第2話

フリーマーケット(百花繚乱)の会場は

日曜日ということもあって、大盛況だった。

「どれにする、銀奈」

友人の川魚(かわざかな)が隣で最新コミック

を物色している、光銀奈に向かって

尋ねた。

銀奈はポニーテールの似合う

十五才のかわいい女の子だった。

「ウウーン、こんなに

あると迷っちゃう」

と言いながら銀奈は上機嫌だった。

「これにする」

銀奈が手に取ったのは、(爆弾魔)という

タイトルのコミックだった。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る