第217話 四章までの登場人物紹介

第四章までの登場人物とそれぞれの解説になります。

三章後半で、「スリム化します」と言っておきながら、出来ませんでした。出てきたり、これから出てくる人達ばかりでしたので。


気になるキャラや新キャラだけ見ることをオススメします。



☆☆☆


ユーリ部隊(名前は未だ無い)


ユーリとカノンの二人だけのチーム。つい最近【国土開放軍】少佐クロエが臨時で入っており、ヒョウも名前だけは連ねるようになったが……。全てが未知数だが、一つだけ分かっているのは、近接戦闘の脳筋プレイがデフォルト。


ユーリ・ナルカミ


年齢23歳。身長182センチ。

鍛え上げられた肉体と経験豊富な戦闘スキルで敵を倒す。モグリとして活動していたらしいが、実は始まりの八人と呼ばれる【八咫烏】の一人。


二五〇年前のユーリがこの世界にいるのは、その身体を利用し能力者用のナノマシンを作るためのベースとして生かされていたから。

席次は末席であるが、恵梨香いわく素行が悪いのに、強すぎたためメンバーに入れざるをえなかったとのこと。


基本的には適当なことばかり言う自由人。誰に対しても本音をぶつけるので仲良くなるか思い切り仲違いするかの二択な人物。


深淵アビス】と呼ばれるモンスターの集合体の力を宿している。ユーリの放つ破壊光線は、モンスターたちの破壊衝動を煮詰めた表れである。



カノン・バーンズ


年齢20歳。身長149センチ。

ユーリの相棒。アホの子。

オペレーター兼ハンターとして活躍するアホの子。ユーリをして「脅威の成長速度」と言わしめるだけの潜在能力を持ち合わせている模様。

愛されキャラとして周囲から可愛がられている。

ボケボケでアホな子であるが、実は作中屈指の頭脳の持ち主(←本人談)

短時間とは言え、異なる視覚の同時処理を熟すなど、作中屈指の頭脳の持ち主という本人談が、少々現実味を帯びてきている。


基本ボケだが、ユーリに対しては辛辣な突っ込みをすることも。その度アホ毛が危機に陥るが、今のところ無事である。


実は医療保険局が生み出したホムンクルスの一体。サイラスが潰した研究所で保護した一人。

戦いから避けて育てられたが、何の因果か遺伝子が覚醒して戦場へと身を投じる事に。

祖父の心配を他所に今日も元気に戦斧を振り回している。


自分の最期を悟っているが、ユーリやサイラスはカノンを何とか救おうと色々画策中。


モデルナノマシン:なし(ホムンクルスとして改造された遺伝子の覚醒により戦う)




クロエ・ヴァンタール


年齢24歳 身長168センチ


ヴァンタール家の天才と呼ばれる若き少佐。

橙の髪の毛をハーフアップにし、大きな瞳と通った鼻筋はエレナに負けじ劣らずの美人だが、その中身は結構残念。

しかしながら【火焔の剣姫】の二つ名に違わぬ、炎を纏った剣技は見るものを圧倒する。


エレナとは騎士学校時代の同期にして元親友。

エレナの命令違反に端を発した元隊長処刑事件により、エレナを恨んでいた。

だが実際はエレナにおいていかれた事を不満に思っていた模様。

クーデターの形で力を握ったロイドに反抗するため、ユーリ達のもとを離れ、西側でゲリラ活動に身を投じている。



モデルナノマシン:【アモン】(叙事詩エピッククラス)

