2話
〜アリサ視点〜
「ううう」
私は起きたら知らない部屋にいた。寝る前の記憶を遡っていきようやく少しだけ、思い出していく。
私が薬を買って帰ってきたら、私の家族が白い髪の魔女に殺された事、魔女を殺そうとした事…
「あの魔女はどこに!」
私は寝ているベッドから飛び降りて部屋の扉を開ける。そこには、私の家族を殺した魔女がいた。
「あら起きたんだ!」
「私の家族を返せ!!!」
飛び掛るように魔女に突撃するが簡単によけれれてしまい空中に浮かされてしまう。空中に居る時は身動きができず何も出来なかった。
「いきなり襲ってくるなんて怖いな〜」
「なにこれ!?はなして」
「襲われるのやだから無理だよ。」
空中に浮かされたままベッドの方まで運ばれてベッドの上に座らせられる。ベッドに座ると同時にガチャという音がなる。
「これから、あんたに魔法を教えてあげるからちゃんと覚えなさいよ」
「え?なんで私に魔法を…」
魔女にとって魔法を教えるという事は自分の弱点をさらけだすと言っても過言じゃないのになんで…
「あんたに魔法を教えないと意味が無いのよ。あんたの親を殺してまで貴方を奪った意味がね。」
魔女の発言で私の頭に血が登ったのかもう一度飛び掛ろうとしてみるが直ぐに対応されてしまう。
さっきの空中に浮かせるのとは違って私の足を何かに固定したかのように動けなくなってしまう。
「私を殺そうとしても無駄だよ。魔法も使えない人間が魔女を殺すなんて無理だからね。まあそれに私を殺した所で本体は別にあるから意味無いけどね〜」
笑いながら魔女は、私の手にペンを持たせて魔法の授業をし始める。魔法の授業は分かりやすく魔力の事、魔法の事、魔力の正しい使い方なんかを丁寧に分かりやすく説明してくれた。
それから何時間経ったのか分からないが魔女は予定があるからと何処かに居なくなってしまった。
「この魔法の本を読んで魔法を勉強すればあの魔女を殺せる…お父さん、お母さん待っててね。絶対あの魔女に復讐してみせるからね!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます