第一章 ととさんだってなあ、やればできるんですよ!~
とはいえ、追われる理由なんて見当がつかない。
だって俺は、しがない薬売りだよ?
ときどき興味本位で薬とは無関係なもの作っちゃうけど、それはまだ売ってないし・・・。
なんでだ?
首をひねって考えてみるが、さっぱりわからない。
「・・・まあ、あいつらから直接聞いたらいいか」
フードをかぶり、すぐ近くの路地裏へと入っていった。
そのあとを、三人の男が入ってゆく。
誘いこまれているとも知らずに。
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