特殊能力:炎の侯爵の異名通り、炎を自在に操る。





ヒョウ・ミナモト【情報屋】


年齢23歳 身長177センチ


ユーリの幼馴染にして悪友。

幼い頃から二人で色々な事をしてきたようで、その絆は誰よりも太く強い。

通信一本でイスタンブール最大ファミリーのドンを動かせる程、裏の世界に精通している男だが、実際は悪戯好きの困った奴。

能力のコントロールが出来ず、誰彼構わずヒョウに対して好感や親しみを感じてしまう。

やたらとお金に執着し、友人であるユーリからも遠慮なく巻き上げていくが、ユーリ本人はそれを「仕方がない」と笑うくらいには理由がありそうだ。


ユーリ同様【八咫烏】のメンバーの一人で、副長をしていた。

隊長であるトーマと引き分ける実力者であり、ユーリ曰くかなり頭も良いらしい。



【ぬらりひょん】と呼ばれる妖怪の力を宿している。



☆☆☆



部隊名:荒野の白鳥 通称シグナス


経験豊富で安定感のある部隊。

攻撃・回復・防御とどれをとっても一級品で、たった一部隊で完結する。

総合力NO1の評価に違わない実力をもった部隊。



エレナ・クラウディア


年齢24歳。身長170センチ。

シグナスのリーダーにしてオリハルコン等級のハンター。

その実力とルックスから【戦姫】と呼ばれファンクラブがあるほど。

真面目で周囲に気遣いも出来るが、最近はユーリの影響からか、状況次第で我を通すこともしばしば。

叙事詩エピッククラスのナノマシン保持者であるが、軍人時代に世話になった隊長の伝でサイラスを頼ってハンターへと転身している。


天才でありながら努力家で、己の弱さを克服するためにヒョウを師事して日夜修行に励んでいる。

ヒョウの事が師弟関係抜きに気になっている。


【軍】出身であり、クロエとは元々騎士学校時代からの親友。

同じ部隊に配属され、同じ隊長を師と仰ぎ、切磋琢磨した二人だがエレナが任務中に命令違反をした事をキッカケとした事件の後に仲違い。


数年の時を経て、つい最近ようやく仲直りをした。


モデルナノマシン:マルバス(叙事詩エピッククラス)

特殊能力:治癒魔法、真眼(本質を見抜く目)



フェン・ベネット


年齢22歳 身長172センチ


シグナスの斥候を務める。軽装と二本のダガーを使用する手数の多い戦士。

ユーリの事があまり好きではない。

ユーリをして「まあまあ」と言わしめる戦闘能力だが、本人はユーリにやられた事で、その実力不足を痛感している。

高かった鼻っ柱をユーリや先輩に叩き折られ、最近は少々性格が丸くなった。それでもユーリに対しては心の隅でライバル心を燃やす負けん気の強い男。

アデルと良く喧嘩しているが……本人は色々と意識はしているようだ。



アデル・バークリー


年齢21歳 身長161センチ


シグナスの火力係。大規模魔法をポンポン放てるだけの魔力を有する正真正銘の魔法少女。

あっけらかんとした性格で思った事を直ぐに口に出す。アプスのヴィオラとは気が合う。ユーリをしておバカコンビと呼ばれている程に、波長が合っている。

フェンと良く喧嘩になるのだが……どう思っているかは不明。





ラルド・アイアン


年齢23歳 身長193センチ


シグナスの頼れる盾。動きにくそうな重装備に身を包み、巨大な戦鎚を振り回す怪力。ただし本人は気が弱く心優しい青年。

エリカをして、「中々固い」と言わしめるだけの肉体強度を誇っており、並大抵の攻撃は受け止める。





リザ・メーベルト


シグナスの担当オペレーター。ハキハキした真面目な性格だが、その実エレナのファンクラブ会員であったりする。

ちなみにその事をエレナは知らない。


エレナを奪っていきそうなヒョウの事が嫌い。



☆☆☆



部隊名:砂漠の鷲 通称アクィラ


男性四人で構成されたチーム。

ユーリがリリアの護衛を許すほどの実力者揃いであり、加えて全員が幼馴染というチーム間の絆も太い。その絆が生み出す連携は、ユーリをして「気持ち悪い」と言わしめるほど。

