ともぞうエッセイ NO.01(2022 02～)

2022 04 29 生きて俘虜の恥辱

　ウクライナ戦争が長引いてます。最初は二日か三日で終わるとか言ってましたけど、二か月経っても、戦争は終わるどころか、二年、三年かかるかもしれんです。いやもっとかも？

　ウクライナ東部にある製鉄所にウクライナ軍が籠っているとかニュースで言ってましたけど、最後の一兵まで残るそうです。太平洋戦争の日本兵のような覚悟でしょうね。

　中学校の時、若い先生が「日本の兵隊は、生きて俘虜（ふりょ）の恥辱を受けずという酷い教育だった」と言ったことがあります。その若い先生は、「捕虜になっても生きた方が、米軍にとっても食費なんかが大変だから、その方がいいのだ」と言ってました。

　たしかにその方が日本軍にとってもいいのだと思ってましたが、その後、親戚の叔父に言われました。「それは違う。生きて俘虜の恥辱を受けずという意味は、捕虜になったらどんな目に遭わされるかという事や。死んだほうがましやというほどの拷問や言うこっちゃ。そして最後に殺されるというこっちゃ」

　この叔父は、日中戦争、太平洋戦争、と各地に行ったけど、中国兵に捕まったら終わりだとか言ってました。

　コメンテーターとか評論家とかが、テレビで物知り気にやってますけど、しょせん「お花畑」なんだな。