無能感
戦争は、起こるべくして起こる
崩壊は、なるようにしてなる
地球は、終わるようにできている
世界は、うまく組み立てられていないんだ
周りの人たちはみんな一生懸命
僕のために君のために、みんなのためにみんな頑張っている
それなのに事はうまく運ばない
誰もが何かをしているというのに
何もかもがうまく進んでいかない
それはどうしてなんだろう
子供の頃は信じていた
大人たちはみんな力を合わせてより良い世界のために、
毎日一生懸命頑張っているのだと
でもみんなちゃんと悩んでいる
しっかり考えた上で事を成している
それなのにどうしてもうまくいかない
必ずどこかで綻びている
一瞬のズレがやがて切断に繋がる
でもだからって誰も完璧な人間になんかなれない
でもいつだってみんな最善を尽くしている
なのにいつもどこかで糸は切れてしまって
”より良い方“へ行くためには
いつもピースが欠けている
どんなに仲の悪い人でも
誠意を持って接すれば、きっといつかわかり合える
そんなおとぎ話を長い間信じていた
悪い人が悪いことをしているから悪くなる
だから世界はうまくいかない
それはわかりやすいけどまるで正しくない
誰が何をしてもどうにもならないんだもの
誰が正しいとか何が悪いとか
もうそういう次元じゃない
この世界は”こう“なんだ
うまく組み立てられていない
彼はたまたま通りがかったというだけで殺された
この世界が“うまくでき”ていないのがわかるだろう
戦争は、起こるべくして起こる
崩壊は、なるようにしてなる
地球は、終わるようにできている
世界は、うまく組み立てられていないんだ
世界は、うまく組み立てられていない
世界は、うまく組み立てられていない
世界は、うまく組み立てられていないんだ
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