転生した文豪作家は本がお好き
白狐
第1話 文豪作家は本が好きすぎる
私は、新川 健 (にいがわ たける)というものであります。
文豪作家と言われる職業についていた。文豪作家にはよくあることだが、私は本が好きである。特に、「吾輩は猫である」や「檸檬」などの有名な文豪は桁違いに好きであり、本はもはや恋人である。しかし、その本好きが裏目に出てしまった。ある朝、いつも通り本屋へ行き新しい本を買った。我慢できずに本を開き、読みながら歩いていると向かいに馬車が来たようだ。いつものことなのであまり気に留めずに歩いていると、いきなり馬が暴れ出した。私は本に夢中で、喧嘩かと思い歩いていた。すると、馬車が私に当たり運悪く橋だったあげく川に落ちてしまった。私は覚悟した。本と一緒に心中できるなんて…。幸せだったな。などと私の人生は良かったと安心しつつも生きたいと願っておりました。
ふと、水の中に一筋の光が見えました。何やら誰か探しに来たのかと思い安堵の表情を浮かべておりました。
しかし次の瞬間、私は暖かく明るいところにおりました。
一瞬で息ができるようになったことに驚き目を開けました。
すると何やらぼやぼやした人影が二人見えました。
何やら話しているように思えます。
若い男の方と女の方がいらっしゃいます。
私は何がなんやらわからなくなっています時に女の方に抱き抱えられました。
その時その方が初めて口にした言葉をよく覚えております。
「初めまして。私の可愛いアルツと申したのであります。」
転生した文豪作家は本がお好き 白狐 @utubo1215
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。転生した文豪作家は本がお好きの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます