無謬それは無謬
もしも多数決で、酒を飲んだ者は死刑と決まったら
僕らは従わなければならないのだろうか
それがどんなに理不尽な内容であったとしても
“それが民主主義だから”受け入れなければならないのだろうか
果たして民主主義が人類の限界なのだろうか
動物界はとてもうまくできているように見える
それとも少しずつ進化しながら世界に適応していくのだろうか
それなら果たして人類も
どうしたって結局歴史は繰り返す
たとえ一回滅んだとしても、
また同じことを繰り返すのだろう
何度痛い目に遭っても僕らは自ら痛い目に遭いに行く
ひょっとしたら僕らは平和をそれほど望んでいないのかも
僕らは争い合うようにプログラムされているのかも
一回全部滅んだ方がいいのかもしれない
そしたらそれだけ進化できるのかもしれない
僕らは今とは全く異なる生物に進化する必要があるのだろうか
でなければ今を変えることなどできないのだろうか
新たなる生命体として生まれ変わった時
その時僕らは平和の仕組みを理解することができるのだろうか
僕の世界と君の世界は違う
僕の守りたい世界と君の守りたい世界は違う
僕のこの世界の守り方と
君のこの世界の守り方は
まるで違う
僕らは絶対の境界線を持っていない
何が正しくて、何が間違っているのか
僕らは一人一人異なる答えを持っている
0と1の中に存在する無数の千差万別の答え
それでも僕らは選ばなければならない
僕らは決めなければならない
学ばなければならない
僕らは自ら責任を負わなければならない
だけど手を挙げれば生け贄になる
だから僕らは助け合わない
だからただただ空気に支配される
そして飲み込まれる
それじゃいけない このままじゃいけない
そう本当は誰もがちゃんと怖がれている
それでも僕らは争い合うことをやめない
それが僕らの限界なのか
僕らは今とは全く異なる生物に進化する必要があるのだろうか
でなければ今を変えることなどできないのだろうか
新たなる生命体として生まれ変わった時
その時僕らは平和の仕組みを理解することができるのだろうか
新たなる生命体として生まれ変わった時
その時僕らは平和の仕組みを理解することができるのだろうか
仮定の話を否定するのは余裕がないからだ
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