棒を取り戻せ!

気が付くとワシは白い部屋に居た。


「生殖器の固有名詞を連呼するのを止めてください!」


諸悪の根源である天使ぽい何奴が目の前で何かを要求していた。


「いや、まずワシのちんこ返すとこからはじめようか」


「ハイちんこ言った!もう返さな~いwww」


「なんじゃそりゃああああ!!!!!!」


ワシらはひとしきり暴れた後、新たなる合意へ向け建設的に意見交換を始めた。


「いいですか?前世は男でイージーライフを満喫したんですから次の人生は女でハードモードプレイに決まってるじゃないですか」


「うーむ、そう言われてみれば均衡的道理があるような気もしてくるのじゃ。よし!いっちょちんこの無い人生にトライしてみるか!」


「それと初めにも言いましたが、生殖器をさらけ出しながら恥部名を連呼するのもいけません」


「はぁ?まんこ主張してちんこ絞らにゃ生物学的使命をはたせんじゃろ」


「あのですね、あなた前世で生殖器名を叫びながら下半身丸出しのガニ股で迫ってくる女子がいたらどうしました?生物学的使命感に猛り上がり行為へと邁進できましたか??」


「ああ、そら即飛び蹴り案件じゃのぉ・・・ヤバすぎる生物にしか見えんわい」


「そういうことです」


「しかしあのガンダムみたいな顔で恥じらってものぉ・・・」


「いやいやいやいや、このカオですよ?めたくそ美少女じゃないですか!」


天使ぽいやつが指す空間に女の顔が出た。


「はぁ~、ガイジン美少女じゃな。たしかに勃つはこれならwww」


「そうですね、日中の強いコントラストで汚い水たまりに写ったカオなんてアテになりませんから、頑張ってくださいね。それでは行ってられませ」


「ちょっとまて、お前の要求しか聞いとらんじゃな・・・」




ワシは死んだ。


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