最終話 決勝戦:城ロボを攻め落とせ!

 「ついに決勝だな、気合い入れるぞ皆♪」

 「マジなんだよね、メタロココの時以来の大舞台♪」

 「皆様、ここまで来たら優勝旗を持って山梨へ凱旋しますわよ♪」

 「テレビ出るって、緊張する」

 「パパ達から応援メッセージ貰いました♪」

 「金馬さん、ジンリーさん達が会場に着いたそうですよ♪」

 「……マジかよ、勘弁してくれ」


 試合前、会場にある自分達のテントで集い語り合う金馬達。


 ミーティング時間を利用して、緊張をほぐすべく雑談する。


 「諸君、よくぞここまで来た! 最後まで、諸君ららしく戦い健闘を祈る!」


 飯盛先生が金馬達に向けて語る。


 「おっす♪ こうなりゃ勝って、先生を胴上げ迄行こうぜ皆♪」

 「うん、先生は最後まで見守っていて下さい♪」

 「私達らしく、エレガントにワイルドに戦いますわ♪」

 「亀の甲羅の如く結束と、勝利への執念は固いで~す♪」

 「行ける所まで行きます」

 「マグナシャルルで決めて見せます♪」

 「うむ、諸君ららしくて宜しい♪ 無事に帰って来なさい♪」

 「「お~~~っ♪」」


 金馬達も先生に答えて気合を入れる。


 決勝の相手は愛知の代表、岡崎市にある愛知ヒーロー高等専門学校。


 試合前の選手揃っての礼の時、事件が起きた。


 「ぶは~~~~っ! A5ランクのイケ龍、来た~~っ!」

 「……ど、同族がいやがった~~っ!」


 対戦相手のリーダーらしき長い黒髪の美少女が、大量の鼻血を噴き出し顔を金色の龍へと変えた。


 金馬も驚き、頭部が人から金色の龍になる。


 ちょっとした放送事故である。


 「ちょっと、龍姫たつひめさんっ! 大丈夫っ!」

 「相手も龍っぽいけど、どうしたんですか?」

 「……ああ、夏なのに私に春が来ました♪」


 仲間の女子生徒達に受け止められた龍姫。


 「ちょっ! あれ、相手の選手大丈夫なの?」

 「金馬さん、どういう状況なんですか?」

 「これ、試合になるの?」

 「もしや、相手の方は金馬君に懸想されたのでは?」

 「金さんが、ドラゴン業界ではイケメンプリンスって話はリアリーでしたか!」

 「いや、ちょっと待て! 俺のせいかよ!」


 仲間達、人間の姿ではガラの悪い蛇の目つきの金馬が龍の世界ではイケメンであると冗談交じりで聞いてはいたが真実だと知り驚く。


 「な、何と言う事でしょう! あれは日本の同族!」

 「そういや、岡崎の龍神伝説の龍って俺らと同じ色だったな」


 観客席で抱き合う、黄色パーカーに黒髪ソフトモヒカンの青年と黄色いチャイナの金髪クレオパトラカット美女のカップル。


 金馬の父の立磨と母のジンリー。


 「これは、ご主人様も他の子供達も危ないですね」


 ジンリーが周囲にいる、金馬の弟妹である黄色い子供服の少年少女達を見やる。


 「いや、ジンリー? 金馬なら大丈夫だと思うぞ?」

 「ご主人様? 雌のドラゴンの愛の重さと押しの強さをお忘れですか?」

 「……あ、確かにヤバいかも?」


 立磨が自分とジンリーのなれそめを思い出し、金馬の女難を心配する。


 金馬の弟妹達は両親の心配には気づかず、じゃがバターを食べながら長兄の試合が始まるのをワクワクしながら待っていた。


 ハプニングはあったものの、両チームとも機体に乗り込み向き合う。


 相手のロボットは、日本の城をモチーフにしたスーパーロボット。


 白壁に黒屋根の天守閣が胴体、腰が城門で足の部分には石垣の様なレガース。


 頭部は金の龍の兜を被ったツインアイの武者、肩アーマーも金の龍の頭。


 二ノ丸三ノ丸の廓を模した両腕には、金色の龍の爪の手甲。


 腰に差したる金鞘の大太刀と、威風堂々のスーパーロボットだ。


 胴の天守閣がッコックピット。


 中では、龍姫をセンターに左に黒髪おかっぱ頭に瓶底眼鏡の小柄な少女。


 右には、長身細身に黒髪ポニーテールのクール風な美少女が座る。


 「徳川の流れを汲みし人と龍の愛の結晶、松平龍姫まつだいら・たつひめ!」


 外部通信をオンにして、頭頂部から龍の角を生やした黒髪姫カット美少女の龍姫が名乗りを上げる。


 「左に控えしは伊賀の三忍百地家の末裔、百地光子ももち・みつこです!」


 次に瓶底眼鏡の光子が名乗る。


 「語る程の家柄はないけれど二人の親友、御剣八重みつるぎやえっ!」