実力、経験に裏打ちされた安心感すらある。サイラスやエレナからの信頼もあつい、安定したチームである。



ダンテ・ハワード


身長180センチ 年齢33歳


アクィラのリーダーを務める褐色肌にホワイトヘアの伊達男。本人曰くギャンブラーという事だが、あまり強くはない模様。

エレナを「お姫様プリンセス」と呼んだり、「可愛い子ちゃんのため」と口走ったり、軽薄そうな印象を与えるが、一応オリハルコン等級のハンター。


何だかんだユーリもその実力を認めている出来る男……だと思う。



ロラン・デ・リオス


身長175センチ 年齢33歳


アクィラのメンバーで、フェンの師匠的な立ち位置。

フェン同様二本のダガーを扱い、素早い動きと手数で敵を圧倒する実力者。

ランクはミスリルだが、フェンいわくオリハルコンに上がらないだけのミスリル。


ダンテと違い、女性に対しては非常に真面目なロランではあるが、単純にシャイなだけ。




ディーノ・デル・レイ


身長178センチ 年齢32歳


アクィラのメンバーで、物静かな男。

一般的には無表情な男だが、アクィラのメンバー曰く「めちゃくちゃ表情豊か」らしい。

メンバーの中で唯一の妻帯者。

また物静かなラルドとは気が合うようで、実はたまに二人で飲みに行く中。



ルッツ・セグラ


身長188センチ 年齢34歳


アクィラのメンバーで、坊主頭の巨漢。

その巨体からは想像できぬほどの精密な射撃能力をほこり、サイラスの率いる部隊中でもトップの腕である。

また手先も器用で趣味はアクセサリー作りと見た目からは想像できない。

ちなみに妹がおり、小さな頃から妹の髪を結ったり小物を作っていた影響で手先が器用。



ブルーノ・ベーガ


身長177センチ 年齢35歳


アクィラのオペレーターを務めるヒゲのにあうナイスガイ。

足を怪我し引退した元ハンターであるが、その実力は今も健在でフェン相手なら正面から叩き伏せられるほど。

元々ダンテ達のチームでリーダーをしていたが、今はオペレーターとして彼らを導いている。

喫煙者であるが、基本的に飲み屋以外では棒付きキャンディーで我慢している。


……と言うか、タバコを吸っているとリザに小言を言われるのでキャンディーで誤魔化している。




☆☆☆




部隊名:焦土の鳳凰 通称フェニックス


元々は二人で構成された部隊にリンファとゲオルグが合流した異色の部隊。

エミリアの復活能力、ゲオルグとルカの突破力、それらを運用するリンファとオペレーターながらフォローに徹するイーリン。

複雑な戦略を駆使し、戦場を制圧する稀有な部隊。




エミリア・パーシヴァル


身長156センチ 年齢21歳


特徴的な縦巻きプラチナブロンドとドレスに似た服、扇で口元を隠して表情を読ませない悪役令嬢真っ青な女性。年齢的には女性だが、カノン同様見た目に幼くユーリをして子供だと思われている。

フェニックスの名に恥じぬ復活能力を有したエリート中のエリート。

どうやら元准尉らしいいが、本人の性格が原因で軍に馴染めず止めた模様。


幼い頃にアナスタシスの被害にあった神子の一人。

その非人道的な拷問の日々を鼓舞する為に、外側だけは強く振る舞う性格になった。


蛇腹剣というロマン武器を使いこなし、中近距離で戦う。


モデルナノマシン:フェニックス(叙事詩エピッククラス)

特殊能力:復活(1日5回まで)



ルカ・ドラグニル


身長173センチ 年齢21歳


ミントグリーンに輝く髪をセンター分けにした王子様然とした青年。華奢な見た目に反して無骨な大剣を振り回す。

エミリアに付き従うような雰囲気から、どうしても従者のようなイメージを与えてしまうが、どうやらエミリアはルカに対して異性としての意識があるようだが、ルカの本心は不明。


ゲオルグの力強さに憧れ、剣を振り続けた華奢な少年は、今やユーリをして頼れる火力だと認識されている。



ゲオルグ・アウグスト・フォン・ドナースマルク・ツー・イーゼンベルク・ウント・ゲッティンゲン


身長212センチ 年齢38歳


恵まれた体躯と特徴的なカイゼル髭を持つ衛士隊の元隊長。

元々は軍出身であるが、奪還間もないイスタンブールでリンファの父が必死に市民を守る姿を見て、そのように生きたいと衛士隊の門を叩いた。

下手に強すぎる能力ゆえ、自覚するほどの経験不足。

それを補って余りあるガッツと身体能力が武器である。

一連の騒動の責任を感じ、以前から心に決めていた隊長職と共に衛士を辞して、サイラスの組織へと身を置くことに。


38歳ながら身体が大きくなるなど、どうやら未だ成長を続けているようで、サイラス麾下の面々の中でも屈指の火力を誇る。(拳だけで)



モデルナノマシン:ヘカトンケイル(伝説レジェンドクラス)

特殊能力:百手(一振りで一度に複数回の衝撃を与えられる)



