信仰

その後オギュたその先導の下、村のあっちゃこっちゃで


「あなたにキュアキュア~☆」


とか


「死体にリザリザ~☆」


なんてやりまくって神の奇跡の大盤振る舞いをした後、黒いちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちん


ん?


黒いちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちん




これは生殖器の固有名詞をプロテクトされてんのか?


じゃあちんちんでえーわい。


黒いㄘんㄘんのおっさんが村長らしく、そいつに奇跡完了書にサインさせて首都へ戻る運びとなった。


ハァ~~~~こんな魔法があったら前世で金持ち助けて死ぬまでネトゲしながらオナホ三昧できたのにマジやるせないわ。


「はぁ~、じゃあ帰るかの。歩いていくんか?」


元気は有り余ってんだけど、なんか足の裏とかぷにぷにしてて三キロ歩くのすらヤバそうなんだけど。

つか風呂はいりてえ。


「聖都に馬を走らせましたので、早ければ10日ほどでお迎えが参ります」


「10日!」


「神の齎せた奇跡にあてられか使命の心も強く見えましたので、おそらくは期待できるかと」


いや、あまりの長閑さに驚いたんだが。


ウマって30キロくらいしか出ないんじゃなかった?

あと全力で走らせると数十分で肺が裂けて自分の血で溺れて死ぬとかなろう小説で読んだ気がするんだが、こりゃまるまる一か月くらいはみとかんとアカンな。


「村長、それまで世話になるぞ」


「ああ、ゆっくり寛いでくれ」


「風呂炊いてくれ~」


黒ちん村長がギョギョっって感じの吃驚様でこちらを向く。

風呂て名詞あるしあんだろ?


「・・・ここでは水がとても貴重なので、都のような持成しは、その」


「あー、マジか・・・」


「我が使徒、デジレとマノンに水をとりに行かせてますゆえ、しばしの辛抱を」


「死人も生き返るっつか器質的な破壊をちちんぷいぷいで再生しちまうっつーのに水ぐらいなんとかなんねーのかよ」


「精霊魔法の使い手なれば能うのでしょうが、才を持つ者は希少なのです」


聖霊じゃなくて精霊?


「水とか土とか火とかってやつ?あと風だっけ」


「はい。彼の者らは無から水や風、炎を顕現させます」


ふーん。英語で叫べば出るんかな。


「ウォーター!」


ジョババババ・・・・・


「うおっ」


めたくそ水出てきた。英語スゲーな!


「なんと」


「神聖系だけでなく精霊まで使役するとは・・・」


とりあえず股間を洗う。


う~ん、ハンディウォシュレット。


・・・ひょっとしてアメリカっぽい発音にするとコーラになったりせんかの?


「ワーラー!・・・うぉおおおお!!!!!!」


壊れた消火栓並みの水流が飛び出し村長の家に直撃、バリバリと破滅的な音と共に村唯一の文化的つか文明的な建築物は破壊されてしまったのであった。




やはり家はキュアキュアじゃあ治らんかった。

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