　手羽先（木村拓哉似）と冨樫（町田啓太似）は、同じつくば警察署で働く上司と部下の関係だった。冨樫は事件のあと帰宅すると、彼女の成美（石田ゆり子似）がベッドの上で自殺していた。悲しみに暮れる冨樫は、その後刑事の職を辞して警察を離れる。3年後の2015年冨樫はアルコール依存症の私立探偵になっていた。　　

　よく訪れる研究学園駅近くのバーでバイトとして働く詩織（深津絵里似）を気にかけるようになる。手羽先刑事は元刑事の虹子（米倉涼子似）と結婚し、彼女の父親である温井音生（ぬくいねお）（伊武雅刀似）に紹介される。

　温井が彼の執事、野崎（及川光博似）とともに、自宅進入した常陸太田市出身の羽黒（神田正輝似）と薬物中毒の飛騨（松本潤似）に殺害された。羽黒は佐竹氏の末裔だ。

　しかしその犯人である羽黒と飛騨も、死体で発見される。父親の死に不審を抱いた虹子は、私立探偵をしていた冨樫に調査を依頼する。真相を追求していく冨樫と、虹子の周辺には不思議な事件が起こるようになる。死んだ温井と犯人の羽黒に常陸太田市出身という共通点を見いだした冨樫は、真相を確かめに常陸太田市へ足を運ぶ。

　虹子の自宅でガス爆発が起こり、命を取り留めた虹子は不破病院に運ばれる。見舞いでつきっきり手羽先刑事の代わりに、冨樫と詩織は着替えの下着を取りに虹子の自宅へ向かう。そこであるものを発見した冨樫は、手羽先刑事と虹子の父親の音生と殺害犯の羽黒に共通点があることに気がつく。再び訪れた常陸太田市で手にいれた情報から、冨樫はこの事件の真相を知ることになる。