第34話 月狐から目指せ九尾狐
前回のあらすじ:星降り島で特訓することになった。
薄々気付いてたけど
「んー、どれがいいかね…」
俺は俺で
「うん、これがいいさね」
渡されたのは白、青、藍色の布。いや、よく見たら着物だった。
「え?」
「ほれ、そっちの
なんか
えーっと?まずこれが上で、これが下で…、あれっ?これ、
男も
「えーっと、あれっ、あらっ、あらららら??」
いろいろこんがらがって相当時間がかかったけど、やっとこさ着る。
「セイ!次はこっちだ」
「あ、はーい!」
声のする方に行くと、
「これ
そう言って差し出された
木製の
え、これ
「ん〜?ぅわっ!」
安定しない。
やっぱり
グラグラしながらもなんとか立ち上がる。
「えーっと、
「ここで修行するにあたっての服さ。今後はそれで外を歩くんだね」
それって…、まさか
「えっ、えー……?」
しかたないので
最初は
たくさんの草花の中には、いつかの白いカーネーションもあったような気がするけど
「セイ、そろそろ戻っといで!」
「はーい」
朱乃さんに呼ばれて戻ると、何やら黒と銀の腕輪が2つずつ持っていらっしゃる。
「ほら、こっちにおいで」
「はい?」
腕をとられ、手首に銀色の腕輪をつけら、れっ!?
「おっ、おもっ、重いです!!」
「重くしたんだから
「えっ、いや、ちょっ、」
腕輪のせいで体が重く、
ますます重い。
うっ。
って、ん?この腕(足)輪…、魔力吸ってない?
ちょっ、めっちゃ吸われる!!
待って待って、魔力が切れる!!
「ちょっ、やばっ、えっ、」
「
こっ…、これも特訓ですかぁぁぁぁ────!?
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