第2回 愛と生存のデスゲーム道中記〜センジュ氏、デスゲーム2回目の生還と目標について〜

──生きてましたか。


センジュ:コスゲたんを推すには命あってこそですからね!お久しぶりです!


──センジュさん、2回目のデスゲームへの参加及び生還おめでとうございます。


センジュ:ありがとうございます!今回もコスゲたんはサイコーでしたよ!何から話しましょうか!


──そうですね、では前回の反響から。めちゃくちゃ炎上したんですよ。


センジュ:見ました見ました!届きました誹謗中傷殺害予告!ちゃんと開示請求済みですよ!


──「沢山人が死んでるのにその態度はないんじゃないですか?」

「殺人ゲームの主催を肯定するとか実質犯罪者だろ、豚箱に入れとけ」

「昔付き纏われたストーカーに言動が似ててただただ不快」……沢山のお便りが届きました。


センジュ:コスゲたんからのお便りはありましたか!?


──なんであると思ったんですか?はい、まあ幾つかセンジュさん宛の真面目なお便りはありましたのでお答えいただいてもよろしいでしょうか?


センジュ:住所とかプライベートなこと以外なら!ポストに汚物とか入れられたくないんで。


──デスゲーム・ディスコさんからのお便りです。

「前回のインタビュー見ました!色々な意見があると思いますけど、俺は恋に一生懸命なセンジュさんの姿を見て勇気をもらいました!そこで質問なんですけど、思い切って好きな子を初デートに誘うならどんなデスゲームが良いと思いますか?」


センジュ:それなら僕が今回参加したデスゲーム「サバイバル・オブ・デス」とかピッタリだと思うよ!孤島に集められて、最後の1人になるまで生き残るやつ!


──好きな子と死に別れろというのは中々斬新なアドバイスですね。


センジュ:違いますー。今回みたいに愛があれば二人でクリアできるって話!それに考えてみてよ。無人島に閉じ込められる男女、極限の状態の中、力を合わせて謎を解き脱出の糸口を探す!完全にデートだよコレ!つまりまあコスゲたんは実質今回僕とデートしてくれたって話ですね。


──あの島でセンジュさんが手懐けて乗り回して挙句に一緒に脱出したギミックの虎は一人とは数えません。ああ、私としてはデートするなら原宿の脱出ゲームなどがオススメですよ。

……続きまして、コスゲ同担拒否ガチ勢さんからのお便りです。

「第1回のインタビューを拝見させていただきました。まず結論として、貴方とコスゲでは釣り合いません。私は五年間コスゲと彼女が主催するデスゲームについて研究していますが、コスゲは貴方のような野蛮で無神経で押し付けがましい獣のような感情を向ける輩に関心を向けることはないでしょう。貴方の為を思って、もう一度忠告します。貴方とコスゲでは釣り合わないので、彼女について語るのをやめてください」


センジュ:やだ


──はい。コスゲタンさんからのお便りです。「センジュさんこんにちは。ワタシはコスゲではありませんが、センジュさんが前回のインタビューの最後に言ったコスゲへの愛の言葉のせいでなんだかドキドキしてしまって、夜も眠れません。おかげで仕事で使っている動物の餌やりを一回忘れてしまいました。どうしてあんな甘ったるい言葉を残したんですか?コスゲに取り入ってあわよくばデスゲームも甘々にしてやろうとか考えていたんですか?そこのところ、どうなんでしょうか」


センジュ:まさか、本気で惚れてるだけだよ。この想いは本当は直接会って伝えたいんですけど……今回は会えなかった……うぅ。


──コスゲの名前を叫びながら虎でドリフトしつつ島のトラップを潜り抜けて行くセンジュさんはさながらアクションシーンだけに予算を割いたCG映画のようでしたよ。


センジュ:カッコよかったですか?


──切り抜きがSNSでバズって今女子中高生に人気らしいですよ。どうでもいいですけど。お便りは以上です。

本題に入ります。2回目となる今回のデスゲームの内容についてですが──


センジュ:コスゲたんの虎は元気だから安心してー!


──センジュさん。孤島のデスゲームではどのような困難に直面しましたか?


センジュ:食料や水の確保、過酷な自然環境での生存、他の参加者との競争など、さまざまな困難に直面しました。飢えや疲労、孤独感など、心身ともに限界に追い込まれる状況でした。


──やればできるじゃないですか。そのような過酷な状況の中で、生存のためにどのようなスキルや知識を身につける必要がありましたか?


センジュ: 食料の調達方法や火のおこし方、水の探し方、シェルターの建設など、基本的な生存スキルが求められました。また、野生動物や植物の知識、地形や気象の理解も重要でした。正直、こう言った無人島、ひいては自然環境の中で行われるデスゲームを想定していなかったわけではありませんから。事前に研究やトレーニングを行っていた甲斐がありました。


──虎の調教も事前研究で身につけたんですか?


センジュ:それはデ○ゴスティーニですね。


──注釈が増えましたね。後でどのシリーズか教えてください。次の質問です。今回はコスゲに会えなかったということで。次回もどうせ参加するんでしょうから意気込みをどうぞ。


センジュ:はい。デスゲームと聞くとやっぱり孤独な戦いを連想しがちですが、今回のデスゲームを通して僕は協力やチームワークの重要性を学ぶことができました。


──センジュさんは今回、人間との会話は一度もなかったので虎との協力やチームワークの重要性を学んだということで。


センジュ:そうですね。ですので次回はより円滑な連携を図るためのコミュニケーション能力を向上させたいと思っています。デスゲームの舞台にもよりますけど、まあコスゲたんはいますから。どんなコスゲたんともパーフェクトコミュニケーションを取れるようにまた勉強しないといけませんね。


──最後に、応援してくださる方々や今後の目標についてメッセージをお願いします。


センジュ:応援してくださる皆さん、ありがとうございます!僕の目標はこれからもいつまでも、コスゲたんを愛することだけです!次回こそはコスゲたんに直接!この溢れる想いを伝えて見せますよ!

……とても困難な道のりだと思うけど、皆さんの応援が僕の力になっています、引き続きご支援いただければ幸いです。お便りドシドシお待ちしてまーす!


──ありがとうございました。次回のデスゲームでのご活躍を心から応援しています。頑張ってください。


センジュ:やば、そろそろミズモト散歩の時間だ!


──私はセンジュさんと出かける約束をした覚えはありませんが。


センジュ:あ、虎の名前です。


──嫌がらせですか?


センジュ:違いますー。僕あんまり友達多くないんですけど、だからこそ大切にしたいと思っていて。ペットには友達の名前をつけるようにしているんですよ。


──私はセンジュさんの友達になった覚えはないので本当に不快なのですが、改名してくれませんか?


センジュ:それじゃあすみません!また次回もよろしくお願いします!


──こーの……ふぅ。はい、ありがとうございました。次回があれば、お楽しみに。

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