リー・リンファ


身長167センチ 年齢27歳 


長い黒青色の三つ編みと、吊り目がち深緑の瞳が特徴的な女性。

衛士隊の分隊長を務めていた才女であり、その実出身地である巨大スラム地区クーロンの犯罪者を見逃し、武器を横流ししていた。

クーロンが企んでいた革命を止めようと奔走するも、中々上手くいかず。

クーロンを扇動していた男を追い詰めるも、返り討ちにあったところを駆けつけたユーリに助けられた。

ユーリには感謝してはいるが、恋愛対象としては見ていない。


基本的には賢く優秀な女性だが、少々激情にかられることも……。

クーロンの事件の後、ゲオルグ同様サイラスの組織へと身を寄せている。


模索していた人間関係も今は昔。最近はチームの頭脳として、その才覚をいかんなく発揮している。


人間観察が得意なようで、サイラス麾下のハンターたちの人間関係を鋭く見抜いている。……特に男女間。

人の噂ばかりで己に春が来ていないことを、本人がいつ気がつくかは不明。



モデルナノマシン:ナーガ(希少レアクラス)

特殊能力:(毒、毒無効、熱感知)




イーリン



フェニックスのオペレーターを務める女性。

眠たげな瞳と、破棄のない声からやる気がないように思われがちだが、実際は人一倍やる気はある。


カノンやユーリを馬鹿と断じる一方、リンファを元気づけたりと仲間思いの一面もある。


エミリア同様アナスタシスの被害者であり、感情の起伏が少ないのはそのせい。

だが、カノンやユーリが絡むと以外に激情を見せる事もあるらしい……




☆☆☆



部隊名:草原の風鳥 通称アプス



女性四人で構成されたチーム。リーダーがやたらオドオドしている……かと思えば戦闘狂という傍目には良く分からないチームだが、部隊間の結束は固い。

バラバラの女性たちをまとめ上げるノエル(戦闘狂バージョン)と、全てを優しく包み込むオペレーターの柔らかさで、今日も姦しく任務をこなしている。



ノエル・ハイネマン。


身長164センチ 年齢21歳


アプスのリーダーにして戦闘狂の一面をもつ二重人格者。

濃紺色のツインテールと眼帯がトレードマーク。

眼帯を外すと凶暴化し、殺戮マシーンと化すが、実はユーリとは違い、冷静に相手を切り刻むことだけを考える為、以外にもチームプレイは得意だったりする。

長い爪を模したナイフがついたグローブ、という独特の武器をもって戦う。


エミリア同様アナスタシスの被害者。拷問のせいで二重人格を発症し、現在までそれに苦しんでいる。

エミリア、イーリンとは境遇が同じ為、非常に仲が良い。


モデルナノマシン:ジャック・ザ・リッパー(伝説レジェンドクラス)

特殊能力:不明



ヴィオラ・ノルダール


身長160センチ 年齢24歳


緑のポニーテールが特徴のアプスの元気印。

アプスのムードメーカーであり、アデル同様サイラス軍団のムードメーカーも務める。

魔法と得意とする上、性格も似ているのでアデルとは良くつるんでいる。



イリーナ・ル・グィン


身長165センチ 年齢25歳


アイスブルーのロングヘアと泣きぼくろが特徴的な女性。

遠距離からの狙撃はルッツに次ぐ程の腕前であり、チームのストッパー役も兼任する落ち着いた性格。

歯に衣着せぬ物言いが素敵だと、一部に非常に熱心なファンを持っている。



ルチア・シアーノ


身長170センチ 年齢23歳


無造作に切りそろえたショートカット姿のボーイッシュな女性。

巨大な槍を振り回し、ノエルと二人でチームの前衛を務めるパワーファイター。

ガサツに見える振る舞いと口調だが、裏表のない性格は皆から好かれている。



ベルタ・グリアーニ


身長161センチ 年齢41歳


アプスのオペレーターを務めるおっとりした女性。

どんな事態でも慌てることなくノンビリとしているが、チームメンバー曰く、ノエルという尖ったリーダーとのバランスが取れているらしい。

年齢よりもかなり若く見える。



☆☆☆



グレイ商会


サイラス・グレイ


年齢57歳。身長180センチ。

元ハンター協会イスタンブール支部長。年齢通りの白髪に髭面だが、彫りが深く整った顔は、老人というよりナイスシルバーなイケジジ。

20年前にイスタンブール奪還を果たした【イスタンブールの英雄】。だが今は【人文再生機関】に対して隠れて牙を研ぐテロリストの親玉。

基本的には合理主義者だが……結構情に脆かったりする。


【人文】の企みへの意趣返しも兼ねて、クロエを誘導してサテライトシステムを世界へと広めた。その影響でハンター協会から離れる事となったが、準備万端で既に新たな商会を立ち上げて起動に乗せている。


