341 白衣の天使vs(シンティア)➄
真正面からの攻撃だとは思わなかったけど、残念だったね。でも、若者が頑張るのは嫌いじゃなかったよ」
そしてココ先生は、私たちに手を翳しました。
止めを刺すために、魔法を放つ――。
ですが、残念ながら発動しませんでした。
「……そういうことか」
なぜなら、私たちは完全に魔力が尽きるまで攻撃していたからです。
そしてココ先生は、気づかぬうちに自身も魔力を消費していました。
祠への展開と、私たちを囲む結界の消費が戦ったのでしょう。
そして最後の攻撃を受け続けてしまったこと。
すべては好奇心が招いた結果です。
私たちの魔力がなければ、ココ先生も反撃をし返すことができません。
「おもしろい作戦だ。してやられたよ。ただ、私にだって奥の手がないわけじゃない」
それは嘘ではありませんでした。
驚くべきことに、ココ先生は剣を取り出しました。
今まで一度も見たことがない。
誰もが予想だにしなかったのでしょう。
そして次の瞬間、凄まじい速度で動き、リリスを――一撃で倒しました。
「――シンティアさん――」
彼女が、驚いた表情で落ちていく。
そして、次にルナさん。そして――私の胸に突き刺してきました。
「……さすがです。ココ先生」
「ふう、久しぶりに動くと心臓が破裂しそうだ。悪いね」
「いえ、ありがとうございました――」
そして、次の瞬間、後の祠がはじけ飛んだ。
ココ先生が驚いて振り返る。
「……ははは、はは、そういうことか。――ああ、すべてが罠だったんだな」
「はい」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます