ロマンとリアルが、ぎりぎりバランスを取った素敵な小品。
無礼な言い方を許して頂くならば「馬脚をあらわしていない」。
はやぶさ2は、火星より手前の小惑星「リュウグウ」まで3年半をかけて到達し、1年のミッションを行い、1年半をかけて地球に帰還しました。
実際のミッション、実際の運用を詳述すれば、物語としては「退屈」に堕す。
でも、21世紀の今日、地球と火星で長距離恋愛なんて、少しの違和感もなくリアリティを感じられる私たちです。
そして、きっと、どんな時代になっても、人の営みの基本は変わらない。
コロナ禍の3年間でも、合いたくても会えない人が大勢いました。
遠くの愛しい人に会いに行く。どんな時代でも、私たちは、そんなシチュエーションに瑞々しいロマンを覚えるのでしょう。
蛇足ですけど、他の方も指摘されている様に、私も、新井素子の『星へ行く船』をまず思い浮かべました。
作者からの返信
デリカテッセン38さん
新井素子を知っている方がいて、わたしは嬉しいです。
「星の船」という言葉を聞いて『星へ行く船』を思い浮かべました。
宇宙のような気持ちになるけれど、昔からあることばで、織姫と牽牛が会うための船だと知って驚きました。
それで、このような話になりました。
わたし、宇宙が好きで、JAXAも行きました。
はやぶさも見ました。
ロマンがありますよね。
いつか、星の船に乗って、遠距離恋愛している恋人に会いに行く日がくると思います。
そう!
コロナのことも、もちろん頭にありました。
会えない、触れ合えない。
それはやはり、さみしいことなのです。
新井素子っぽい
作者からの返信
月森乙さん
そう!!!
「星へ行く船」のシリーズですよね。
わたしも脳内にありました。へへ。
西しまこ様。
織姫と彦星のようにロマンチックー!
私も夜の海を渡る、星の船に乗りたいなぁ。
作者からの返信
綴さん
そうそう、そういうイメージなの。
わたしも星の船に乗りたいです。