(四)-8(了)
そう思い至ると、鯵ヶ沢は会議室のパイプ椅子を膝裏で音を出す勢いで押しのけて立ち上がった。それと同時に「私が東京へ行きます」と大声を出した。
するとテレビ会議システムでつながっている北海道警国縫署の会議室が映し出すテレビモニターのスピーカーが管理官の声で「頼みます。こちらからも増援を出します」と答えた。
そうして管理官が本日の捜査会議の終了を告げる前に、鯵ヶ沢は藤崎を伴い桂署の会議室を飛び出し、二人の人物を追うことになった。
(了)
捜査会議の報告書 筑紫榛名@次回1/19文学フリマ京都9 @HarunaTsukushi
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
参加中のコンテスト・自主企画
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます