第49話 勇者時代のボクでもアレは無理だわ……
「お に い ちゃーん!!」
「………」
VRゴーグルを外した
まんまと
「もー!なんで
「えー、そう言われてもさぁ、
おまえ俺の
「だから、
「それおまえのキャラじゃないだろキッショ」
「女の子に向かってぇ、キショいっていう言葉はないと思いますぅ」
「じゃあやめろ」
いまは…、
まぁまぁいい
「今日の
「カツ
「はいよー」
どーせ俺のマンガでも
俺はエロ本なんざ
「もー、お兄ちゃん
「俺はそういうことに
「えー、高2のクセに
「うるさいなー」
ぐだぐだとした
「やったー!いっただっきまーす!!」
「はいはい、いただきます」
ささっと
「えー、もうゲームに行くのー?
お兄ちゃんそのゲームにハマりすぎー」
と言いつつも
「ブーメラン
「それは言わなくていいんですぅ」
ぶーたれる
その
気づいた
がちゃん!
がちゃ、がちゃがちゃがちゃ…
ふふん、
してやったりという思いも
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「………………は?」
『いやぁ、やっぱりセイもそういうリアクションするよね!
早さヤバすぎだよね。ものの1時間で
ダイブした俺の前には、家の
うっそーん…
【みゅーっ!セイお
【
【がんばったみゅー!】
たたっ、と俺に
キラキラとした目が『ほめてー』と言っている。
「えーと、うん、がんばったなー」
よしよしと
「ムム、いるか?」
【いるみゅよ】
「えーと、これは…、どういう
【
oh……………
シーン…
「うん、よし、みんながんばったな!」
【みゅっ!】
【がんばったみゅ!】
「がんばったみんなにはごはんだ!」
【やったみゅー!!】
いやぁ…、この
いやいや、考えるのはやめよう、
『うわすっご、考え事してる?
手の動きめっちゃ速いんだけど。残像が…』
『かんがえながらおりょうりしてるー』
『あるじすごいー』
『えー……、勇者時代のボクでもあれは無理だわ…』
うーん、でもな…、あっ、《無害化》したから、ワームたちはワームではなくなっているのでは?
【兄ちゃんすっご】
【あれがいわゆる『かみわざ』ってヤツ?】
【すごーい!】
【わたしもやりたい!】
あとで《鑑定》しよう。
でもなぁ、ワームたちに建築を全て任せるのは忍びない…
あっ、新しい無害化したヤツを連れてきたらいいかな?
でも、どの魔物を無害化するか……
『セイ〜、聞こえてる??セイ??』
「はっ!」
ハッとした俺の前には、約90人分のごはんが出来上がっていた。
「あー、うん、みんなー、食べていいよー」
【【【【やったー!!】】】】
駆け寄ってくるワームたち。
最近分かったことがある。
ワームたち、すっごい大食いなの。
2倍でちょうどいいくらいにね。
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