342 白衣の天使vs(シンティア)⑥

 私はとびきりの笑顔で答えた。

 転移が開始されるも、これで祠を覆っていた四つの魔術が全て消えるはず。


 後は、ヴァイスたちに任せればいいのです。


 私たちは、事前にある作戦を立てていました。

 それは――。


『ルナさんの黒球は魔力を感じません。それを時間差で使うのです』


 黒球を静かに祠の横に設置し、後は全力で攻撃を仕掛ける。

 しかし、それは罠でした。


 ルナさんに魔力を譲渡、時間差で攻撃を開始の術式をセットしました。

 癒しと加護と破壊の衝動の弱点は、敵と味方の判断をすることで魔力を得るのです。

 ココ先生はルナさんを明らかに侮っていました。黒球から魔力を奪う認識になかったのが敗因でしょう。


 しかし、一番大変だったのはルナさんで間違いありません。


 バレないように攻撃を全力でしながら、黒球をバレないように維持、操作していたのですから。


 そしてリリスもと素晴らしい位置取りをしてくれました。

 攻撃をしながら、絶対に黒球がバレないように誘導してくれていたのです。


 これが、全員の勝利です。


 防御さえ解除すれば、皆さんは確実に勝利してくれるでしょう。


 いえ、ヴァイスならきっと。


 ――後は、任せましたよ。



 ――【シンティア・ビオレッタ脱落】

 ――【リリス・スカーレット脱落】

 ――【ルナ・キャンディ脱落】




 十分後、セシル・アントワープが、クロエを倒し、祠を覆っていた防御シールドが消えたことを確認、破壊した。



 ――ココ脱落。

 ――クロエ脱落。


 ダリウス現存。

 ミルク現存。

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