若い頃はイスタンブール奪還前に、悪の組織の研究施設を潰せるくらいには尖っていた模様。その時ホムンクルスであるクレアやカノンを保護して育てた。


既に全盛期を過ぎているが、それでも今のエレナに匹敵する程強い。




クレア・ボールドウィン


年齢26歳。身長164センチ。

サイラスの右腕的存在。いつも貼り付けた笑顔をたたえたスレンダー美人。

サイラスを「閣下」と呼びしたい、サイラスの事になるとちょっと暴走しがち。

ゲオルグ、ユーリ、ヒョウと名だたる早食い自慢をしても、呆然とするほどの早食いの能力を持つ。

サイラスのため、何時いかなる時でも動けるよう食事を手早く済ませるのは基本らしい。


ホムンクルスだと思われていたが、実は人間であった事が判明した。




☆☆☆



【女神庁】


ロイド・アークライト


年齢39歳 身長177センチ

元軍総司令官。サイラスをして俊英と言わせるだけの男。


元アナスタシスの信者にして、リリアの本当の父親。

リリアを守るために、アナスタシスの幹部を皆殺しにし、それを生贄に悪魔オロバスを召喚した。

オロバスの権能によってこの世界の隠された真実を知り、己が神となるために行動を開始した。


その目的は、星の核とも言える存在を作り出し、それを制御することで人類を新たなステージへと押し上げる事。


己のナノマシンとは別に、オロバスから貸し与えられた力、過去・現在・未来の現象を見る力を宿す。


チョコレートケーキが好き。



シェリー


身長160センチ 年齢:不明


ロイドの専属メイドにして、口の悪いツッコミ役。

ロイドの事に対して歯に衣着せぬ物言いが出来る唯一の存在。

その口ぶりからも二人の信頼は厚いことだけは分かる。


チョコレートが苦手。





デボラ・ファン・ダム


元通信放映局局長。ロイドに協力し、演説や、【人類統一会議】で交わされた「街を襲わせる」という話を、世界中へ配信した張本人。

かつての仲間を売ることで、一時の安全を得たが、エリカから「そのうち殺す」と脅されている。





☆☆☆






アレクサンドル・ラジェフ(故人)


