戦争の行方
●戦争中のルビー王国 首都パール
「おりゃあー!!」
「攻めろー!!」
(このまま攻め続けていたら軍人は体力がもたない。そうなれば・・・!)
「もしもし、女王様ですか?3剣士が一人、ルイカでございます。」
「ルイカね、どうしたのかしら?」
「今パールに偵察に来ているのですが、もう軍が憔悴仕切っているようです。つきましては、私が戦場で戦うのを許可していただきたく。」
「そうね・・・。私もかなりルビー軍が疲れているのはわかっているわ。3剣士の出陣を許可します。他の3剣士にも伝えておいて。」
「はい、承知いたしました。」
「あと・・・。」
「はい?」
「くれぐれも、死なないように。」
「はい、わかりました。」
ピー、ピー
(この勝負で負けられない・・・。私の3剣士人生がかかっているわ!)
●ルビー王国 サピシニス
「殺してやる、あいつを、あいつを・・・!!」
●ルビー王国 首都パール
「おりゃあああ!!!」
「勝つぞー!」
「ルビー軍、静まりなさい!」
「あれは、3剣士のルイカ様!?」
「出陣の許可が降りたのですね!」
「3剣士が来たからには勝たせてもらうわよ!アクアマリン、トルマリン、そして、キャッツアイ!!」
「おー!!!」
全員がルビー軍に注目していたその時・・・。
「うるさい・・・。だまれ・・・。」
「だれ!?」
「俺はエッジ・ワールス・・・。アクアマリン王国女王エマリアから出陣の命が出た・・・。命令通りお前らを滅殺する・・・。」
「あ、あれは・・・!」
「アメジストの地獄の・・・!」
「しゃべるな・・・。鬱陶しい。」
ジャキン
「気をつけろ・・・。お前らもしゃべればこのように死骸になるぞ・・・。」
(言葉も、出ない・・・。何この威圧感。3剣士の私でも、勝てるかどうかの所よ・・・。でも女王様には逆らえない。エッジを殺してみせる!)
「私と戦いましょうよ、エッジ。」
「あんたは・・・。ルビーの3剣士か・・・。いいぞ・・・。かかってくるが良い・・・。」
(私の技術を生かして・・・!)
シャキン
「な、避けられた!?」
「俺を誰だと思っている・・・。切り掛かってきたなら俺も反撃する・・・。」
ジャキン
「いい腕だ・・・。」
「負けないわよ・・・!」
ドンジャキンババン
「す、すげえ・・・!」
「ルイカ様より強い人初めて見たぞ・・・!」
ダダン
「今まで遊びに付き合っていたが・・・。そろそろ終わりにしよう・・・。」
「は!?」
ジャキン
「る、ルイカ様・・・?」
「きゃー!!!!ルイカ様が、ルイカ様がー!!!」
「よ、よく、私に、勝てたわね、そんな、強さ、見たこと、ないわ。」
「もうしゃべるな・・・。鬱陶しい・・・。」
「さようなら、みんな、お元気で・・・。」
「ルイカ様ー!!!!!!!!!!!!!!!!」
●ルビー王国王宮 リリイの部屋
「なんですって!?ルイカが死んだ!?」
「そうなんです・・・!ルイカ様が・・・!」
「もう、なんてことなの!!!ルイカも死んで、3剣士も一人へるじゃない!!!!!!どうかしてるわ!!」
「リリイ様、落ち着いて・・・。」
「うるさい!黙れ!B級メイドのくせに偉そうに!もう本気出すわ。3剣士のうちの2人!緊急出陣よ!!!!」
「承知いたしました!!!」
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