(二)-5
部屋の中は整理整頓がされていない状態だった。そもそも物が少なかったので、散らかっているという程でもなかった。
ワンルームの部屋で、ベッド、ローテーブルが置かれていた。大学のテキスト類は床に平積みにされていた。
二人は一通り部屋の中をひっくり返したあと、二人はベッドの上に腰掛けた。そして鯵ヶ沢はローテーブルの上に置いてあるノートパソコンを手に取り、「頼む」と自身より若くデジタル機器の扱いにより慣れている藤崎に手渡した。
藤崎はそれを開き電源を入れた。藤崎がパソコンの中身を確認している間、鯵ヶ沢はこの部屋の住人のことなどについて大家に尋ねた。
(続く)
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