロリ(仮)」。

 万錠ウメコの大学時代からの友人であり、万錠ウメコの弱点を知る数少ない人物。

鑑識のような仕事の他に西奉行所アイドル事務所の各種兵器の管理も行っており、アイドル事務所の「裏方」の重要人物。


//サイバー坊主EQいっきゅう //

 白い肌に坊主頭。赤く光る目。金と紫の坊主のような衣装を着たバイオロイド。

 世界人口の半数に相当する60億人のフォロワーを有する、世界トップレベルの腰痛婆よーつーばー

 残忍で、人の命の価値は無いものと考えている。人間の電脳を集めているようだが、その真意は不明。SABIちゃんを超えるほどの電脳戦能力を持っている。




<用語>


// アイドル //

 ヒノモトで人気を博し、国民の娯楽を提供する存在。大多数が思春期の女性。動画配信サイト『腰痛部』にて戦闘を配信するのが主な活動。メガザイバツやオオエド幕府の資本を受け、その広告塔として活動する。ナノマシーン衣装と戦闘AIにより武装しトップアイドルともなると千の軍隊に匹敵すると言われる。別名『可愛過ぎる戦略兵器』


// ナノマシーン衣装 //

 一見するとただのアイドル衣装だが、その実は戦闘用ナノマシーン群により構成される多目的兵装。

 外見は、忍者タイプ、侍タイプ、芸者タイプ、メイドタイプ、スク水タイプ等… 多種多様であり、とても可愛い。アイドルが、卓越した忍術や武術や剣術、果ては魔法や超能力まで使えるのは、全てナノマシーン衣装の機能。


// 戦闘AI //

 ナノマシーン衣装を運用する為に、軍用技術を基に開発されたAI。最新技術により複雑化したナノマシーン衣装は、最新鋭の戦闘AIをもってしても100%の性能を発揮できない為、その真価は使用者の能力にも依存する。アバターのデザインは開発者や使用者のフェチズムに由来する事が多い。


// 電脳リンク //

 2つ以上の人間の電脳を、戦闘AIを通して接続する機能。

ナユタとシノブは主に、思考チャット機能として使用しているが、その真価は、人間の電脳の処理能力を掛け合わせる事にある。特に切り札の“エモとら”は、使用者の戦闘力を大幅に向上させる。開発者は万錠カナタ。


// 戦闘AI WABISABI //

 ヒノモトで最新鋭の戦闘AIであり、常時の戦闘能力・電脳戦能力ともにトップクラスの性能を持つ。開発・販売はヒノモトに本拠を置く”アミダ重工”。

 その真価は、感情エネルギーを使用者の戦闘能力に転化する事であり、その事によりパンツァー同等以上の戦闘能力を発揮することが出来るようになる。

 バイオロイド大戦中から開発が始まり大戦後に実用化された戦闘AIであるため実戦データが少なく、謎の部分が多い。

 現在は西奉行所と東奉行所のみに配備されていて、奉行所の権威復興を名目に運用されている。


//エモとら //

 使用者の電脳に、他者の電脳(だいたいはプロデューサー)の処理能力を掛け合わせて、ナノマシーン衣装をオーバークロックさせる機能。正式名称は、エモーショナル トランスフォーメーション システム。感情エネルギーにより発動する為、発動条件、解除条件など不明な点が多い。パンツァーに対抗する為に万錠カナタが作ったヤバい技術。

 戦闘AI WABISABIによりエモとらが出来たのは、月影シノブが初めて。


// 災婆鬼サイバーデビルモード  //

 WABISABIのエモとらにより月影シノブが変身した状態。ナユタの電脳の処理能力を使い変身する。ナユタの電脳への負荷は不明。

 本モードになった月影シノブは、トップアイドルである紫電セツナと同等以上の戦闘能力を発揮し、切り札である「災婆光線サイバーレーザー」は、”戦略級”とも呼べる破壊力を発揮する。

