第5話 親友の怒り💢
ヴィシュヌ様グループにあっという間に知れ渡る事になるのだ。
俺が片思いな娘と婚姻を結んだと。
当然チコちゃんや、サンディ姫様の耳にも入るわけで。。
俺は暫くは、行けないと考えていた。。だが、そうはいかないらしい。
セト神様は、俺とジャンを連れて再びヴィシュヌ様の元へ。
俺を見るなり、チコちゃんからの容赦ない言葉がやってくる。
「ひおりちゃん!!どういう事!?
サンディお姉様を傷つけて!!」
セト神様は、チコちゃんとサンディ姫様を一緒にヴィシュヌ様の部屋へと連れて行くのだ。
あぁ〜、、修羅場だぁ、、、どうしたらいいんだぁ、、、
俺はドキドキが止まらない・・・
これが、恋のトキメキならまだいいのに。。。
チコちゃんがムスッとしながら、座る。
セト神「さてと。今回は、ひおりが婚姻を結んだでな、報告に来たのだ。」
ヴィシュヌ「セト神様、どういう事なんだい? ひおりちゃんの想いが相手に通じたのかい?」
セト神「いいや。ひおりの片思いは変わらぬ。」
サンディ「片思いなのに、、婚姻?、、どうして、、?」
セト神様は、淡々と言うのだ
「言わば『政略結婚』じゃ。」
チコちゃんには意味がわからないようでサンディ姫様を突き意味を聞いている。
ヴィシュヌ「せ、、政略結婚?、、?! 神の世界にそんな、愛の無い婚姻なんて、、聞いた事がないよ!! そんな事をして、、、人間の世界にまで何かの影響が出やしないのかい?!」
セト神「全く愛がないわけではない。ひおりの片思いじゃ。」
サンディ「では、相手の方は彼を想ってはいないと・・・?」
俺は血の気が引く思いで聞いている。
あぁ〜、、、帰りたい!!
この場から逃げたい!!
こんな事ばかり考えていたら、ジャンが横で笑うんだ。。
酷い男だよ、、全く・・・
チコ「ちょっと!!何がおかしいの!!」
チコちゃんがジャンを睨む。
ジャン「失礼。。ひおりの青ざめていくのがおかしくて、、つい。。」
ヴィシュヌ「ジャン、、ところでなんで彼がいるんだ?、、ジャンにも関係が?」
ジャン「はい。ひおりの片思いの相手は、私の番相手でして。。」
ヴィシュヌ「はぁ?、、、な、なんてこと!! 君たちは正気なのか??
番相手を別の男性にくっつけるなど、、、ちょっ、、ちょっと待って、、ジャンの番相手って、、、
りおちゃん?!、、、いや、、誰だっけ?、、
あぁ〜、、、ややこしい相手じゃないか!!
冗談じゃないよ!!
そんなややこしい相手の渦中にいる男性など、、うちの娘になんて、、、
絶対に駄目だ!!
許すわけには、、いかない!」
大パニックなヴィシュヌ様なのだった。
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