(二)

 鰺ヶ沢と藤崎は昨日と同じく、同立学院大学の学生会館に来ていた。投資サークル「鹿鳴会」の部長である鳥形翔太に会いに来ていた。

 部長は夏休みにもかかわらず、市場が開いている平日は毎日部室に来て、為替や株式の取引をしているという。

 その学生に、ホロプス山荘で殺された学生たちについて聞き込みにきたのだ。

 すると興味深い情報を得ることができた。六人たちはよくまとまって行動していたが、対して下沼知は、いつも一人でいることが多かったという。


(続く)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る