 一種の暴走状態とも呼べる状態である為、あらゆるコントロールが不能となる。


// パンツァー //

 ナユタが一度死んだ時に、何者かに電脳に植え付けられた謎技術。

ナユタのパンツァーは、パンツを見た時に時間を停止させ、パンツァー起動中はナユタだけが自由に行動出来る能力。

 実際は、サイバーネット上にある電脳を、使用者の電脳と”直結”するヤバい機能。

 兎魅ナナにも植え付けられている可能性が高い。別名「鬼の電脳」。

 稼働時間、電脳へのダメージ等……不明な事が多い。


// バイオロイド //

 かつてソビカ国とブリリカ国が作り出したバイオテクノロジーの結晶。しかしバイオロイドの電脳——バイオコンピュータは秘密裏に進化を果たし、人類の知能を遥かに凌駕シンギュラリティした。それにより獲得した非線形思考により、バイオロイドは人類にもAIにも理解が出来ない程の強力な情報処理能力を得た。

 そのようなバイオロイドに危機感を抱いた人類は、ヒノモトのかつての首都——「エド」を犠牲にする事により、当時 存在していたバイオロイドの大半を破壊。

 そのため現在バイオロイドは”事実上”、ソビカとブリリカに実験用として存在するのみとなっている。

 バイオロイドがAIやアンドロイドと異なる点は、完全な感情を獲得している点。しかし電脳では無くバイオコンピュータに情動の発露があるため、人類とは異なる価値観や倫理観を持つ。そのためバイオロイドの行動原理や思考方法は、人間や従来のAIには理解し難い。

 

// AI憲章・電脳憲章 //

 バイオロイド大戦終結時に締結された、AIを製造管理する為の世界的な取り決め。強くなり過ぎたバイオロイドを人類が管理する為に作られた。

 これらに違反したAIや電脳の製造は行われない。加えてAIが自己成長を果たしAI憲章を違反した場合、「自壊プログラム」が発動して消滅する事になっている。


// 西奉行所 アイドル事務所 //

 数年前まで西奉行所の1つの番所であったが、現在はアイドルをプロデュースする為の施設になっている。所属アイドルは、月影シノブと織姫ココロの二人になった。

 北、南、東奉行所と比較すると西奉行所の政治力は弱い為、アイドル事務所も弱小である。ただし、所長の万錠ウメコの趣味の為か、武器や車両やヘリと言った装備は豊富。

 弱小事務所ながらも、所員は有能な女性が集まってあり、なおかつ所長のコネで、ヒノモト最強の戦闘AI WABISABIが導入されており、実力を知っている関係者からの評価は高い。

 西奉行所アイドル事務所があるイーストブリッジ地区は、オオエドシティの西端にあたり、それより西の地区——ウエストブリッジ地区は荒涼とした砂漠になっている。


// 東奉行所 //

 オオエドシティの中心に近いオールドカンベ地区に位置している。北・南奉行所のバックアップをする為の奉行所としての性格が強いので、資金や規模は西奉行所よりも遥かに大きい。そのため、アイドル事務所も西奉行所よりも大きい。


// 東奉行所 アイドル事務所//

 アイドルが9人在籍し、プロデューサーはアカラ。織姫ココロが在籍していた。

最新鋭の戦闘AI WABISABIの戦術特化タイプであるSA81型(通称SABIちゃん)が配備されている。




// ヒノモト //

 江戸時代の日本の文化を保ちながらも、科学技術が進み、国民のほぼ全てが電脳化を果たした国家。

 以前は、圧倒的な電脳技術により世界をリードする存在だったが、バイオロイド大戦の大敗により国土は荒廃し、現在、ブリリカ国とソビカ国に分割され実効支配されている。現実の日本で東京にあたる地域は、バイオロイド大戦で放射能汚染され実質的に放棄されている。またその他の主要都市も壊滅状態になっていて、遷都された新しい首都「オオエドシティー」に政治・経済・文化の全てが集約されている。


// オオエドシティー //

 ヒノモトの首都。現実の日本では兵庫県南東部に相当する地域。ヒノモトを実効支配するソビカ国とブリリカ国がにらみ合う中立地帯。オオエドシティーにはヒノモトの政府機構であるオオエド幕府がある。6地区があり、それとは別にソビカ国とブリリカ国の占領地(居留地)がある。



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