 クールなポニーテールの少女、八重も名乗る。


 「龍城丸りゅうじょうまる、見参っ!」


 龍姫がロボの名を名乗りレバー操作をすれば、龍城丸が見得を切る。


 「名乗られたなら、名乗り返すぜ♪ マグナシャルルパイロット、黄金馬こう・きんまだ!」

 「いや、金ちゃん! 相手突っ込んできてるって!」

 「相手のノリに飲まれないで下さい!」

 「ロコモパワーで押し返して差し上げますわ!」

 「金さん、正直すぎで~す!」

 「相手のドラゴンパワー、ヤバイかも!」


 龍城丸の大太刀をナイトランスで受けるマグナシャルル。


 「金馬様、素敵なお名前と素直なお心♪」

 「いや、姫さん鼻血が出てて目がヤバい!」

 「龍姫さんもお気を確かに!」


 攻め込んだ龍城丸の中もカオスだった。


 「すまねえっ! うおおっ、マグナフランマッ!」


 気を取り直した金馬の操作で、必殺の火炎弾が放たれる。


 「今だ、サイドステップ!」


 マグナフランマを目くらましに、マッシュが素早く機体を回転させて回避。


 「いや、マグナフランマでノーダメってマジかよ?」

 「相手も流石は、ドラゴンで~す」

 「皆様、ならば私達の人間力の見せ所ですわ♪」

 「そうですよ、金馬さんは渡せません!」

 「シャルル君だけ、何か違うね?」


 相手の機体も龍神パワーを持ち、苦戦をするマグナシャルル。


 「世の中って奴は広いな、刀で来るならテールホイップで受けて絡める!」

 「必殺剣、龍城斬りゅうじょうざんですわっ!」


 雷を纏い金色に輝く大太刀の一閃を、ナイトランスを変形させた鞭で受け止めるマグナシャルル。


 しかし、受けた鞭が火花を散らして切断されたっ!


 「「ぐわ~~っ!」」


 バックステップをしたので傷は浅い。


 だが、胴部に斬撃を受けて初の切り傷を負うマグナシャルル。


 「神珍鉄を斬るとはな♪ へへっ♪ やるじゃねえか♪」

 「ヤバイで~す! あの刀、素材に竜殺しの宇宙金属を使ってま~す!」


 ドロシーが相手の武器の成分表示に驚く。


 「ちいっ! だが、龍としては乗り越えねえとな♪」


 自分達の機体に特攻効果のある武器、ピンチだが金馬は笑った。


 「まあまあ、龍城斬を凌ぐなんて何て素敵なお方でしょう♪」

 「いや、うっとりしてる場合じゃないよ姫っ!」

 「鼻血で美人が台無しですよ!」

 「私に血を流させた責任、取っていただきますわ金馬様♪」


 流れる龍の血の所為か、放送できない笑みを浮かべる龍姫。



 金馬達には機体への初の手傷、龍姫達には初の仕損じと互いに初めて同士。


 「皆悪い、俺がコントロール貰うぜ♪ いっちょ、喧嘩に付き合ってくれっ♪」

 「オッケ~で~す♪」

 「ようやく、眠れるドラゴンのお目覚めですわね♪」

 「大将に任せた♪」

 「金ちゃん、決めちゃって♪」

 「金馬さんなら勝てます♪」

 「「コンバット、ゴ~~ゥ♪」」


 元々金が多めだった、マグナシャルルの全身が金色に光輝く。


 「見せてやるぜ黄家龍人拳法こうかりゅうじんけんぽう、秘伝の神業っ!」


 マグナシャルルの顔が一瞬だけ金馬の顔になる、仲間達の想いを受け取った金馬は機体と完全に融合した。


 「ああ、金馬が覚醒しましたよご主人様♪」

 「ここで目覚めるとは、流石俺達の息子♪」


 ジンリーと立磨が観客席で金馬の覚醒に喜ぶ。


 「「大哥~っ♪ がんばれ~~っ♪」」


 弟妹達もテンションが上がり、応援に熱が入る。


 「ああ♪ 素敵ですわ、金馬様♪ 私も昂って参りました♪」

 「ちょ! 姫が色ボケしてるっ!」

 「いや、それどころか姫も消えちゃいましたよ八重ちゃん!」

 『お二人共、ご心配には及びませんわ♪ 機体と一体化しただけです♪』

 

 金馬の覚醒に影響されて龍姫も、龍の血が覚醒し機体と一体化した。


 龍の力が共鳴しているのか、龍姫と金馬は互いの力を引き出しあっていた。


 「参りますわ、天守ビームッ!」


 龍城丸の胴体から金色のビームが発射される。


 「親の顔くらい見たビームだよ! レインボービ~~ムゥ!」


 マグナシャルルは虹色の光線を発射して、相手のビームとぶつけあう。


 ビームの相撲は、マグナシャルルが押し返し龍城丸の兜を弾き飛ばした!


