第29話 決戦(1)

王都を捨て、東部へ逃げてきたサリサ王国の王や家臣達は隣国であり、

同盟国であるオウニラ王国を頼り、援軍要請を出した。


ーーオウニラ王国にて


「サリサ王国から援軍要請が来ています!」


「分かった。すぐに軍を派遣しよう。軍の連中に伝えろ。」


「はっ」



ーー翌日


サリサ王国に到着した援軍は説明を受けるとすぐに周囲の町を奪還した。



そして4日で王国東部・東南部を奪還した。また、一部の捕虜も救出でき、

戦力が増えた。



ーーさらに1週間後


「王国南部の奪還が完了しました!」


「「「おおっ!」」」


「大義であった。少し休憩を取られよ。」


「いえ。このまま南西部も奪還してからに致します。」


「そうか。分かった。」


「失礼します。」



ーー2日後


サリサ王国とオウニラ王国の連合軍が南西部の町のうち一つを除き奪還に

成功した。


残る一つの町は包囲はしたがまだ敵が降伏しないという状況だった。


「どうするべきか・・・」


「白旗でも上げますか?」


「いくら何でもそれは早すぎる。

 明日、朝駆けでもさせよう。」


「はっ」



ーー翌日の早朝


「日が昇ってきましたが、いつ頃に突入させますか?」


「もうすぐだ。敵に悟られぬように準備をさせろ。」


「はっ」



ーー10分後


「ゆっくり悟られないように進め。」


「はっ」



「突入!」


「おー!」



夜明けからまだ1時間も経っていない為、見張り以外は寝ていた。


その為、次々と兵士が倒されていく。



「奪還だー!」


ついに、南西部も奪還に成功したのだった。


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