医療について
さて。
先にリストした
・横浜銀行への口座開設
・弁護士さんとの面会
は終わった。
残りは
・歯科医
・赤十字の外来(4月21日)
か。
そういうわけで今日は歯科医について書き記しておきたい。
僕の場合、水頭症になる前の不摂生が原因で治療途中の歯が2本あり、さらに抜いてしまって空白になっている奥歯も2本あると言うのがその時の状態だった。特に治療途中の歯は芯が残っているだけの状態なのでこれはなんとかしなければならない。
そういうわけで僕は♂Aさんと相談して、この機会に歯を治すことにした。
ところで生活保護を受けている場合、医療費は行政が支払う。
これの仕組みは単純だ。
まず医療機関にかかろうと思った場合、連絡先は区の生活支援センターないしはヘルプ・マネージャーになる。
なぜか?
それは生保に対応していない医療機関があるためだ。
生活保護を受けている場合には医療費の支払いルートが異なる。通常は保険証を見せて相応の金額を病院に支払うのだが、生活保護の場合は医療券なる物が行使されて支払いが行われる。
横浜市磯子区の場合は最初にどこにかかるかを生活支援課に通知して、その後支援課がその医療機関に医療券を送付する。医療機関は医療券を使って治療代金を受給するため患者本人がお金を支払うことはない。
ところが生保に対応している医療機関としていない医療機関があることが少々厄介だ。歯科医はこれが特に顕著で、予約しようと思って電話をかけても『生保だとちょっと……』と言われて断られることが少なくない。
これは、実際に経験したから良くわかる。
さて。
インターネットで調べて近所の歯科医を片っ端から当たったのだが、これが思ったよりも難しい。どの歯科医も生保不可。
なぜなんだと思ったが、今になれば理由は判る。
生保の患者は歯科医視点では美味しくないのだ。
歯科医は基本的には保健医療外の患者を欲している。おそらくだが、保険医療だと利益が少ないのだろう。歯科医、特に審美歯科医は保健医療外でもいいからセラミックやらインプラントやらの治療をして欲しいという患者を探しているようだ。
ともあれ、一時間以上探した挙句にようやく僕はうちからほど近いところにある生保でもOKな病院を探し当てた。
ところで水頭症になって以来、僕はろくすっぽ歯を磨いていない。
あのね、歯垢やら歯石やらってあれ迷信よ? 多少歯垢があったとしても、それが虫歯には直結しない。多少口臭はするかも知れんけど、それだってデートの時に口臭防止のキャンディとかを舐めていればなんとかなる。
むしろ毎日研磨力最強の歯磨きで歯を削る方が害であるとすら今では思う。
ちょっと考えればみんなも同意してくれると思う。みんな毎日寝る前に歯を磨くでしょ? そんで朝になったらまた歯磨きって、これってなんかおかしくない?
確かに寝てる間に菌は繁殖するかも知れない。でもそれが原因で虫歯になるとは俄かには考えにくい。
今時はリステリンなんてアルコール度40%の口内消毒薬すらある。それで口腔内の菌を壊滅させたら、8時間後に起床した時にまた歯を磨かなければならないほど菌が繁殖しているとはあまり考えられない。
確かに食後の歯磨きには意味がある。食後はおそらく口の中は菌だらけだからね。歯間ブラシで歯と歯の間を掃除するのも頷ける。
しかしですね、特に夜は食後に歯を磨いたらそれで十分じゃない? もっと言うならそれすらセレブな行動だと僕は思う。
それはともかく、僕は横浜銀行に口座を開設した帰りに歯科医に寄った。
歯科医に行くことは事前に言ってあったので、医療券はすでに区役所から送られている。
受付で名前を名乗り、診察室に通される。簡単な質疑応答ののち治療開始。今回は治療途中の奥歯がターゲットだ。これの周囲を綺麗に掃除してからシリコンで型を取る。通常の治療よりもずっとスピーディだ。
型が取れたらその後歯石取り。歯石を取るのは痛いのであまり好きではないのだが、とりあえず前の方だけ歯石を取ってもらった。
その日はそれで終了。
支払いがないので、次の予約を取ったのちすぐに放免された。
生保だと時間がかからないのでかえって快適かも知れない。
一週間空けてから再訪問して作られた歯をはめてもらった。どうやら腕の良い歯科医のようで、一撃でピッタリとはまる。若干の高さ調整は必要だったが、それでも速い。
これで治さなければならない部位はあと3カ所になった。
いつまで生保があるか判らないので、とりあえずはこの立場をフル活用して歯を治してしまおうと思っている。
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