 「ならば、白兵戦ですわ~~っ♪」


 大太刀を八相に構えて突っ込んで来るのは、城を纏った巨大な姫武者。


 「こっちは斧だ、フェニックスアックスッ!」


 マグナフェニックスの翼が分離して、斧となり大太刀と打ち合う!


 両者一歩も譲らずに打ち合い、マグナシャルルが龍城丸の大太刀を弾き飛ばした。


 「マグナスラッシュ!」


 ズバッと、マグナシャルルの斧による斬撃が龍城丸の胴体を斬り付ける。


 「さらに行くぜ、止めの一撃レインボーキックだ!」


 マグナシャルルが跳躍し、虹色の光を纏った蹴りが龍城丸を大地に叩きつけた。


 『勝負あり、勝者、山梨県立ヒーロー高等学校っ!」


 会場にサイレンが鳴り響き、マグナシャルルが勝者に選ばれた。


 勝ったマグナシャルルが、大地に仰向けに倒れた龍城丸を助け起こす。


 大会初出場にして初優勝を言う快挙を、金馬達は成し遂げたのであった。


 「「ありがとうございました!」」


 試合後の一同揃ての礼を終えると、龍姫が金馬に近づきガシッとその手を握った。


 「お見事でしたわ金馬様♪ 今後とも末永く宜しくお願いいたします♪」

 「いや、いきなり何言ってんだよあんたはっ?」

 「近々、ご挨拶に伺わせていただきますわね♪」


 意味深な台詞を残して離れた龍姫に、金馬は妙な寒気を感じた。


 「凄いぞ皆♪ おめでとう♪」


 テントに帰って来た金馬達を、飯盛先生が拍手で出迎える。


 「あざっす♪ 有言実行決めて来ました♪」

 「今後とも宜しくお願いします♪」

 「先生がセンターで記念撮影ですわね♪」

 「私達を自由に戦わせてくれてサンキューで~す♪」

 「先生もお疲れ様でした」

 「ようやく先生も夏休みですね♪」

 「ああ、それじゃあ皆で表彰式に行こう♪」


 金馬達と飯盛先生は、テントを離れた。


 「やりました♪ 金馬達が優勝ですよご主人様♪」

 「うん、やったな金馬と仲間達♪」

 「「大哥、ばんざ~い♪」」


 観客席ではジンリーと立磨に弟妹達、金馬の家族も大喜びした。


 表彰式では、金馬が優勝旗を受け取ると万雷の拍手が鳴り響いた。


 二位となった龍姫達愛知ヒーロー高専、三位のフロートシティヒーロー高専の生徒達も拍手をして彼らを讃えた。


 表彰後、金馬達は飯盛先生を胴上げしたのちに彼をセンターに記念撮影を行った。


 最後は苦戦するも、金馬達は優勝を掴み取り北海道を後にして山梨へと凱旋した。


 帰ったら帰ったで、後援会主催の祝勝会に出て地元の大人達の酒の肴を務めた。


 大会関連が片付いて、ようやく訪れた夏休み。


 部屋で宿題をしていた金馬は、インターホンに気付いて玄関に赴き戸を開ける。


 「ごめん下さいませ♪ 松平龍姫でございますわ♪」


 玄関開けたら、麦わら帽子に白ワンピのトランジスタグラマー姫カット美少女。


 何が何だかさっぱりわけがわからない状況に、現実感を失う金馬。


 「えっと、松平さんだっけ? あんた、愛知から何しに来たんだ?」

 「ご挨拶ですわ♪」

 「いや、何のだよ! 意味がわからんわ!」

 「まあ♪ 私とあなたは、運命の出会いをした仲ではありませんか♪」

 「家の母ちゃんみたいに、話が通じねえなおい!」

 「ご心配なく、民宿に宿は取っておりますので♪」


 とんでもない展開に驚く金馬、だが押しかけ女房ではない事はわかった。


 「そうか、まあ信玄餅とか釜めしとかご当地グルメや温泉でも楽しんでくれ」


 金馬は面倒くさい相手だと判断して戸を閉めようとしたが、龍姫が笑顔で止めた。


 「金馬様、そんなつれない事を仰らないで下いませ♪ こちらは、岡崎土産の八丁味噌などなどですわ♪」

 「いや、ヤバい相手から物は貰うなって常識だろうが?」


 抵抗を試みる金馬、龍姫から母親と同じくヤバい気配を感じたからだ。


 「金ちゃん、お友達が来たんだからお招きしなさいな♪」


 金馬の後ろから祖母の雛菊が現れて金馬の手を払い、龍姫の愛知土産を受け取る。


 「祖母ちゃん、勘弁してくれよ?」

 「お邪魔いたしますわ、お祖母様♪」

 「いや、あんたの祖母ちゃんじゃねえだろ?」