エレナとクロエが初めて配属された部隊の隊長。

アンダーグラウンド襲撃時、『エレナを唆して命令違反をさせた』と言う名目で処刑されている。


凄腕の剣の使い手にして、サイラスの古い友人。


今のエレナやクロエですら勝てない程の実力者だが、軍部では冷遇されていたようで准尉(殉職で中尉へ特進)止まり。

それだけの実力がありながら、冷遇される軍に留まっていた男だが、最後は希望をエレナ達へ託して処刑される。


実力を評価されぬのに軍にいた理由。それをエレナやクロエの為に投げ捨てた行為の果に、二人が仲違いをするという真逆の結果に。

ただそれにいち早く気がついたユーリが、二人をけしかけた事で彼の希望は未来へと繋がっている。




☆☆☆



協力者


リリア・オーベル


年齢21歳。身長165センチ。

路地裏のダイニングバーで歌を歌いながら給仕をする女性。

幼い頃に両親に拾われているため血は繋がっていない。

ユーリの事が好き。

その歌声は、聞くもの全てを魅了する程の圧倒的存在感を放つ。

でも本人は、ちょっとあがり症で、素直になれない年相応の女の子。


イスタンブール奪還祭で、脅威の歌声を披露して一躍時の人に。

最近は店が忙しいが、実は休日にユーリとちょこちょこ出掛けている。


その歌声は、モンスターという現象を否定し、拒絶する力。

故にモンスターから受けた傷ならば、立ちどころにそれを否定し癒やし無かった事にする。


ロイドが出現させたダンジョン、その奥底に生まれた星の核に、リリアの歌を聞かせれば、世界は目覚めてモンスターという悪夢を払う事が出来る。


ただそれはユーリ達の命と引き換え。



ゲンゾウ・イワクラ


年齢68歳 身長211センチ


一つ目の鍛冶屋。

実は元技術開発局所属の凄腕。

ちなみに能力者としても覚醒しており、戦っても強い。

カノンが使う戦斧を準備した男。



クラウス・バーンズ


年齢68歳 身長171センチ


カノンの祖父にしてその生誕に関わった研究者。

自分の研究が禁忌に触れている事を知って、ゲンゾウに助けを求めた。

その結果、研究施設はサイラス達に滅ぼされたが、カノンを引き取って今日まで育てている。

カノンを育てる理由は、本人曰く罪滅ぼしの偽善。

カノンに対しての罪の意識と、自分が裏切った事で命を落とした研究者へに対する罪の意識の両方。



マルコ・ロマーニ


年齢38歳。身長177センチ。


レオーネファミリーに所属していたダンディな男。ユーリの手引で因縁あるドン・レオーネと直接対決をした。

組織を刷新し、今は新生レオーネファミリーにてNo.2のポジションで辣腕を振るっている。




☆☆☆



【八咫烏】

二五〇年以上前に極東の島国で結成された、対異形特殊部隊の名前を冠する組織。その実態は、オリジナルの【八咫烏】で、この世界に復讐するために活動している。



エリカ(エリー):【戦鬼】天童 恵梨香


赤髪に赤眼と言う派手な女性。吊り目がちな美人だが、口調は男性のように荒々しく、その戦いぶりも荒々しい。

【八咫烏】の第四席にして、ユーリ同様近接戦闘タイプ。


モンスターを従える能力を有している。


宿している力は、酒呑童子



タマモ(マモ):【白面】九重 玉藻


濡羽色の髪の毛に、大きくタレ目がちな瞳。女性らしい体つきと、おっとりとした喋り方が特徴の女性。

下駄を好んで履き、カラコロと音を立てて歩く。

【八咫烏】の第三席にして、エリカとは違い、魔法を使用した戦闘が得意。

ユーリいわく天才。


宿している力は、白面金毛九尾狐



リク:二代目(初代は死亡)


身長171センチ 年齢不詳


本人曰く、【八咫烏】の第九席。ホムンクルスとして生み出され、ジョゼフ医療保険局長の個人的依頼で能力開発局局長を暗殺した。

その時に遭遇したヒョウに殺される。

【八咫烏】第七席、真の能力を受け継ぎ、幻影を見せる能力を有している。



トア


身長170センチ 年齢不詳


 【八咫烏】の第十席。リク同様ホムンクルスとして生み出された存在。

自身がホムンクルスであることに、何の感慨も持っていない。

どちらかと言うと刹那的な生き方を好む。

【八咫烏】第六席、鈴の能力を受け継ぎ、相手の感覚を逆にする能力を有している。



トーマ(隊長):【鬼神】大嶽 冬真


エリーとマモから隊長と呼ばれる男性。見目がよく、時代が時代ならモデルや俳優として大活躍出来たであろう逸材。

八咫烏をまとめあげ、狂気の女二人をコントロールする男。

かなりの実力者らしいが、復讐に走った今の現状をどこか後悔している素振りを見せる。


隊長という呼び名の通り、【八咫烏】の主席であり、近距離・遠距離を問わず戦える万能型。


宿している力は、大嶽丸。



リンコ:【覚者】佐藤 凛子(故人)



黒髪ポニーテールの小柄な女性。

ユーリやヒョウの幼馴染。

心を読むサトリというモンスターの能力を宿しており、ユーリ曰く「技を出す前に押さえられる程の実力者」とのこと。


【八咫烏】の第五席にして、タイマン戦闘特化の実力者。


宿していた力は、覚。




スズ:【逆鬼】天野 鈴(故人)


【八咫烏】の第六席。

ユーリよりも四つ下。見た目は大人しそうな女の子だが、ユーリ曰く戦闘の天才。


相手の感覚を逆さまにして、抵抗させず制圧する。


宿していた力は、天邪鬼。





シン:【幻影】霧野 真(故人)


【八咫烏】の第七席。

スズ同様ユーリよりも四つ下。幻影を見せ、相手を手玉にとる実力者だが、年相応の悪戯坊主な一面もあった。


宿していた力は、蜃。





☆☆☆


その他


ジョゼフ・チャーチ


現医療保険局局長でありながら、地下に潜ってホムンクルス研究を続けるマッド・サイエンティスト。研究を無駄扱いされた事を腹いせに、地下で【人文】相手に牙を研いでいる。

能力開発局局長に個人的恨みがあったのか、ホムンクルスを差し向けて暗殺している。







とりあえず、これで全員かな?

他にも知りたいという情報があれば、追記します。一応残すところは最終章だけなので、もう隠された真実はない……はずなので。

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