あとがき

この詩集は、2003年頃の詩

そして2013年頃に書き下ろした詩が混在している詩集です。

どちらにせよ、懐かしい。


この頃って、どうも言葉の鋭利さと

韻を踏むことは意識しているんだけれど、

逆に語感には無頓着で。

それはそれで、今から読むと新鮮な感じがしました。


逆に、今はもう書かないだろうなっていう言葉もあったりして。

過去に書いた詩は、黒歴史になる……まぁ、よく聞く話ですが、

意外に読み返して、僕は気恥ずかしさもなく。


過去の尾岡君は、それなりに書いていたんだね、って思います。



一つだけお詫び。

一編だけ、掲載を見送った詩がありました。

「限りなく水色に近い緋色に」

という詩なのですが。

実は詩集「【詩集】Like Music,Live Song~L.M.L.S.Recorders~」で

改稿して記載していた、という。


これ連載小説「限りなく水色に近い緋色」のテーマワードとして書いていて。

数年たった尾岡は、このテーマワードどこにも載せてないから(載せていた)

詩集に転載しても良いだろう(詩集に転載していた)という……。


尾岡は、かなり劣化しているようです(笑)




ということで、思い返してみて。

色々考えて、色々頑張っていたんだろうなぁとか思います。

「空の歌」なんか、まんま遠距離恋愛の時の言葉だしね。


思うのは、その時の感情の意味よりも

なんとなく、この言葉が面白いとか

突き刺さるとか、

リズムが良いとか。


そんな接点で良い気がします。

言葉で遊ぶ。

言葉遊びをしたい。


だから「言霊游戯」

今こうやって読むと、あかなか悪くないなって思うこの頃。


お読みいただいた、皆様。

本当にありがとうございました!


2023年7月 

作者 拝

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

【詩集】言霊游戯 尾岡れき@猫部 @okazakireo

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