 日高邸に招き入れられた龍姫、今度は彼女の後ろから声がする。


 「見つけたわよ金馬♪ 島根のお菓子を持って、遊びに来てあげたわ♪」


 青いセーラー服とカラヨキ高校の制服姿アリサであった、土産の包みを見せる。


 「今度はアリサか、まあ上がれ♪」

 「金馬様、アリサさんと運命の相手である私で態度が違いませんこと?」

 「ただの対戦相手と、友情を結んだ戦友とで違うのは当たり前だろ?」

 「そうよ、私は遊びに来いって言われてたもん♪」

 「ぐぬぬ、私負けませんわ!」

 「いや、他人様の家で勝負すんな!」


 金馬が龍姫に突っ込む、身内ではない同族に金馬は厳しかった。


 「あ~? すまない、フロートシティヒーロー高等専門学校のジャックだが?」

 「おお、今度はジャックさんか♪ まあ上がてくれ♪」


 次に訪れたのは、金馬も父のアルバムで見たブレザーの制服を着たジャック。


 対戦相手であった来客達を家に上げ、リビングに招いた金馬。


 「まあまあ、金ちゃんにこんなに沢山のお友達が出来たのね♪」


 皆に麦茶を出して雛菊が笑う。


 「私は、妻になる女ですわお祖母様♪」

 「何だか、あなたはジンリーさんとそっくりな子ね♪」

 「お祖母ちゃん? ママじゃないの金馬?」

 「どうも、自分は日高先輩の後輩にあたるジャックと申します」

 「あら、こっちに立磨の学校の子が来るなんて珍しい♪」

 

 挨拶やら疑問やらを口にする来客達。


 「まあ、親睦を深めるのは良いが用件はそれだけじゃないんだろ皆?」


 金馬が用向きを尋ねる、わざわざ家まで来るほどの用事が何か気になった。


 「勿論♪ 合同練習の申し入れよ♪」

 「俺もそうだ、だが他にもある」

 「私は、ご家族の方にご挨拶に♪」

 「松平さんは置いといて、ジャックさんはなんだ?」


 金馬が話を聞いてジャックに尋ねる。


 「ああ、冬の大会はそっちの学校は出るのか?」

 「通称は、ウィンターバウト♪ ロボットファイトの常識よ♪」

 「上位三位までの学校には、試合への招待が確定で来るんですよ♪」

 「……え、マジで? 悪い、知らなかった」


 金馬の言葉にずっこけるジャックとアリサ。


 「ちょっと! あんた、突然現れて優勝をかっさらっておいて何よ!」

 「まあ待て、これまでロボットファイトと縁がなかったなら仕方あるまい」

 「そうですか、ではまた愛を確かめ合えるんですのね♪」

 「……うん、辞退したくなって来た」

 「いや、夏の王者なんだから出なさいよ!」

 「そう簡単に、勝ち逃げはさせんぞ?」

 「まあ、チームの皆様と振るってご参加くださいませ♪」


 対戦相手から、冬季の大会の存在を知らされる金馬。


 「マジかよ、なら皆と練習しないとな♪」


 どうやら金馬達のロボットファイトは、夏だけで終わりとはなりそうになかった。


 対戦相手が帰った次の日、部室に集まり仲間達と相談する金馬。


 「いや、金ちゃん? マジで知らなかったのかよ?」


 カナメは呆れた。


 「まったく、部長なんですからそれくらい知っておいてくださいな?」


 メープルも呆れた。


 「金さん、今度はロボもパワーアップさせて勝ちましょう♪」


 ドロシーは次の戦いに闘志を燃やしていた。


 「金馬さん、冬は決戦ですね♪」


 シャルルもワクワクする。


 「まあ、クリスマス前だし問題ないかな?」


 マッシュはスマホで調べて納得する。


 「それじゃあ、都合を合わせて他の学校に出稽古とか行くか♪」


 金馬が仲間達と戦う事を決めると、部室のドアが開いて飯盛先生が入って来た。


 「諸君、他の学校から多数の合同練習の申し出が来たがどうする?」


 先生が金馬達に問いかける。


 大会が終わても、金馬達のロボットファイトの夏はこれからであった。


                     マグナデウスファイト 完

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マグナデウスファイト ムネミツ @yukinosita

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